南郷トマト ひと山500円!

 

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桧枝岐村のお宿さんへ、コンサル仕事をした帰り道
旧南郷村(現:南会津町)の国道沿いにある小さなお店に「南郷トマト」を発見!
大きな袋に入って「500円」 @@ 安い!!
あけてみると12個も入っていました~。
以前、南郷トマトを取材したときに教えてもらった一番美味しい食べ方は
「採ったばかりの青いトマトをまるかじり」
今回買ったトマトも収穫したばかりを教えてくれる青い色。
食べるとしっかりした歯ごたえに自然の甘さと酸味がバランスのいい美味しさ。
やっぱり採れたては美味しい~。
南郷トマトは青いうちに収穫して雪室に一晩保存してから出荷します。
雪室に寝かせることで熟成度がいいそうです。
スーパーに並ぶときにはちょうど赤くなっているそうです。
首都圏だけでなく、関西からも人気のある南郷トマト。
毎年たくさんの生産者が心を込めて作っているからこそ、
福島を代表するブランドトマトになったのだと思います。
買ったトマトは真っ赤になる前に食べてしまいたい。
せっかく新鮮なものをかってきたのだから。

 
 
 

イワスゲ

 

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「イワスゲ」ってご存知ですか?
私は初めて遭遇しました。
西会津のお菓子屋さんで撮影中のこと、
ご近所さんらしきおじ様が軽トラで登場。
「イワスゲいるか?」とお店の方に話しかけてきました。
イワスゲ?
「スゲだ」
スゲ???
なんだ?スゲって????
お店の方は「スゲ、いる!」と。
おじ様はお店の前に横付けしてた軽トラの荷台から
そのスゲらしきを取り上げ、ポンと渡しました。
すごく長い葉っぱ。
このスゲ、笹団子を結ぶ紐になる葉っぱなのです。
「イワスゲは断崖絶壁のところに生えているから、
採るのに命がけ。
今じゃ、生えていても採る人がほとんどいなくなってしまったのよ。」
とお菓子屋のおかみさん。
これは!すごーく貴重な葉っぱなんですね!!
会津の名物に笹団子がありますが、
その結び紐であるスゲが、大変な作業でとられていたなんて
初めて知りました!
西会津恐るべし。

 
 
 

裏磐梯のジュンサイ

 

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今年もジュンサイの季節になりました!
裏磐梯の手積みジュンサイを買い付けに行ってきました。
「今年のジュンサイはすごーくいいよ」とおばあちゃんの言葉。
去年はあまりよくなったのですが、今年はつきもよく、「ヌラ」も多く、上等だそうです。
さっそく家にあがりこんでジュンサイをいただきました~
やっぱり美味しい!
手積みして、その日のうちに煮て、3日間水変えするジュンサイ。
「周りの人たちは、ジュンサイ採っても売るところが分からないからとらなくなっちゃってね、
いまではジュンサイ畑も荒れちゃってるの」
なんとももったいない話です。
とりあえず、今年も喉越し最高のジュンサイに会えたことを乾杯しつつ
初夏の味を満喫します

 
 
 

高田梅の収穫体験

 

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今年も高田梅の収穫&梅酒作りに行ってきました~。
小雨の降る中、高田梅の畑に行くと
「???」
「昨日までなってた大きな梅が盗まれてる!」
「え~~~~~!!!」
どうやら昨日の夕方確認した時にはもっとたくさんなっていたのに
入口に近い木の梅がごっそりなくなっているということ。
畑の道路じゃないところにタイヤの跡もありました。
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そんなハプニングもありながら、高田梅の収穫開始。
全部盗られてしまったわけではなかったので
十分収穫しました。
長い脚立に上り、梅を採ったら降りる。
梅がなっている枝にあわせて脚立を少しずらし、また上って収穫。
1本の梅の木を全部採るには小一時間かかりました~
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収穫した梅を「大」「中」「小」に選定中。
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一番大きな梅と普通に近い梅を並べてみました。
大きな梅は直径4~5cmにもなるんです。
迫力の大きさです
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梅をきれいにして、たくさんの梅の中から自分用の梅を選定。
梅酒にするのには形のいい、大きな梅を使います。
「ちょうど1.5キロにして」という指示で
梅を選んで計りました。
ちょうど1・5キロになると歓声が(笑)
こんな作業も楽しいものです。
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今年の梅酒ができました~
あとは暗所に保管して熟成を待つだけ。
去年は3ヶ月で飲み始めてしまった私に
「半年は待ったほうがいいよ~~」の声が^^;
がんばります・・・
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今年の参加者の方々です。
地元の梅酒先生は去年同様の面々。
今年も楽しかったです~

 
 
 

会津高田梅の収穫体験

 

今年も会津美里町の農政課の方から高田梅の収穫&梅酒作り体験のお誘いがきました!
高田梅収穫・梅酒づくり体験
【時  期】  6月23日 午後1時30分~
【場  所】  会津美里町農業体験学習館
        (福島県大沼郡会津美里町荻窪字上野187番地)
【定  員】  4名~10人以内
【費  用】
高田梅収穫体験 1時間~2時間程度 3,000円(高田梅買取料金 3kg)
梅酒作り体験  1時間程度     2,000円(瓶・リキュウール類・氷砂糖等)
合 計               5,000円
   ※ 梅酒用の瓶、リキュール、氷砂糖等を持参する場合は、高田梅代のみとします。
【内  容】  会津高田梅を収穫し、梅酒(約4ℓ)に加工して持ち帰る。
【旅行行程】  現地集合⇒高田梅の収穫⇒梅酒の漬け込み⇒解散
【そ の 他】  作業のできる服装でお越しください。
素材広場でも受付しますのでご連絡ください。
高田梅は日本で一番大きな梅です。
地元では梅酒にしたり梅漬けにします。
採っただけでなく、おばあちゃん直伝の梅酒作りはこの体験がお薦め!
私も参加します^^
↓↓昨年の収穫体験の写真です↓↓
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福島の夏秋キュウリは日本一

 

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素材広場情報誌の取材で「福島の日本一」を探していたらわかったことが
「福島の夏秋キュウリは収穫量が日本一」ということ。
平成18年度・農林水産省の統計では7月~9月夏秋キュウリの出荷量は31万4900t。
そのうち一番多いのが全体の14%を占める福島県です。
7月~9月の首都圏に並ぶキュウリは、2本に1本が福島のキュウリといえるそうです。
キュウリといえば、夏野菜の代表格。
日本全国どこでも作れているのに、福島が日本一ってすごい。
福島の環境の良さが野菜や果物栽培に適しているからでしょう。
キュウリは平安時代に中国から伝わったといわれます。
その頃は苦くてとても食べられなかったようです。
本格的な栽培が始まったのは17世紀からといわれ、現在は400種類以上もの品種があります。
福島県の中でもキュウリ作りが盛んなのは須賀川市。
雪がほとんど降らない環境なので、ハウス栽培で通年キュウリ作りをしている人もいるほど。
他にも会津や福島周辺、いわきなどでも盛んに作られています。
食べ方は生のままで味噌をつけて食べる、漬けるなど生野菜として食べられることが多いですよね。
でも、大きくなったキュウリをお味噌汁に入れたりするところもあるのです。
さらに噂ではキュウリにハチミツをかけるとメロン味になるといいます。
メロン好きの方は一度試してみてください。

 
 
 

福島を語れる酒蔵 金寶酒造

 

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今日は金寶酒造さんにお伺いしました。
金寶さんといえば、福島一の老舗酒蔵。
あと、3年で創業300年という歴史を持っています。
農家さんと一緒になった酒米つくりにもいち早く取り組みました。
そのきっかけを作った現在の社長さんが今でも美味しい酒つくりに取り組んでいます。
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ちょうど仕込んだ酒が出来上がる時期です。
酵母の発酵する音は静かなお酒のささやきです。
美味しくなるために1分1秒を過ごしているのです。
酒母室や発酵室はひとつずつ香りが違います。
一通り案内していただいたところで、今年から実質的に指揮を執っている副杜氏に出会いました。
酒造りは杜氏の技にかかっているところが多いので、重要な人なのです。
今年のお酒も福島を代表する酒蔵では今日も真剣な酒つくりをしています。

 
 
 

豆腐味噌

 

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今日は南相馬市の漬物やさんに行ってきました。
ここでいただいた「豆腐味噌」が美味しかったんです。
聞くと、福島県産大豆を使い、近くのお豆腐やさんに頼んで作ってもらう専用豆腐を
5ヶ月ほど味噌に漬け込むそう。
その味噌も、地元に根づく仙台味噌。
まさに福島の味。
あの野崎さんがダンチュで「福島のお土産にお薦め」とコメントしたことから
大人気になりました。
食べると味噌味というより塩味。
口の中でまったりととろけるクリーミーさ。
お酒のつまみにピッタリです。
21日の商談会でみなさんに食べてもらいたいと思います。

 
 
 

会津の郷土料理「こづゆ」

 

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会津のお正月や冠婚葬祭にかかせない味といえば「こづゆ」。
貝柱の戻し汁をダシに使う、全国的にめずらしい味です。
こづゆの具は、貝柱・里芋・人参・きくらげ・椎茸・シラタキ・豆麩の7種類が基本。
縁起にちなんで7つや5つの奇数の具を使います。
少し前まで会津では御呼ばれの席ではお膳に手をつけず、自宅に持って帰っていました。
その宴会の席でお膳の代わりに食べられていたのが「こづゆ」。
こづゆは宴会では何度お替りしてもいいとされていて、家庭の味が披露されていました。
こづゆは会津で最高のおもてなし料理なんです。
■作り方は意外に簡単
貝柱を水で半日戻す(戻し汁は使うので捨てない)
干ししいたけを水で半日戻す(戻し汁は使うので捨てない)
きくらげを水で戻す
里芋を一口サイズにカットして、ゆがく。
人参は串切りにしておく。
シラタキは食べやすいサイズにカット。
豆麩(会津でだけ作られている丸いお麩)は水で戻す。
貝柱の戻し汁と干ししいたけの戻し汁を合わせて、具を煮る。
煮込んだら醤油で味を整える。
食べる前に豆麩をいれて出来上がり。
彩りに青みの葉ものを入れる場合もあるけど、基本はこの7品。
昔から続く、素朴な会津のおもてなし料理です。

 
 
 

会津郷土料理「イカニンジン」

 

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会津のお正月にかかせない味のひとつが「イカニンジン」。
その名のとおり、イカと人参を使った切り合えです。
作り方は簡単。
人参を千切りにして、次はイカといっても「スルメ」をはさみでバチバチ切ります。
スルメは人参と同じ太さにするのがポイント。
そのあとは、調味料作り。
鍋にみりんと酒を入れ、アルコールを飛ばしてから醤油をあわせて完成。
その調味料にスルメとイカを半日漬ければイカニンジンの出来上がり。
会津では、イカと人参だけで作って、人参が固いままバリバリ食べるのが美味しいんです。
昆布をいれるとちょっと小洒落た食べ物になります。
イカニンジンは松前漬けの元祖とも言われていますが、会津では立派な普段食。
冬になるとスーパーでも売られるようになる「いつもの食べ物」です。
お正月にはかかせないイカニンジンを一度食べてみてくださいね。