やる気のある人が集うと

 

福島県 佐藤知事のお声かけで
福島の地域で頑張っている5人が集まりました。
その1人に選ばれてとっても光栄^^

私以外に、道の駅東和の駅長、フラオンパクをまとめる古滝屋の里見さん
首都圏から福島に移住して奥が深い喫茶をしている市川さん。
そして昭和村に移住して活動している尾崎さん。
すごく濃いメンバーです!

じっくり熱い会議をした後は懇談会。

酒どころ福島の地酒を語りながら地域のこと、福島の将来などについて
語る、語る^^
やはり、地域を元気にする人は自分も元気!

県庁の部長方々も参加して
熱いトークが広がっています。

そんな中、知事とツーショット^^V

福島を真剣に考えている佐藤知事、素敵です^^

道の駅東和(とおわ)の駅長。

物静かですが、内面の熱さがお話しの中でわかります。

小さな町 東和。
町民約250名を取りまとめて地元の野菜や加工品を販売。
今ではファミレス「びっくりドンキー」の添えたプチトマトは東和産。
これはすごいことです!
品質がよくないとファミレスには入れませんからねえ。

福島で活躍する人たちの話しが聞けてすごく勉強になりました。
やはり現場を知る人は素晴らしい。
その現場を知ろうとする行政も素晴らしい。
(行政悪口も言ってね、と知事は言っていましたが、関わるほどの行政の方の黒子の仕事には
関心させられています)

懇談会の後は別チームとの飲み会~。
福島市の飲み屋さんをじっくり楽しみました!

 
 
 

さんまは蒲焼き?!

 

2月2日はいわき湯本温泉で講演会にお呼ばれしました。

ついでに。
湯本が売りだそうとしている「サンマの蒲焼き」の試食会にも参加させていただきました。

いわきといえば、メヒカリが市の魚でもあり、人気の味です。

その影に隠れてしまったのがサンマ。

実は小名浜漁港の中で一番水揚げが多いのがサンマだそうです。

しかも、地元では塩焼きだけでなく、刺身、蒲焼きで食べるそう。

そこに着目したある方が「さんまの蒲焼きを名物に!」と立ち上がったのです。

今回試食したのは旅館こいとさん。

つやつやした表面が美味しそう~~。

さんまの蒲焼きは初めて食べましたが、ご飯が進む味付けで美味しかったです。

これで500円は安い!

試食会の後は講演会。

地元の方がご婦人がいたので

「さきほどのサンマの蒲焼き、自分が作ったほうが美味しいと思う方」との問いに半数の方が挙手。

味の調査ではなく、本当に作れるのか? 切磋琢磨している味なのか?を知りたかったのですが

結果は「地元の人が作っている定番メニュー」。これなら名物になりえます。

食後の講演会にも関わらず、真剣に聞いてくださった湯本の方々。

福島の中で海に近い温泉、そして鮮魚をもったエリアです。

地域活性にサンマを飛び立ててほしいものです。

 
 
 

二戸を変える熱い人

 

福島県より唯一ひろい県「岩手」
その中でも青森に接した「二戸」に初上陸しました。

講演会でお伺いしたのですが、二戸の名物「田口さん」が登場!
いや~熱いっす!

葉タバコを売りに行く大事な日だというのに
わざわざ顔を出しに来てくれました。
「やっぱりや-、熱意のある人じゃ~ないといけんのだわ」
ということから始まり、地域の話題、東大で行う講義のお話などなど。

ジョセイが大事、ジョセイのあるところに行くとおっしゃるので
会議室内にいた人たちは「女性??」という頭に???マークでしたが
「女性」ではなく「情勢」でした^^;;;
奥様一筋と聞いていたので私含め皆さん安堵です。笑

さて、肝心の何をしに行ったかというと
「着地商品の造成をどう作るか」

二戸の方々にお話しを聞いたところたくさんの素材がありました!
メイン素材になりそうなもの、サブ素材になりそうなもの。
「地元の人には価値のないものでも
外から見たら価値がある。
それこそが、感動してもらえる素材」
地元の人が気づいてないものもたくさんありそう~~。
まだまだ磨きがいがありそうです。
なにせここには
「ざしきわらしがいる!」じゃないですか!!!!

座敷わらしに並ぶ、田口さんのような元気な人がいる地域は
まだまだ魅力があります。
そして、行く価値があるエリアです。

福島も負けてはいけませんね!

 
 
 

金王八幡宮

 

今年の初仕事は
「渋谷の金王八番宮にいって算額絵馬を見る!」です。

天地明察を読んでから、一度は行ってみたい場所だった金王八幡宮!
念願かなって行ってきました。

通常は閉じている宝仏殿が御開帳!

全国的にめずらしい「扇型の算額絵馬」を見ることができました~~~。

江戸時代には和算が進化し、自らが考えた問題を絵馬として奉納することが流行りました。
その絵馬に書かれた問題を解く人も現れ、神社は一種の算術合戦の場になったのです。

その聖地が渋谷の金王八幡宮だったのです。

これらの絵馬は直径40cmを越えるほどの大きなもので
色も付けられています。
見ただけではとても解けるとは思えないほど、複雑な問題@@
作成者の強い自信と思いが込められているのが伝わりますー。

算額ができて、天文学ができないと作ることができなかった「暦」。

今年23年度の暦を買って帰ってきました^^
結構いい年かも~~

ついで・・
今年の箱根駅伝で優勝した早稲田大学の陸上部の子たちも必勝祈願していたとのことで
祝!早稲田大学 が貼られていました。

 
 
 

大雪-新記録

 

昨日からの大雪で会津では大雪新記録を達成。
過去最高は93cmだそうですが、昨日からの一晩で94cmだそう。
おめでたくはないけど、
この大雪に向き合ってる人たちとしては
「記録更新に納得」という感じです。

今まで会津若松で見たことがないほどの車の屋根の雪。

ちなみに、裏磐梯に10年通っていた私としては
あまりびっくりしないのですが
若松市内の人たちにとっては数十年ぶりの大雪です。

フェンスは1m30cmほど。
空き地の雪はぎりぎりまで積もっています。

これは車。

昨日2回も雪を片づけたのに、まったく無意味状態。

雪を片づけている人たちもお疲れ気味。

でも青空がきれいですね~という会話で
写メを撮ったり、けっこう和やかです。

会津若松では国道で立ち往生した車が続出したり、
運転をあきらめて歩いて帰った人がいたり、
除雪が間に合わなくて2車線が1車線になっていたりと
交通網が乱れています。
お越しの際にはお気をつけて!

 
 
 

大雪はコミュニケーション

 

ホワイトクリスマスを通り越して
真っ白な会津です。

昨日の夜はまだ1cm~2cmくらいだったのが
朝起きたら一面の銀世界!

写真は朝9時前後の様子。
30cmくらい積もっています。

夜中から出動してくださった除雪車のおかげで主要道路は
ちゃんと車で走れます^^

朝からの雪はやむことなく降り続け・・
午後にはさらに倍増。

バス停の半分にもなってます。

木々にも雪がつもり重そうです。

こういう気候の時は視界から色がなくなります。
「ホワイト」×「グレー」がすべてになり、
秋の赤や黄色が幻想だったそうな感じにさせられます。

でも、私的には嫌いじゃないです^^

雪をみなれない人がみると喜ぶ「車のゆきだるま」

雪国の住民としてはこれが一番やっかいです。

屋根の雪をおろすと車の周りに落ちて
山積みの雪をどけないと車が出せない。
通常で一台20~30分かかる作業ですね。

大雪になると思うことがありました。

普段は挨拶程度しかしない人と会話が増える、です。

今日も「ひどい雪ですね~」から始まり、
「敷地内の除雪車きたんでしょうか?」
「さっき、きましたけど・・。きれいじゃないですね」
「これで来たんですか~泣」

「さっき、入口ではまっていた車がいたので気をつけて出てくださいね~」

「除雪手伝いますよ!」

「明日まで降りそうですよねえ」

「これからお出掛けですか~?」

などなど。

除雪をしている時にご近所さんと会話します。

田舎は車社会なので
人に接する時間が意外に少ないのですが、
雪はコミュニケーションにすごく役立ってると思います。

大雪も、地域交流には悪くない!

大雪の中でも子どもたちは元気です!

そして
夜はさらに幻想的です。

ほっこりした雪がぜ~んぶを包んでくれている雪国の風景です。

 
 
 

ねずみ小僧参上!りんご泥棒の巻き

 

今日はねずみ小僧の日!
今年はりんご泥棒を決行です。

実は、会津はリンゴの特産地。
100年もの歴史がある、リンゴ農家さんがいます。
特に会津盆地の西側(美里町・坂下町)では果物農家が多く
秋には山側に柿のオレンジ色が広がり、平地にはリンゴの赤が広がります。

そして何より会津のりんごは極上品。
りんご農家さんたちは個人からの注文だけで予約がいっぱいなほどです。
でも、加工品リンゴが残りかち。
もったいないですが、捨てるしかないのです。

今年はその加工品リンゴをねらいます!

「ねずみ小僧参上!」の予告状。

今年のねずみ小僧は本当の小僧軍団。



ねずみ小僧、活動開始!

最初は手が届く範囲で採っていましたが
届かなくなると脚立を使って効率よく。
最後にはリンゴの木に登るほどねずみ小僧は活発でした!

収穫したリンゴは加工品用といっても、生食用を一緒に木にならせて
「少し色が悪い」「鳥がつついた」「形が小さい」などが理由のもの。
もちろん食べても美味しいリンゴです。

TVの取材、新聞の取材など
ねずみ小僧も大忙し!

りんごを採りながら取材を受けていました。

収穫が終わったら「リンゴサイコー!!!」の言葉で解散。
今年も無事にねずみ小僧がおわりました。

採ったばかり(盗んだばかり)のリンゴを軽トラにつんで
素材広場の宿へ配送にまわりました。

軽トラに25CSも積んで会津若松を走るのは目立ちますねえ^^;

宿の搬入口へ。
今日採ったリンゴは料理やスイーツ、貸切リンゴ風呂などに活用されます。

さて、次は何をねらいましょう?!

 
 
 

東北学院大-講義

 

本日は仙台の東北学院大泉キャンパスで講義をさせていただきました。

泉キャンパスは2度目。
地域活性に意識の高い柳井先生の受講生たちです。

観光産業の中で宿の位置が重要であることや
地産地消の意義など、実体験でお話しさせていただきました。

みんな真剣なキラキラした目で聞いていて
「会津VS伊豆」の話しでは笑顔満載^^
こういうのって楽しいですねえ。
こんな機会をくださった柳井先生に感謝です!

地域づくりには若者は本当に必要です。
でも、最初から地域づくりしたい!と思って地方に残る人はわずか。
だからこそ、地域に交流人口の必要性を感じてくれる若者の仕事場が必要なのです。
やる気のある若者こそ地方に残ってほしいですね。

そんなきっかけをインターンシップで感じてもらえたら。

「きっかけは自分でつくるもの。
  きっかけは自分を変えるチャンス」です。

 
 
 

裏磐梯-特産品の料理教室

 

本日は久しぶりな裏磐梯でのお仕事。
10年も通っていた、とても愛着のあるエリアです。

集客に結び付けるような特産品メニューをみんなで考え、
その中で今回は「カボチャ」と「花嫁ささげ」が課題でした。

久しぶりの宿の方もいて、懐かしい再会と喜びつつ
料理教室の開始です。

花嫁ささげ。
裏磐梯の特産品です。

標高500m~600mでしかならないという赤と白の豆です。
白い花には白い豆がなり、赤い花には赤い(くろっぽい)豆がなります。
標高が低いと花は咲いても実がつかない、という高原ならではの豆。
紅白の美しい色から縁起物とされ、「花嫁ささげ」とよばれています。

まずは花嫁ささげのシフォンケーキ。
先生は裏磐梯のペンションの奥様です。

卵を割るとことから始める本格的な料理教室。
参加者は裏磐梯の宿の方や在住の村民の方。
男性もお菓子を作るの始めて!といいながらもがんばっていらっしゃいました。

生地をつくって、花嫁ささげをまぜて。

卵の白身でメレンゲを作り、シフォンケーキの生地作り。

シフォンケーキを焼く器に入れて焼きます。

もうひとつの主役。かぼちゃ。

シフォンケーキの次に取り組んだのはかぼちゃのワッフル。
先生は裏磐梯の民宿の奥様。

かぼちゃは皮つきのまま、小さめにカットしレンジで火を通します。

その後、味付けしながら生地作成。

ワッフルを作れるプレート登場!
これがすぐれ物!欲しくなりました^^;

焼いたてのワッフルは柔らかい~。

出来たてと冷めたものを比べました。

冷めても美味しいですが、出来立てを食べれるのは料理教室の魅力です!

カボチャを千切りにして炒めてサラダ作り!

カボチャを千切りにするだけでレパートリーが増えることを実感しました。

完成!

花嫁ささげとカボチャで13品もできました。

カボチャの色がきれい~

ワンプレートにしても華やかさが食欲をそそります。

出来たての花嫁ささげ入りシフォンケーキ、カボチャのワッフル、花嫁ささげのスープ、カボチャの洋風サラダ。

他にもカボチャの一夜漬け、二日漬け、カボチャあん、花嫁ささげ蒸しパン、カボチャのスコーンなど
アイディアいろいろ。

何よりいいのが、宿の方や地元の方が普段作っているものだということ!
やっぱり食べておいしいのが一番です。

試食しながら意見交換。

「旬を活かすか?通年を意識するか?」
観光産業では旬ですが、流通では通年を求められます。

参加者の意識はお客様のためのメニュー。

ということで、旬を活かす!をベースにすることになりました。

他にも、
「全国でも屈指の極上品であるジュンサイをもっと活用できないか」

「特産品は新商品より、地元の人が食べている文化の味」

「あけびが採れるんだけど・・」 (すごい!!!!)

など、すごい情報交換ができました。

天然のあけびはいいですねえ。

あけびで焼酎を作っている人や
皮まで活かしたメニューを作っている人など、いろいろ出ました。

こういう「特産品を活かした普段のもの」が観光には魅力なのです。

おまけ。

お昼まで頑張ってくれた地元っ子。

マフィンを持って「いいかお~^^」ってしてくれました。

 
 
 

桑折町 視察

 

今日は西会津町の方々と福島県の北部、宮城県との県境に位置する「桑折町(こおりまち)」に
まちづくり視察でした。

桑折町は福島市から車で30分ほど。
奥州街道・羽州街道の宿場町であった桑折町ですが、
今は泊まるところはないそうです。

3年前から町づくりに取り組んでいて、
平成19年の桑折御蔵(こおりおんくら)のオープンをきっかけに
町の中にいろいろな仕掛けをしています。

その一つが月に一度のトラック市。

10数台の軽トラなどが並んで賑わっていました。

特産品のアンポ柿や手作りクッキー・やきそば、川俣シャモの焼き鳥など。
人気のコロッケは1個25円!
30分待ち~!

柚子も売っていました。
福島は柚子が生産できる北限の地、といわれていたのですが、
宮城の県境でも作れるようになったんですね・・(温暖化ですね)

お店の方が作った柚子。
たっぷり入って300円^^

「今日はにぎわってますね~」というと
「最近は結構いろいろなところから来てくれるようになったんだけど、
最初に始めた時はトラックは10台ないし、人はこないし、寂しかったのよ~笑」

つづけたからこそ、このにぎわい!
やはり続けることが大事です。

お昼を兼ねて「桑折御蔵」へ。

運営しているのは地元のお母さん方。
ボランティアだそうですが、元気いっぱい!
自分の町が大好きなのがわかります。

桑折御蔵を借りて改装して、運営するまでのお話し。
竹灯篭祭りのお話し。
ホタルで町おこしのお話しなど、ここ3年の取組をお話しいただきました。

お昼はおまかせ膳。
薬膳ご飯・名物の桑折さんちのだんご汁・煮物・焼き物・漬物、そして果物。

地産地消はもちろん、素材は持ちよりがほとんどだとか。
素材によって値段が少しかわるようです。

一番お薦めは「桑折さんちのだんご汁」。
「桑折町には会津のように特産品と言える味がないんですよ。
だから、素材にこだわって、地元の小麦と野菜・鶏肉を使っただんご汁を作りました。
普通なら小麦は漂泊するんだけど、うちではしていません。
化学調味料を使わないで、野菜と鶏肉のダシで優しい味付けにしています。」
最近はこのだんご汁目当てのお客様も増えて、認知されてきたそうです。
 (だんご汁だけなら300円)

「デザートの柿もみなさんが来るっていうから家から持ってきたのよ!」
頭が下がります・・・

午後は町中視察。

まずは桑折御蔵から800mほどのところに位置する
奥州街道・羽州街道の分岐点。

昔は家が建っていたそうですが、復元したそうです。

歩いて移動。

歩くといろいろ発見があるんですよね!

そして、大学生が作ったカフェへ。

空き店舗を改装して、人が集まりやすい空間作り。
本を読んだり、シフォンケーキを味わうことができます。

店内の本は地元の人たちから持ちよってもらったそうです。
アイディアでなんでもできる証拠です。

最後に、旧桑折役場へ。
ポスターになるほどモダンな作り。

中には日本で最古の木の自転車「三元自転車」を復元を見学。
本物はヨトタ自動車さんが持っているそうですが、普段でも公開していないほど貴重なものだそうです。
実際にのった人もいて、運転は難しい!とのこと。
一度乗ってみたいですね~。

桑折町は初めて行きましたが、おもしろいものがいっぱいありました。
福島にはまだまだおもしろい地域がありそうです!