会津身不知柿のもぎとり

 

会津は「会津身不知柿(あいづみしらずかき)」が特産品です。

身不知柿は、細い枝に身の程知らずなほど実を付けることから
名前が付いたといわれています。
昔は会津の家に身不知柿の木が1本はあったほど普通に食べられている柿ですが
実はシブ柿。
会津ではこの身不知柿をもいで焼酎で「さわす」ことで独特の甘みを醸し出す技を受け継いできたのです。

今回は門田町の柿農家さんの柿どろぼうをしました。

身不知柿は霜があたる前にもいでしまわないといけません。

脚立に上って全部もぎとりします。

今回は農家さんが監視役で立あいです^^;

柿をもいでから枝をきれいに切り取らないと
重ねた時に柿を傷つけちゃいますからね。

農家さんがもいだ柿はちゃんと選別してさわしてご贈答用になります。
どろぼうしたものは私たちがさわしてみました。

ちゃんと渋が抜けるか・・心配ですが
愛情込めでもぎました!

 
 
 

ニイダヤ復興の2歩

 

新潟TV21の方々が震災後の福島を応援してくれています。
今回もニイダヤ復興プロジェクトのTV取材でした。

素材広場の会員さんであるニイダヤさんは
いわき市四倉港のすぐそばで魚加工をしていました。
3月11日の地震の時に、大きな加工所がギシギシ音を立てて揺れたのをみて
「ただごとじゃない!」と避難。
押し寄せた津波は6mとも10mとも言われていますが、その津波には合わずに済みましたが工場は全壊被災。
工場の復活なども考えられない日々でした。

私が会えたのは7月。
その時も加工所の復活よりは「いかに生き延びるか」を強く感じましたが
その言葉の中で出てきた「真空パックできる機械があれば商品は作れるんだけどね・・・」
私たちができる小さなお手伝いの始まりでした。

素材広場のインターン生がニイダヤさんに会い、
その後ニイダヤさんの復興のために!と
復興イベントで売りあげたものを積み立てていきました。
そして新潟の大学生たちも賛同。
「何が福島のためにしたかった!」
ニイダヤさんによって心強い応援団ができた瞬間です。

今回は新潟の大学生の取組を中心にしたTV取材でしたが
ニイダヤさんの元加工所にもいけました。

復興に向けて、工場は解体を始めていました。
すぐ近くに、新しい工場を建てる予定です。
津波の怖さを知っていても
「海を見ながら仕事してると年とらないよ」と笑うニイダヤさん。
これも海にいきる職人の強さだと思いました。

四倉港では3隻の漁船がお正月を迎えました。
まだ漁には出れませんが、国旗を掲げた船の姿が美しかったです。

新潟TVは11日の放送予定だそうです。
見れる方は是非ご覧ください^^

 
 
 

2011-ねずみ小僧出動!

 

今年もねずみ小僧が出動しました!

被害者は去年に引き続き・・・坂下のSさん。
ねずみ小僧にリンゴを採られてがっかりしてます。

ねずみ小僧がこっそり集合してりんごの見極め中。

「これなら今年もいいリンゴそうだね~~~」

生食用に採った後に残っているのは
「葉っぱの影になってしまったゆえに、色づきが悪かった」リンゴや
「木の枝にぶつかって傷ついてしまった」リンゴなど。
もちろんA品のリンゴと同じように育てた味のいいものばかり。

生産者に見つからないようにこっそり盗みます。

去年は中学生が多かったですが、今年は女子が中心。
ねずみ小僧のキャッツアイバージョン^^

生産者のSさんが新聞の取材を受けました。

その合間を見計らい、こっそり畑のリンゴを全部いただきました!

今年は送りつける宿のために、段ボール詰めの作業がでました。
コンテナでは回収が大変だということがわかった反省です。。

段ボールにリンゴを詰めていきます。
もちろんねずみ小僧はリンゴ農家ではないので詰めるのはど素人。
苦労しながら1箱に40個~50個ほどを詰めていきました。

詰めているうちにだんだん上手になり、段ボール詰めもプロ級!?

盗んだリンゴは段ボール30個分になりました。
今年はほしい!と名乗りをあげている宿7軒にお届けします。

追加でほしい人も受け付けますよ♪

 
 
 

リンゴジュースできました♪

 

今年も相良さんちのリンゴジュースができました!
注文していたリンゴジュースと共に相良さんもきてくれました。
今年のリンゴは量が少ないものの、甘味がのって質がいいそうです^^

一年間かけて大事に育てたりんごたち。
生で食べてもいいですし、ジュースになっても味の良さはかわりません。

相良さんちのリンゴたちは県内のジュース加工所で絞られます。
なんにも入れないリンゴを絞っただけの無添加。

りんごジュースで乾杯♪

リンゴのそのままの味であまい~。
でもさっぱりとした口あたり。
いくらでも飲めちゃいます(笑)
「何も入ってないから、早めに飲んで~」という相良さんの声をいくまでももなく
30分後には空になってました^^

 
 
 

沼ん平の蕎麦祭り

 

喜多方市山都町の「沼ノ平(ぬまんたいら)」
喜多方市建設事務所長の誘われていったのが「そば祭り」
山都町は業界では有名な蕎麦の名産地ですが
同じ町内の沼ノ平らもそばどころ。

15時集合で、15時から酒のみ(笑)

料理はすべて沼ノ平のお母さんたちが作った今日の味。
お父さんたちは「いつも食べてるから~」と言うけど、すごく山の味。
ウドの塩漬け煮物、ムキタケのクルミ和え、ムキタケの煮もの
旬の天ぷらにはカボチャ、ゴボウと人参、ムキタケ、小女子
そして男三人衆が売った手打ちそば。
普段の味がいかに素晴らしいか実感した沼ノ平です~^^

 
 
 

ニイダヤ復興応援団

 

四倉漁港の近くで魚の加工をしていたニイダヤさんの復興プロジェクトを進めていますが、
今回強い助っ人が現れました。
新潟大学の12名。
会津出身の子や郡山出身の子、そして新潟出身など、それぞれが福島を応援したい人ばかり。
「何かしたかった。
ただ募金とかではなく、目標のある支援」
最近の支援者が多く言葉にすることを、学生のみんなも思っていたのです。

今回は新潟の西田くんのコーディネートでニイダヤ復興プロジェクトを
一緒に展開することになりました。
今日は学生さんを連れてニイダヤさんに顔合わせ。
素材広場のインターン生も便乗です。

ニイダヤの賀澤社長。

今は避難所のお世話係りですが、
加工所復興を目指しています。

みんな真剣にきいてました。

が、私は14時30分からパネラーが・・!
ということで20分の滞在でいわき市江名を後にしました^^;

滞在時間は短かったですが社長に顔をみれてよかった!^^
真空器を早く買えるようにみんなでがんばります。

 
 
 

福島牛のゆくえ

 

今日、福島の牛が放射能に汚染された藁を食べたことで
出荷制限になりました。

その数日前に牛の飼育農家に取材に行ったのですが
アポを取った時は問題がなく、取材日は1軒の農家さんから問題発生した翌日。

「あと一軒でも出たら、福島の牛はダメになる・・・」
と飼育者の方から聞かされました。

翌日、おこってほしくない状態になりました。

牛は子牛を買ってきて、出荷するまで2年もの歳月を育てます。

愛情と、飼育者のプライドをかけて上質な牛を作り上げるのです。

今回出荷できなくなった牛は廃棄処分になります。

飼育者にとっては牛を処分し、これからの仕事がなくなる、という状態です。

今回、藁を食べさせてしまった農家さんは、藁が汚染されていたことを知らずにしたこと。
そして福島県の飼育者7000戸のうち14戸でわかっていますが、他の全戸も出荷制限です。
つまり藁も肉も問題ない農家も含まれているのです。

「このままじゃ、福島の牛はダメかもしれない」
そうつぶやいた農家さんの顔が脳裏から離れません。

福島は岩手・宮城と違い、原発問題を抱えています。
でも、福島にいる人は本気で福島の復興に取り組んでいます。
牛だけでない。野菜も、魚も加工品も、大丈夫なものがたくさんあります。
一つの事実だけでなく、広く福島をみてほしい。
それが福島の応援になります。

 
 
 

新潟からの応援!イチゴ農家さんのCM取材

 

北会津宮袋はイチゴ農家さんが多いところ。
出荷制限もなく、5月下旬までイチゴの収穫が続いています。

久しぶりにお伺いした斎藤さんのイチゴハウス。
美味しそうなイチゴがいっぱいです^^

大きな「紅ほっぺ」!
甘味が強くて人気の品種です。

すごく大きな紅ほっぺをもぎたてでいただきました!
おいしい~~~^^

ただ、完熟で収穫するので発送が難しいのが難点です--;

そうそう、今日は5月7日に新潟市で行われる「福島応援フェア」のCM撮影でした。

イチゴハウスの中で福島は元気に頑張っていることをPR。

5月2日から新潟で流れるそうですー。

緊張気味?の斎藤さん。

イチゴ農家さんの中でもがんばっている代表格です。

今回も宿への食材としてイベントでの販売として
たくさん協力いただきました。

農家さんが元気でないと福島は元気になれません。
元気な農家さんと一緒に頑張ります!

 
 
 

「牛を育てる」ということ

 

会津の原乳が安全宣言の出荷許可が出た13日。
雑誌の取材を受けて、喜多方の酪農家さんのところに行きました。
私自信が以前取材させていただいたことがある酪農家さんで
牛を大事に考えている、この酪農家さんが大好きです。

久しぶりにお会いしたのですが
奥様に「解除になってよかったですね」と声をかけたところ
「ほんとに・・・」と目に涙。
こちらがもらい泣きしそうです。

社長は「いや~大変だった!」と。
ちょうど子牛を産んだ牛が多く、急に乳を止めろと言われても止まるものじゃない。
「普通なら、一頭からたくさんの搾乳することが技術。
でも、今回は止めなくちゃいけない。
一番出る時に止めるのは大変なんだよ!」と。

搾乳しても出荷できないので捨てる。
その繰り返しの日々。
「会津は原発から100キロ以上離れているし、風上(かざかみ)なのに」
私と同じようなことを考えていらっしゃいます^^

取材も無事済み、帰り際には社長も奥様も笑顔でした。

会津の酪農家さんは10軒ほど。
その原乳を使い、牛乳にしているのが会津中央乳業さん。
牛乳やさんがいるから酪農家さんも牛を育てられる。
地域でつながる大切さがわかります。

その後、16日、17日の長野県安曇野の「福島応援フェア」に会津中央乳業のヨーグルトを持って行きました。
2日間で500個も売れるほどの大人気!
復活の一番搾りで作ったヨーグルトです。
みなさん買ってくださって感謝です!

食の安心が伝わらないと観光復興できない。
しばらくは食の安全宣言活動ですね。

 
 
 

田代シェフ&ジルシェフの会津生産者めぐり

 

本日は16日にヴィライナワシロで行われた美食会のシェフお二人をお連れして
会津の現場まわりにいきました。

シェフのお一人は
福島県川俣町出身であり、東京青山「ラ・ブランシュ」オーナーシェフ 田代さん。
(よくテレビや雑誌に登場されている有名人)

もうお一人は
フランスの、2つ星レストランに20年も選ばれているオーナーシェフの
ジル・トゥルナ―ドルさん。
(こちらも芦屋にお店があるなど、日本でも大活躍の方)

私、あまり緊張しないのですが、
このお二人の迫力には圧倒されました。

しかし、お話しを始めるとすごく気さくなんです。
「厨房では完璧を求めるけど、今日はリラックスタイムだから」と。
冗談もばんばん飛び出し、笑いがえたないお二人。
(もちろん、ジルシェフとは通訳の小池さんを通しての会話です^^;)

こんなすごいお二人をどこに連れて行こうか迷いましたが
「会津にしかないもの。これからも守りたいもの」をコンセプトに4カ所セッティング。

まずは門田町御山の「身不知柿(みしらずがき)」です

渡部さんの作業場ではちょうど選定とさわす作業を行っていました。

「もう、柿はぜんぶ採っちゃったから。
今は大きさを分けて、段ボールに詰めて、焼酎でわさす仕事だね。
今年は夏が暑かったから、色づきが悪いんだよね~」
とってもきれいなオレンジの中に、緑かかった柿がちらほら。
野菜だけでなく果物も今年の暑さはこたえたようです。

お二人からは
「どうやって食べるの?」
「生で食べます」
「ジャムや焼いては食べないの?」
「火を通すと渋戻りするんです。
 だから、生のままで食べるしかないんです」
「渋が戻るんだ!どうやっても?
 会津の柿はすごいねー。」
「低温でも渋が戻るのかチャレンジしたいね!」などなど
たくさんの質問が。
生産者の渡部さんが丁寧にお答えしてくれました。

会津の特産品である身不知柿(みしらずがき)は渋柿なんですが
焼酎をかけて2週間もおくと渋が抜け、独特の甘みがでるのです。
その渋抜きすることを会津では「さわす」といいます。

そのわさす作業の様子に興味しんしんなお二人。

段ボールに大きさが同じ柿を箱詰めしてから
ジョウロのようなもので焼酎をかけていきます。
たっぷり、というわけもないのに、これで渋が抜けるんですよ。不思議~。

「段ボールは2重。
いろいろやったけど、下に新聞紙を敷いたのが一番いいね。
今、御山の人たちはこの方法でさわしている人がほとんどだね。」

身不知柿をいただきました!

渋が抜けたばかりの固めと、熟成が進んだ少し柔らかめ。

渡部さんいわく
「若い人は固いのがいいっていうけどね、
会津の年寄りは少し柔らかいのが好き。」
ジルシェフも田代シェフも「少し柔らかいほうがバランスがいいね!」とのこと。

渡部さんの奥様から
「会津では柿と大根をあわせてなま酢を作るの。
大根は細く千切りにして、柿はそのまま生で6つ切りくらいでごろっとね。」
料理人に料理の仕方を教えてる~ 笑
しかも、田代シェフが感心していると
「大根あげっから、やってみて!」と
採ったばかりという感じの土付き大根を持参@@ 笑

ジルシェフも柿の美味しさに質問が次々に。
いろいろな料理メニューが浮かんだようです。

お土産に柿をいただきました~

続いて訪れたのは会津木綿の山田さん。

会津木綿は全国でも強さで有名だったので、織元が40近くもあったそうですが
今では2件が残るのみ。
会津木綿の特徴である縦縞を活かして、150種類ほどの模様を織りあげています。

織り機は豊田織機。
そう、トヨタ自動車の前身の親会社です。
本来なら博物館に入っていてもおかしくない年代物。
がんばって動いています。

会津木綿の機械を操る会津っぽなおばちゃん。

実はご近所の方で昔からの顔なじみです。

モーターと織機の音がすごい中で
世間話ししちゃいました(笑) 

こんな風に何十年も働く人がいるからこそ会津木綿は守られているのです。

お二人のシェフも食材ではない素材に興味深々。
「すごいなーー」を連呼していました。

午後は田代シェフが東京へ戻られたので
ジルシェフと一時間ほど車で移動して三島町へ。

会津地鶏を育てて、処理・販売までしている会津地鶏みしまやさんへ。

搬入してからの流れを工場の中で説明してもらいました。

ジルさんから
「この道具はなに?」
「解体の仕方は?」
「どうやって内臓をとってるの?」などといろいろ質問が。

「フランスの鶏は足が黒いのが最高級だけど日本では違うの?」

日本の鶏は黒い足はいないことを告げると
国の違いをおもしろく感じていただけたようです。

ちょうど地鶏の解体処理をしていたので窓ごしに見学。

テキパキとササミ・ムネ肉・モモなどとはずしていく手際が素晴らしい。

「みんな手際がいいね。すごい!
ちなみに一番高い部位はどこ?」

ササミが一番高いことをお伝えすると
日本ではどうやって食べるのかなど興味深々でした。

その後は事務所にて生ハムを試食していただきました。

「地鶏の生ハムは、前にも味見したことがあるけど
こんなには美味しくなかったね」とのこと。
十分美味しい!という嬉しい言葉をいただきました。

「この生ハムの間に地鶏の肉を挟んで、野菜と一緒に蒸してみてはどうだろう」

ジルさんからたくさんのメニュー提案をいただき、
次回に試作会に活用したいと思います。

さらに、フランスの生ハムは塩だけで味付けしているそう。
会津地鶏の生ハムもチャレンジです。

同じ町内にある飼育場へも行きました。

「卵から孵った日にここに連れてきて、寒くない環境で育てます。
その後は、なるべく自然に近い環境で
のびのびと育てています。

餌は配合飼料の他に会津産大豆をはじめ、会津産のリンゴなども与えています。
会津地鶏はブロイラーに比べて飼育期間も長いのですが
それでも牛豚と比べると短い分、餌のよしあしが肉質にとても表れます。

人が食べても美味しい大豆やリンゴは鶏も大好き。
争うようにして食べています。
その結果、うちの地鶏は肉質の旨味が高いと言われるのです。」

ゆったりした広さの中で育っている地鶏をみて
ジルさんも納得されていました。

最後は会津中央乳業へ。

HACCPの工場を上からみていただき、牛乳やヨーグルトなどを試飲していただきました。

ジルさんの故郷は乳酸品が生活に密着したところ。
「私たちのミルクの味に似ています。」
その言葉が美味しいとの証明です。

世界をみれば本物の牛乳より混ぜ物をした加工乳が増えています。
アメリカは特に薄めたりした低脂肪乳が主流とか。

「でも、一番美味しいのは酪農家さんが飲んでいる手法で
60度くらいの低温でじっくり30分くらいかけて殺菌した牛乳だと思います。
優しい甘さが口に広がり、牛乳の本当の美味しさが味わえます。
その味を再現したくてこの牛乳を作っています」
という、会津べこの乳。
ただ濃いだけでなく、自然な甘さが飲み飽きない上品さ。

ジルさんの試飲風景。

すごくかっこいい!

ジルさんが美味しいと言ってくれたべこの乳ヨーグルト。

会津の雪はしっかりした味なので新しい食べ方を提案していただきました。

これは、今後のお楽しみかな!?

中央乳業さんで記念写真。

ジルさん、すごく背が高いんです。
(私はそのまま。膝おったりしてません!^^;)

おまけに・・

「頭一つちがう~」とオモシロ写真撮影会。

誘拐された私^^; 笑

一日とても貴重な同行をさせていただきました!
この機会を与えてくださった山際シェフに感謝です。

 
 
 
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