会津坂下町とシードルにチャレンジ

 

猪苗代町にある福島一小さなワイナリーにいってきました。

今回は坂下町が地場リンゴを使ったアップルシードルを企画、
素材広場とタイアップすることになりました。
製造をうけてくださったこのホンダワイナリーさんと初の打ち合わせです。

会津はりんご農家さんがたくさんいるのですが、
少しの傷や色のよくないものは規格外商品になってしまいます。
一部はジュースに加工されるのですが、最近ではジュースも飽和状態。
坂下管轄だけで毎年500tものリンゴが廃棄されているそうです。
その廃棄リンゴを目当てに山から熊が降りてきて、人や田畑に危害が及ぶこともあるそうで
なんとか廃棄リンゴを減らしたい、という思いと、
リンゴとしてはすごく上物が廃棄されるのはもったいない!という思いが重なり
シードル開発に行きついたそうです。

本来のぶどうをワインにする技術を活かし
シードル作りに取り組んでくださるHONDAさん。

りんごがたくさん捨てられている現状を知り
驚くのと、原材料がたくさんあることがわかって嬉しいそうです。

ホンダワイナリーの作業場を見学。

ブドウを撹拌する場所。
実と皮をある程度はずして仕込みの準備をするところ。

こちらは最初にワインが発酵するお部屋。
小さなワイナリーなのでタンクも小さいのが特徴。
「普通は木の樽にいれるのですが
うちではガラスの瓶。
小さいワイナリーだからできることです。

発酵している時のワインの動きがみえるんですよ。」

一本が23リットル。
フルボトルが30本が作れます。

隣が熟成室。

発酵が終わったものを熟成させるお部屋。

どちらもワインに優しい室温18度~22度で保たれています。

今回作るシードルは小さなサイズの330mlに決定しました。
封をあけてからは保管できないので、飲みきれるサイズであること
手の届きやすい価格であることを意識しました。
味はシードルの王道であるジュース感覚の甘めと
お酒好きでも飲んでみたくなるドライの2種類を予定しています。

9月に採れるリンゴから試作品を作成開始!
去年飲んだ方からは「いい出来!」との声も多いので楽しみです~。

 
 
 

会津 高久の野菜たち

 

会津若松市高久のYさんの畑に行ってきました。

大川沿いの砂地を活かし、土壌にあった南瓜や人参・トマトなどを作っています。

もう少しで南瓜が採れるかなあ、くらいのタイミングだったのですが、

畑では収獲に備えて立派に成長中。

この畑が磐梯山まで見えて、見晴らしのいいこと!

こんな中でおにぎり食べたら美味しいだろうなあ、と思いました。

トマトはハウスで育てていますが、すでに6段まで育って収獲真っ最中。

採れたてのトマトは青身の感じる新鮮さ。

昔ほど青臭くないものの、新鮮なトマトはやっぱり香りがしなくちゃ!


次に見せてもらったのはキュウリのハウス。

トマトは毎日収獲しますが、キュウリは朝晩収獲しないとあっと間に大きくなるのです。

「こんな小さなキュウリも明後日には立派な収獲サイズだよ」

すごい勢いで育つのですね。

「夜、ハウスに入ると葉っぱがカサカサ動く音が聞こえるの。

それはキュウリが育って葉にふれている音なんだって、教えてもらったのよね」

育つキュウリに押されて葉っぱが揺れる音なんてステキですよね。

夜中に来てこっそり聞きたいくらいです^^

「あとね、うちでは桃を作っているんだけど、

高久の桃は会津で一番最初に手掛けたから技術が高いの。

今でこそいろいろなところで作り始めたけど、

80代以上の人なら 高久の桃って言えばわざわざ買いに行ったねえって話をしてくれるのよね」

会津の桃の歴史がそんなに古かったとは!

今月になって会津若松の農家さんがたくさん増えてきました!

今年の夏から秋はたくさん野菜が揃いそうです。

 
 
 

茱萸木庵(ぐみのきあん)のお蕎麦

 

打ち合わせついでに、先日食べられなかった茱萸木庵のお蕎麦をランチにしました。

茱萸木原の中で採れる蕎麦粉、鴨、野菜や山菜など、手が届く範囲のものを使い、

茱萸木原の今が味わえるお蕎麦やさんです。

今日の天ぷらは山菜がなくなったので、早めの野菜たち。

かほちゃ・ピーマン・春菊・茄子など6種類。

カリッと揚げたてでサクサクした食感が味わえます。

肝心の蕎麦ですが、見た目は少し黒っぽい田舎風。

冷水でキリッとした口当たりに、スルッとしたのど越し。

美味しい蕎麦でした!

お店も隠れ家みたいで、蕎麦好きにはたまらないロケーション。

こっそり食べに行きたくなるお店です^^

開店時間は11時~14時30分

毎週木曜日が定休日

会津若松市河東町茱萸木原(ぐみのきはら)
49号線の上り途中左側に「蕎麦」ののれんが目印。
左折して2~3分で到着です。

お蕎麦をいただいた後は、ご主人の畑を見学。

二十日大根、スイカ、人参など、お店で出すものから漬物の素材まで

作っているそうです。

この努力があって茱萸木原の味が楽しめるのです。

行ってみる価値ありですよ。

 
 
 

会津の果物満喫!

 


本日は会津若松の「がぶりガーデン」さんにお伺いしてきました。

ブドウ、メロン、サクランボ、桃、イチゴなど、果物を育てつつ果物狩りもでき、

さらにその果物を使ったお菓子屋さんも経営しています。

打ち合わせに行った今日は、メロンがたくさんありました。

メロンは大きくわけると三種類にわかれるそうです。

今美味しいのは中がオレンジのアンデス系のメロン。

「試食用」ということでいただいちゃいました!

「2時間ほど冷蔵庫で冷やしたくらいが一番おいしい」と教えていただいたので

事務所の冷蔵庫できっちり2時間ひやしました。

切り口がみずみずしく、きれいなオレンジ色。

今年は5月~6月と天候が良くなかったのに、糖度は十分。

田舎のおばあちゃんを思い出させるような懐かしい味がしました。

これからはサクランボが採れ始めるそうです。

佐藤錦も予約のみで発送してくれるそうです!

旬の素材は体にも優しい。

採れたての旬の味は幸せな気持ちにしてくれますね。

 
 
 

ぐみのき原の「茱萸木庵(ぐみのきあん)」

 

昨年10月に河東茱萸木原にオープンしたお蕎麦やさんに行ってきました!

ご自宅の納屋を改装して店舗にしたそうですが、

元々つかっていた杉の張りと新しい木のバランスが柔らかい空間を作っています。

お店の真ん中にある大きな囲炉裏がいい感じ。

打ち合わせにお伺いしたので、お蕎麦は食べませんでしたが

蕎麦も天ぷらの素材も米もこの地区のものだそう!

次は絶対たべたい!

店内の無線電波を拾うおちゃめなご主人。

蕎麦も打つし、畑で野菜も作る、漬物も作る、手作りにこだわる職人さんです。

そして、なにより茱萸木原に対して熱い思いをもっている方です。

小さな地域「茱萸木原」を次回は探検したいな~と思います。

 
 
 

『体験』会津の誇り 漆塗りの第一工程「木地師」に出会う

 

会津は蒲生氏郷の時代から漆器の産地として有名。

漆器は丈夫で禿げても塗り直しがきくことから、100年以上でも使える器です。

会津では今でも漆器の職人が日々繊細な作業をこなし、漆器文化を守っています。

そんな漆器は「木地師」「塗師」「蒔絵師」からなる分業制。

華々しい蒔絵師・塗師と違って、木地師は縁の下の力持ち的な存在。

でも、一番時間がかかるのも、会津の漆器を底から支えているのも木地師と知り、

会津サポーター会のメンバーによる生地師2件の見学が実現しました!

コーディネータは漆器職人と新しい事業展開をしている明天さん。

まずは「木地師 三浦」さん。

一代目が東京で木地師を初めて、現在4代目。

「先代が会津に移り住んで、現在に至ります。奥会津にはいい木があって移動してきたのでしょう。

昔より少なくなったとはいえ、会津には今でも腕のいい漆職人がたくさんいます。」

木を仕入れる時の話、仕入れてからの構想などとても興味深い話を聞かせていただきました。

工場に移動して作業様子の見学。

三浦さんは正面から仕上げていく「縦とり」の技法を守る方。

大きな丸物が得意分野です。

木地師さんが使う道具はすべて手作り。

「自分の手にあったものを自分で作ります。

木地師は鍛冶屋でもあるのです。

道具を自分で作れるようになって一人前と言えるのです。」

木地師は鍛冶屋!

微妙な角度や手に持った感じを自ら調整して道具を作るそうです。すごい!!

厳選して購入した木は一年ほどねかして乾燥させます。

それから荒削りしてまたねかせ、乾燥したらまた削る。

何度もの工程と時間をかけて漆を塗る前の木地に仕上げます。

三浦さんの作業場の奥には乾燥中のものが山積み。

時間がゆっくりすぎている別空間のような風景に、感動です!

こういう工程を経て完成した漆食器をみると

何人もの職人が技をつぎ込み、時間をかけたものだ~とありがたくなりました。

この作業を知れば決して高い品ではないし、

塗りかえしができる漆は日本の文化!素晴らしいですよね。

2件目は丸祐製作所。


ここでは木を横から作りあげる「横とり」で作っています。

「私はずっと横で仕上げていますので、三浦さんのように横ではできません。

横で仕上げている人も横ではできないそうです。」

同じ木地師でも作り方が違うのですね~。

横からだと長いものを仕上げるのに重宝するそうです。

丸祐さんの得意分野が「蓋物」。

開け閉めが「すーーっ」とできて気持ちいい!

ピッタリなのが手からも伝わります。

丸い玉も得意で数珠も頼まれるとか。

「糸を通す穴が大変なんです。

糸をクロスさせる穴がT字なので、そこに技術が要ります。」

なるほど!

やっぱり、一つのものを作り上げるのに長年の経験と技術が必要なんですよね。

今回初めて木地師さんの作業場をみて、会津の漆文化の奥深さにふれられました。

やっぱり現場に行くとおもしろい!

たくさんの漆器のことがわかりました。

 
 
 

会津地鶏 みしまやの挑戦

 

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会津地鶏を育て、処理販売までする会津地鶏みしまやで
会津の大豆を使った餌作りが始まりました。
鶏の餌は、味を決める大きな決め手にもなりますが
その餌を少しでも地元産にしていこうという取り組みです。
今回は大豆入りの餌を食べて育った会津地鶏とブロイラーの食べ比べからスタート。
料理人の腕がいいので、見た目にはまったくわかりません。
が、食べると歯ごたえ、味、食べた後の旨味などやっぱり違うのです。
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かけつけてくださったヴィラの山際さん。
昼間は米粉商品の発表会に出席されていて、ハシゴ状態。
食べた意見交換をしています。
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大豆の生産者の方々もいらっしゃいました。
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あいづ家のシェフとみしまや社長。
育てる人と調理する人が仲がいいっていいですねえ。
今回は会津地鶏のコース料理をいただきました。
前菜には金山の赤かぼちゃでシートを作り、
アスパラの産地らしく、グリーンアスパラと紫アスパラの2色焼きなど
会津地鶏以外にも地元のものがたくさん登場。
一品一品がボリュームもあるし、美味しい!
出てきたものひとつひとつが彩りがきれいです~
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最後に
まんまるいアイス。

 
 
 

相馬漁港 カニ解禁!

 

23日、相馬漁港の蟹が解禁になりました!
今年も7隻のカニ漁船が入港して、セリがはじまったそうです。
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セリの様子はこんな感じです。
一瞬でたくさんのカニが取引されていくのです。
今年は23日にサンプルカニをお願いしていたのですが、
落札で負けてしまったそうな・・・。
初物は仲買さんも本気ですものね 仕方ないか(泣)
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これはメガニ。
越前でいうならば、越前カニのメスカニ「せいこかに」です。
おなかにタマゴを抱えているのが特徴です。
このカニは足も食べれますが、内子(甲らの内側のミソなど)、外子(タマゴ)を
楽しみにしている人が多いですね。
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相馬では汁もののダシに使うことが多いそうです!
なんて贅沢な~~!!!と思うでしょ!?
でもいいダシがでるんです。
相馬にあがったカニだもの、新鮮なうちに県内で食べてほしい!
漁協さんのセリにお願いあるのみ!
*写真はおととしのものです

 
 
 

丑年で牛が登場した会津中央乳業

 

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会津中央乳業の売店前に登場したのが「ネプタ丑」。
毎年、会津坂下では干支にちなんだネブタを作っているそうですが、
今年は丑年なので、牛に関わっている会津中央乳業さんに
お祭り後の丑を預かってもらっているそうです。
顔の前にある「うっしっしー」の札をひくと・・・笑い声が(笑)
福笑いだそうです^^
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中央乳業の売店では、人気の会津の雪以外にも
ソフトクリームや牛乳、アイスが売っています。
会津中央乳業のヨーグルトを飲んだことがありますか?
すっごく濃くて美味しいんです!
一度おためしを!

 
 
 

川俣シャモの親子丼

 

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川俣シャモを手軽に食べるなら親子丼が一番でしょう。
川俣町には何ヶ所か親子丼を味わえるお店があります。
写真は日本橋「たまひで」さんに作り方を教わったこともあるお店の親子丼。
「たまひで」さんは鶏料理の専門店で、ずっと川俣シャモを使っていて
特に親子丼を目当てに長蛇の列ができるほど。
その味に近い親子丼が川俣町で食べられるのです。
モモ肉とムネ肉が入っていて、食感の違いも楽しめます。
川俣町農業振興公社Wさんのたまひでお薦めメニューは鶏会席膳だそうです。
「鶏のすき焼きが食べられるんですが、これが絶品!」とのこと。
予約じゃないと食べられないそうですが、予約してでも価値のある味だそうです。
来年の目標はたまひでのすき焼き!