裏磐梯 ジュンサイの旬です
投稿者: Yokota-2010/07/28-生産者突撃日記
裏磐梯のジュンサイ農家さんに行ってきました。
今年は春先の天候不安定が響いて
質は去年より落ちるそうですが、
全国的にみたら上物ジュンサイ。
今年も手摘みで採って、丁寧に3日かけてあく抜きし、
一つずつ瓶に手づめしました。
一番価値の高い、葉が小さくヌラの多い「極小サイズ」。
料亭なら一粒百円単位になる高級食材です。
つけ合せにすることが多いですが、ポン酢や砂糖醤油で食べると
喉越しがチュルンとしていて涼しげで最高。
次が「中葉」
極上サイズが少し大きくなったサイズ。
値段も安くなりますが、ヌラの少なめに。
自宅で手軽にぽん酢で食べるのにお薦めです。
一番大きな葉っぱはヌラも少ないので
お吸い物にして、ちょっと贅沢さを楽しめます。
裏磐梯は何カ所もジュンサイ沼があります。
そのうちの一つでジュンサイとりをしていたので
撮影させていただきました。
裏磐梯、夏の風物詩ですね。
今年のジュンサイも人気で予約待ちも出るほど。
味わいたい方はお早めにご注文ください。
会津一老舗のりんご農家
投稿者: Yokota-2010/07/26-生産者突撃日記
会津は果物栽培がさかんな所です。
特に会津坂下町と美里町では「りんご」「もも」「ぶどう」などが多く、
フルーツ王国ふくしまの底力を発揮しています。
今日訪れたのは会津坂下町のSAGARAさん。
なんと、会津で一番最初にリンゴ栽培を始めた老舗農家さんで、現在3代目!
りんご専用農家7人と「会津坂下りんご研究会」を立ち上げ
ジュース担当をしているそうです。
今回、シードルチャレンジをするのもこのりんご研究会で、
SAGARAさんはシードル担当者でもあります。
研究会のメンバーはほとんどが個人向け販売。
それだけ自信があるリンゴを作り、食べた人から評価が高いということ。
この方々のリンゴで作るシードルはどれだけ美味しいでしょう!
80年もののリンゴの木を見せていただきました。
「りんごの木はだんだん中が空胴になるんです。
それでもリンゴの実をつけるんです」
りんごの木は通常60年ほどで実をつけなくなるそうですが
80年たっても立派な木です。
愛情をかけて育てているので今でもりんご畑の中にちゃんと元気に残してあるのです。
こんな果物農家さんが集結しているリンゴ研究会があったなんて
会津もまだまだステキなものが隠れていそうです。
会津坂下町とシードルにチャレンジ
投稿者: Yokota-2010/07/22-生産者突撃日記
猪苗代町にある福島一小さなワイナリーにいってきました。
今回は坂下町が地場リンゴを使ったアップルシードルを企画、
素材広場とタイアップすることになりました。
製造をうけてくださったこのホンダワイナリーさんと初の打ち合わせです。
会津はりんご農家さんがたくさんいるのですが、
少しの傷や色のよくないものは規格外商品になってしまいます。
一部はジュースに加工されるのですが、最近ではジュースも飽和状態。
坂下管轄だけで毎年500tものリンゴが廃棄されているそうです。
その廃棄リンゴを目当てに山から熊が降りてきて、人や田畑に危害が及ぶこともあるそうで
なんとか廃棄リンゴを減らしたい、という思いと、
リンゴとしてはすごく上物が廃棄されるのはもったいない!という思いが重なり
シードル開発に行きついたそうです。
本来のぶどうをワインにする技術を活かし
シードル作りに取り組んでくださるHONDAさん。
りんごがたくさん捨てられている現状を知り
驚くのと、原材料がたくさんあることがわかって嬉しいそうです。
ホンダワイナリーの作業場を見学。
ブドウを撹拌する場所。
実と皮をある程度はずして仕込みの準備をするところ。
こちらは最初にワインが発酵するお部屋。
小さなワイナリーなのでタンクも小さいのが特徴。
「普通は木の樽にいれるのですが
うちではガラスの瓶。
小さいワイナリーだからできることです。
発酵している時のワインの動きがみえるんですよ。」
一本が23リットル。
フルボトルが30本が作れます。
隣が熟成室。
発酵が終わったものを熟成させるお部屋。
どちらもワインに優しい室温18度~22度で保たれています。
今回作るシードルは小さなサイズの330mlに決定しました。
封をあけてからは保管できないので、飲みきれるサイズであること
手の届きやすい価格であることを意識しました。
味はシードルの王道であるジュース感覚の甘めと
お酒好きでも飲んでみたくなるドライの2種類を予定しています。
9月に採れるリンゴから試作品を作成開始!
去年飲んだ方からは「いい出来!」との声も多いので楽しみです~。
地域密着型インターンシップ研修の説明会実施中
投稿者: Yokota-2010/07/16-なんでも日記
地域密着型インターンシップ研修事業が
今月末からスタートします。
その事前説明会を何回かにわけて行っていますが、
来る方たちの意識レベルが高い!
みなさん、自分なりに目的や目標を持っていらっしゃいます。
「観光産業」や「産業観光」に全国的に取り組みはじめ、
地域を元気にするには地域のファン作りが大事だと気付いた証拠でしょうか。
「自分が住んでいる地域を何とかしたい」
「学校を卒業したら、地域に役に立つ仕事に就くために今勉強したい」
など、すごく前向き。
私たちの方が刺激をいただいています。
説明会は今後も行っていきますが
個別に対応してほしい方がいれば随時ご連絡ください。
お一人からでも対応いたします。
栃木から視察団
投稿者: Yokota-2010/07/15-なんでも日記
栃木県河内地区の農政課やJAさんが
素材広場の視察にお越しになりました。
福島からみたら栃木なんて中心首都圏に近くて羨ましいのですが、
今後県内の旅館やホテルと連携をしていくことも検討材料の一つとして
素材広場の活動を見に来てくださったのです。
今回は経済産業省の生産履歴システムを導入してから初の視察でしたので
「道の駅たまかわ」と「ヴィライナワシロ」のご協力をいただき
玉川村初夏野菜のランチをご用意。
彩のきれいな「コリンキーのピクルスとドライトマト、茄子のマリネとモロッコいんげんのピリ辛いため」
女子が喜びそうな新鮮な食感。
牛蒡ってこんなに美味しかった!?と驚いたのが
「牛蒡の蜜煮と牛蒡のチップ」
2つの食感が味わえました。
「白河高原清流豚低温ローストと空芯菜巻き」
は皆さん豚肉の美味しさに驚いていました。
猪苗代産のコシヒカリとおみそ汁、桃の漬物もいただきながら
デザートは「豆乳のプリンとブルーベリーと変わりアイスクリーム」
いつもヴィラのアイスには驚かされますが、今日は「キュウリのアイス」でした!
まさに冷たいキュウリ!
今日も驚かされました(笑)
別に研修団体が入っていたところを抜け出して山際シェフがご挨拶にきてくださり、
ヴィラが取り組む調理法の紹介や、生産者とのつながりをお話しいただきました。
まさに新しい調理方法で実践しているので、みなさん興味深々。
食事後は素材広場の基本の考え、生産履歴システムの流れなどを私からお話し。
生産者側が売りたいから始めた事業と、宿側が買いたいからと始めた取組では
性質が違います。
素材広場は生産者側でも消費者の宿側でもない、中間の立場であることで
どちらの意見も聞き、調整できることが特徴だと思います。
福島に来たら当たり前のように福島の素材を提供でき、
その背景までも話せる宿がたくさんあれば
もっともっといい情報が伝えられると思うのです。
続きまして、移動して道の駅たまかわへ。
HOZUMI駅長がこの道の駅の取組をご紹介。
客層やお客様の動向、他にない素材で作る商品開発の大切さなどをお話しくださいました。
一番の新商品はお塩シリーズ。
福島県内ではけっこう有名な広野町のお塩やさんと連携したもので
空芯菜やトマトなど玉川村の特産品がドライになって一緒に入っています。
空芯菜のソフトに空芯菜のお塩をかけるのがお薦め!とのことで挑戦。
たしかにお塩が引き立てて甘さがマイルドになるような・・・。
ソフト・お塩単体でも十分おいしいです。
最後にみなさんで集合写真を撮りました~。
わざわざ北上してきてくださった皆様に感謝です!
TV取材中2
投稿者: Yokota-2010/07/10-なんでも日記
本日はBS-TBSの取材の続き日です。
今回は素材広場への思いや観光産業の現状などを
お話しているところと
事務所の様子。
「福島にはこんなにいいものがあるのに、活かしきれてない~」みたいな話です。
急きょ「こづゆ」を撮ることになり、
渋川問屋さんにいきなりお願いしました。
ホントに急なお願いなのに、快く受けていただき感謝の言葉以外おもいあたりません。
渋川問屋さんは、七日町通りにある会津の郷土料理店、宿です。
昔、海鮮問屋だった雰囲気を残しつつ、郷土料理を上品に提供してくれる
会津の代表的なお店。
いつもこづゆがメニューに入っているので、こんな急なお願いも聞いていただけました。
こづゆはホタテの貝柱とシイタケの戻し汁をダシにするめずらしい汁もの。
会津では冠婚葬祭にかかせないおもてなし料理です。
宴席でたべやすいように小さくカットした具材は縁起をかついだ奇数。
こづゆ専用の漆椀「手塩皿(手に塩をもったようなサイズだから)にいれてお出しします。
宿では一時期出すところが少なかったのですが
地元の味のみなおしで最近は出すところが多くなりました。
味は好みでしょうが、会津では大事なお客様に出すお料理のひとつ。
歴史を味わってほしいものです。
TV放送は7月25日になりました!
BS-TBS21時~21時30分「女子才彩」です。
ファンクラブ発足!?
投稿者: Yokota-2010/07/08-なんでも日記
花ホテル滝のや「ミニ講演会」してきました!
大雨の七夕の夜に集まってくださった方々に感謝です。
観光関係者以外に講演することはあまりないので
「宿での集客のポイント」「観光地域作りのプロセス」「いい素材がのびた事例」「これは言ってはいけない」など
地域活性の事例を含めてお話ししました。
私は観光での地域活性は3年かかると思っています。
○素材を見つけて企画し、商品化する。
○プロモーションをかける。
○メディアに掲載して始めて人がちょっとくる。
○メディアが見つけて広がる。
○人の注目度があがって、来る人が増える。
大枠ではこのプロセスで3年です。
途中にはいろいろと仕掛けや技術が必要ですが、
このやると決めてから3年間、どうがんばったかで明暗が分かれるのだと思います。
こんな話をさせていただいた後、懇親会へ。
顔見知りも初めての方もいましたが、話しが盛り上がったのが「綿」の花の利用法。
体験プログラムから発展して「植木鉢」販売、ほおずき市ならぬ「綿の花市」など
アイディアはつきませんでした。
知らないうちに「横田純子ファンクラブ」が発足していました(笑)
自称会長はいつもお世話さまのMASAYAさん。
懇親会メンバーは強制で会員とのこと(笑)
メンバーで記念写真をとって、ミニ講演会は終了しました。
楽しい時間を提供していただいた花ホテル滝のやさんに感謝です。
TV取材中
投稿者: Yokota-2010/07/05-素材広場取材裏ネタ
ただいまTVの取材を受けています!
今月末ころ放送予定のBS-TBS「女子才彩」という番組です。
いつもは取材する側なので、なんとなく慣れないまま取材開始。
本日の一軒目は「五峰荘」さん。
会津地鶏の生ハムを持参して商品紹介しつつ、宿もご紹介。
五峰荘は昨年新白河と会津を結ぶ国道289号が開通したことで、車台数も増え
温泉地としても注目されている新甲子温泉にあります。
日光国立公園の中に位置し、289号が開通するまでは温泉客くらいしかこなかったくらいの
空気のきれいな山々にかこまれた立地。
「山が近いから山の恵みを食べてほしい」と山菜やキノコはもちろん、
メニューに添える葉っぱも料理長が採ってきている宿です。
素材広場では、山の恵み以外のものをご紹介して、五峰荘の地産地消をお手伝いしています。
お客様がいなくなったのを確認して女子露天の撮影。
周りの山々ではもうヒグラシが鳴いているほど涼しい環境の中にある
10人以上は入れそうな岩露天が気持ちよさそう~。
緑が目に優しく広がります。
2軒目は会津若松市に移動して、高久の簗田さんの畑へ。
雲が出てしまい、畑から磐梯山は望めませんでしたが、
畑のカボチャ・キュウリ・トマトなどは元気に実ってます。
あと2~3週間で収穫を迎えるアカツキ(桃)も立派に育ってる最中。
畑でいろいろなお話しがきけました。
本日最後は河東町「ぐみのき庵」。
集落を一周して景色のよさを再認識。
ちょうど食べ頃!
木からもいで食べましたが、甘すっぱい!
自然の甘さって本当はこのくらいなんだろうなあ、と考えさせられます。
今回はインターンシップ事業の受け入れもしてくださるので
ぐみのき庵でできる体験プランを実施しつつ
地域が元気になるような仕掛けをしていきたいと思っています。
蕎麦は地元・強清水の地粉、野菜は自家菜園、水は清水
さらに、鴨までも地域産。
こんな蕎麦やは滅多にありませんから^^
天ぷらを揚げてもらって、あげたて蕎麦を撮影。
じっくり撮影すると、蕎麦はどんどん乾いちゃうのですが、
その度に水に通してくださったご主人・・感謝です。
撮影が終わって、お蕎麦をいただきました。
撮影用でいいと言うのに、わざわざ蕎麦も天ぷらも作ってくださって
あげたてをいただきました。
「たった10軒のところですが、
猪苗代湖の一番水を使って米を作ったり、専業農家がいたり
真面目な作り手がいるんです。
小さなところだから、ちょっと頑張ればいろいろできます。
蕎麦屋をきっかけに人が来るようになり、この地区が元気になればいい」とご主人。
素材広場と新企画でがんばってくださる強い味方。
慣れないTV取材もがんばってくださいました。
次の撮影は7月9日です。
会津 高久の野菜たち
投稿者: Yokota-2010/06/28-生産者突撃日記
会津若松市高久のYさんの畑に行ってきました。
大川沿いの砂地を活かし、土壌にあった南瓜や人参・トマトなどを作っています。
もう少しで南瓜が採れるかなあ、くらいのタイミングだったのですが、
畑では収獲に備えて立派に成長中。
この畑が磐梯山まで見えて、見晴らしのいいこと!
こんな中でおにぎり食べたら美味しいだろうなあ、と思いました。
トマトはハウスで育てていますが、すでに6段まで育って収獲真っ最中。
採れたてのトマトは青身の感じる新鮮さ。
昔ほど青臭くないものの、新鮮なトマトはやっぱり香りがしなくちゃ!
トマトは毎日収獲しますが、キュウリは朝晩収獲しないとあっと間に大きくなるのです。
「こんな小さなキュウリも明後日には立派な収獲サイズだよ」
すごい勢いで育つのですね。
「夜、ハウスに入ると葉っぱがカサカサ動く音が聞こえるの。
それはキュウリが育って葉にふれている音なんだって、教えてもらったのよね」
育つキュウリに押されて葉っぱが揺れる音なんてステキですよね。
夜中に来てこっそり聞きたいくらいです^^
「あとね、うちでは桃を作っているんだけど、
高久の桃は会津で一番最初に手掛けたから技術が高いの。
今でこそいろいろなところで作り始めたけど、
80代以上の人なら 高久の桃って言えばわざわざ買いに行ったねえって話をしてくれるのよね」
会津の桃の歴史がそんなに古かったとは!
今月になって会津若松の農家さんがたくさん増えてきました!
今年の夏から秋はたくさん野菜が揃いそうです。
内閣府「地域密着型インターンシップ人材育成事業」パネルディスカッション開催
投稿者: Yokota-2010/06/27-なんでも日記
6月26日 内閣府・地域密着型インターンシップの広報を兼ねたパネルディスカッションが行われました。
4事業(株式会社彩り 株式会社四万十ドラマ、モクモクファーム、素材広場)の代表で
事業への意気込みや地域がほしがっている人材などについて話しました。
モクモクファームの木村社長が送れるとのことで、急きょ篠原さんが登壇!
初パネラーでちょっと緊張?!
そんな篠原さんを横目に、横石さん、畦地さんは慣れた様子。
それぞれの事業説明と考え方や取組について、熱く語っていました。
素材広場は唯一の観光分野での人材育成ですので
3事業とは違う観点である「これから観光産業を担う人材」を基準にはなしました。
一時間遅れで木村社長が登場しましたが、一気に木村節全開で会場を笑いの渦に^^
お三人ともさすが!という感じのパネルディスカッションでした。
参加者は230名ほど。
質問もたくさんでて、会場の意識の高さも痛感。
まずはスタートを切りました!
1人でも多く参加してほしいです!!