念願の自衛隊炊き出し!

 

先月の5月26日
南相馬市の方々の思いをのせて、馬事公苑にキャンプをはる自衛隊の方々に炊き出しをさせていただきました。

最初のきっかけは震災後に知り合いになった南相馬市の有機栽培農家さん。
避難しながらも畑のことを気遣い、見つからない知り合いを気遣い、
そして毎日捜索してくださっている自衛隊の方々に感謝。

「夕方、海の方から自衛隊の人たちが帰ってくるんだけど、
その車を見るとね、頭が下がる。
知り合いはいないんだけど、一台一台にお礼のつもりで頭を下げるんだ」
そう話してくれたSさん。

私も南相馬市にはたくさんの思い入れがあります。
何か感謝の気持ちを伝えられないかなーと考えたのが「自衛隊さんへの炊き出し!」

南相馬の知り合いに相談し、行政の方にご連絡していただき、特別に許可をいただきました!!(感謝です)

素材広場の研修生とバンダイバンダイに来ていたボランティア学生も参加し
会津の「ザクザク煮」を作りました。

今回は贅沢に、高知の生産者・島崎さんからの土佐ジローを入れたコラボの味。
しかも土佐ジローの卵焼きも作った豪華版!

本部を任されている約50名の方々にお出ししました。

お礼にいただいたのが自衛隊の方々が食べている缶詰。
ウインナーにたくあん漬け!
超レア商品にみんな大興奮(笑)

そうそうにあけちゃいました^^
ソーセージは想像通りの味でしたが、たくあんの完成度はすばらしい!

ちょっと自衛隊の人の気分を味わえて
みんなテンション高!(笑)

最後のお願いして記念撮影。

ヘルメットに帽子まで借りちゃいました^^V

SさんとNさんの案内で津波の被害のあったエリアに行きました。

ここはSさんの奥さんの実家があったところだそうです。
少し前に引っ越していたので無事だそうですが、風景の面影はありません。

海は静かです。

「福島にきた津波は二回目の福島県沖が震源の津波だったから
南側からきて、あそこの堤防を越えてきたんだ。
だから、ここらへんの津波は他より高くて被害が多いんだよね」と。

宮城県側から津波が来たと思っていたのですが、違うんですね・・。

地震後、火災がおきたコンビナート。

まだ復興中で、傾いたタンクが心配です。

先月、来た時よりもガレキが片付けられていました。
これも人の手ではなかなか進まなかったところを自衛隊の人たちがきて
きれいにしてくださったそうです。
やはり、少しにおいが気になりだして、これから暑くなる時期が心配です。

現場にこないとわからないことがいっぱい。
こんなに毎日たくさんの人が復興に関わっていてもまだまだ終わらない。
それだけ広いエリアが被害にあったということです。

この風景を忘れないようにしたいです。

 
 
 

喜多方から復興!幸橋の完成イベント

 

2011年5月28日
喜多方市役所の東側に「幸橋」が完成しました。

その完成式典に福島の復興を込めたイベントが開催されました。

喜多方の「喜」
しあわせの黄色いハンカチの「黄」
にかけて喜びと幸橋の幸せをかけた喜多方らしい雰囲気になりました。

素材広場もお声をかけていただき出展!

ドリンクとカッパラーを中心に販売させていただきました。

橋の完成と喜多方の観光復興を祈願し
歌手の沢田知可子さんがコンサートを開催。

なんと、橋の手前の屋外です!
声が響き、素敵な時間が街中に広がりました。

イベントの中でメインだったのが「大声大会」
幸橋の上から川岸にある音量測定器に向い大きな声でアプローチ。

優勝はナント!地デジ対応のテレビ。
寮にテレビがないので、テレビが欲しければ優勝しよう!と研修生が望みました。

が、残念ながら「遠方から頑張ったで賞」
地元の準備バッチリの女性がすごいアプローチで優勝でした。
でも、喜多方ラーメンをゲットし、やりがいのあった大会でした^^

売り上げは残念ながら、同時開催の新潟よりも少なかったですが
イベントの濃さは負けてないかも!?

喜多方が元気になれば、福島も元気になると思えました~!

 
 
 

相馬漁協を応援したい。

 

福島で一番の水揚げを誇る相馬漁協。
今回の大震災で津波が押し寄せ、大きな被害を受けました。

実際に行ったのは今回が初めて。
TVで流されていた相馬港周辺の様子が目に浮かびながら
漁港のあったところに行きました。

船が港に着く場所はボロボロ。
セリが行われていたところは天井がありません。

当たり前ですが、船は一隻もありません。

少しずつ補強されています。

防波堤には船が乗っていました。

まだまだ津波の痛手が残っています。

相馬漁協の近くの住宅街。

道路はきれいになっていますが、道路わきはまだ片付け中。

ここには漁師さんのお家もたくさんあったそうです。
津波がくるとわかった漁師さんが船を守るため、津波にむかっていった「沖出し」をした人も多くいました。
結果、「家を無くしても船を守った」人ばかりだそう。

家だけでなく、お墓もお寺も被害がありました。

遠くに小さく見える家も被害がありますが
その手前の空き地一面に茫然とするほどのがれきの山があったそうです。

それが自衛隊の方たちが来て一気に片付けてくれたそう。

本当に自衛隊の方々はすごいです。

相馬漁協の仮事務所にお伺いしました。
いろいろなお話しを聞いた後、津波が来た時のDVDがあり見せていただきました。

地震がきて津波が来るとわかってから、津波が引くまでの数分。
波の様子を見に来る人。
沖に出ようとする船。
増えてくる海水。
防波堤を超える津波。
一気に増えた海水と闘う船と人、闘えない人の乗った車。
ビデオを撮っている人のさけび。
何度も押し寄せる津波。
引いていく波と連れられて行くがれき。

言葉がありませんでした。

その後、もう一度港を見に行きました。

荒川さんの車を発見!

新車だったのに~~。でも、車だけでよかったですね。

相馬漁協は漁師さんたちの思いを背負い復興しようとしています。

メディアでも福島は原発の放送が中心ですが
石巻などと一緒で大きな被害が出てます。
そのことを忘れずに支援していきたいです。

 
 
 

静岡からの応援!学生たちに感謝

 

静岡の常葉大学の学生さんたちが
5月21日、22日のイベントで福島のジュースを売ってくれることになりました!

天然炭酸を使った地サイダー・バンダイ・ポップに
玉川村のサルナシドリンク、
福島市大友さんのりんごジュース、
南郷のトマトジュース。

売るだけでなく、福島のこともPR。
手作りのマップにポップづくりまでしてくれました。

素材のこだわりや見せ方など、どう伝えるか。
いろいろと考えてくれて感謝です^^

常葉大には去年お話しにいかせていただきました。
ご縁は前の仕事の先輩が教授になっていることから。
大震災があって、学生さんと被災地をどう支えるかを考えてくださったそうです。
遠くにいても気にかけてくださる方がいる。
嬉しいことです。

本当なら静岡のイベントに行く予定でしたが
復興打ち合わせが続き・・・断念。
福島から完売を願っています!

 
 
 

全国からの食べて応援!

 

GW期間、全国の道の駅や直売所で「福島応援フェア」を実施してくださいました。

力強い応援の言葉と共に、野菜や加工品を販売してくださいました。

写真は広島県尾道市の「クロスロードみつぎ」さん。

こうやって、販売の様子をわざわざ送ってくださると
売り場の様子がわかって勉強になります。
なにより、生産者の励みになります^^

全国からの総合窓口になっている、まちむら交流きこうのホームページや
全国農産物直売ネットワークの会報などでご紹介されていますが、
せっかくなので素材広場でもご紹介します!

(支援販売を行って頂いた直売所)

「プラザ安曇野」        長野県安曇野市
 http://villageadumino.freebook.jp/e8307.html
「道の駅しなの・ふるさと天望館」長野県信濃町
 http://www.michinoeki-shinano.jp/
「ニコリコ」          長野県箕輪町
http://www.minowa-town.jp/kankou/cat18/cat1/post_1.html(旧・愛来里)


  ↑↑↑
「ふらっと美山」        京都府南丹市美山町
http://www.cans.zaq.ne.jp/fmiyama


  ↑↑↑
「道の駅かなん」        大阪府河南町
http://www.kkr.mlit.go.jp/road/michi_no_eki/contents/eki/o04_kanan/index.html

「松坂農業公園・ベルファーム」 三重県松阪市
http://www.bellfarm.jp/


  ↑↑↑
「クロスロードみつぎ・野菜市」 広島県尾道市御調町
http://www.city.onomichi.hiroshima.jp/kanko/data_mitsugi/04cross/index.html


  ↑↑↑
「道の駅泗水・養生市場」    熊本県菊池市
 http://www.shisui-youjou.com/

また、東京でもGW中の3日間、築地と葛西で物販イベントを実施。
新潟市古町でも3日~5日、7日でイベントを実施いたしました。

多くの方々の応援、本当にありがとうございます!

 
 
 

農業支援2000プロジェクトin葛西臨海公園

 

風評被害応援イベント関東版第二段!
「農業支援2000プロジェクトin葛西」
5月4日、5日の二日間。
葛西臨海公園です。

いつもは静かな公園で、水辺や海岸ではのんびり過ごすことができます。

ここでイベントは初めて!

今回は東京都公園協会様が場所を提供してくださいました!

しかも、日本野菜ソムリエ協会様が協力してくださり
各ブースにお手伝いに入ってくれました。

打ち合わせの時の並んだ格好がかっこいい!!

仕掛け人の1人、コスモファームの中村さん(中央)。
全国展開をしている農業者(?)です。

畑を作り、できたものを自ら売る。
まさに6次化産業を地でいってます^^
いろいろ勉強になりました!

葛西臨海公園の隣、舞浜のシェラトンから強力助っ人参上!

通常はサービスに入っている大学生4人組、イケメン’ズ。

いつも最高のサービスを提供しているシェラトンの教育を受けた子たちなので
動きがいい。笑顔が自然。きめ細やか。
見ていても頼もしい存在でした。

今後も活躍に期待できます!

さらに!
強い助っ人が南相馬市から来た生産者・根本さんの娘さん。

葛西臨海公園近くに住んでいて、実家で作ったお米を炊いて持参してくださいました。
「お米がいいから冷めても美味しいのが特徴です」とのこと。
小さくラップに包んで試食用に準備してくれました。

おかげさまで根本さんの特別栽培米は2日目のお昼には完売しました!

そのご飯を食べるインターン生 Iくん。

美味しそうに食べてます~。

そして、2日目のお昼すぎには前ブース完売!

お手伝いしてくれたイケメン’ズが頑張ってくれました!

完売してからの記念撮影。
みなさま、完売です~。

1日目の夕方にTV放送が流れたことで
2日目はたくさんの人が訪れてくださいました。
長野県安曇野の時と同じように福島にゆかりのある方、思いのある方が多かったです。
たくさんの人が福島を気にしてくださっているのが
心にしみました。
このようなイベントを進めてくださっているまちむら交流機構さんに感謝です!

 
 
 

築地イベント-福島素材大人気

 

「がんばろう日本!
 元気をだそう!築地から」

行ってきました!築地市場。
築地の場外の方々が風評被害の地域を食べて応援しようと
初めて取り組んだイベントです。

遠くは岩手、そして福島、栃木、千葉などから
生産者や団体の方々が集まりました。

さすが築地!
11時のスタート前から人がたくさんで、
お昼前後にはどのブースもお客さんでいっぱい。

素材広場は、山際さんと南相馬市の生産者、素材広場インターン生(終了生含む)で
2ブース展開。

南相馬市の生産者は山際さんのお知り合い。
今は避難していますが、農業を諦めずにがんばろうとしているお二人。

私も一度南相馬に行きましたが、
その時にはわからなかったことなどいろいろ教えていただきました。
知り合いの人がなくなっていたり、土地の様子だったり・・。
まだまだ辛い状況はありますが、
みなさん一歩ずつ進もうとしています。

持っていったのは金山の炭酸水で作った地サイダー。

暑かったこともあり、午後一には完売!
特に子どもさんに人気でした。

天然炭酸の水。

「国産の天然炭酸!?」と驚く人もいるほどの逸品。
大人の方々にうけていました。

東北唯一の本格醸造酢。

「毎日お酢は使っているの~」という人もいらっしゃいましたが、
一度お酒作りをしてからお酢にする昔ながらの製造と使えると
普通と違う素材と納得。
こちらも完売!

桃産地の福島ならではの「若桃の甘露煮」も完売!

種まで食べられるし、色もきれいなので
「これ何?」と聞かれることが多かったです。

築地場外のイベントは15時まででしたが
14時前には完売するブースが続出しました。
福島の素材もたくさん買っていただきました。

こうやってたくさんのイベントで福島の素材を知っていただき
嬉しいGWのスタートです。

 
 
 

新潟からの応援!イチゴ農家さんのCM取材

 

北会津宮袋はイチゴ農家さんが多いところ。
出荷制限もなく、5月下旬までイチゴの収穫が続いています。

久しぶりにお伺いした斎藤さんのイチゴハウス。
美味しそうなイチゴがいっぱいです^^

大きな「紅ほっぺ」!
甘味が強くて人気の品種です。

すごく大きな紅ほっぺをもぎたてでいただきました!
おいしい~~~^^

ただ、完熟で収穫するので発送が難しいのが難点です--;

そうそう、今日は5月7日に新潟市で行われる「福島応援フェア」のCM撮影でした。

イチゴハウスの中で福島は元気に頑張っていることをPR。

5月2日から新潟で流れるそうですー。

緊張気味?の斎藤さん。

イチゴ農家さんの中でもがんばっている代表格です。

今回も宿への食材としてイベントでの販売として
たくさん協力いただきました。

農家さんが元気でないと福島は元気になれません。
元気な農家さんと一緒に頑張ります!

 
 
 

「牛を育てる」ということ

 

会津の原乳が安全宣言の出荷許可が出た13日。
雑誌の取材を受けて、喜多方の酪農家さんのところに行きました。
私自信が以前取材させていただいたことがある酪農家さんで
牛を大事に考えている、この酪農家さんが大好きです。

久しぶりにお会いしたのですが
奥様に「解除になってよかったですね」と声をかけたところ
「ほんとに・・・」と目に涙。
こちらがもらい泣きしそうです。

社長は「いや~大変だった!」と。
ちょうど子牛を産んだ牛が多く、急に乳を止めろと言われても止まるものじゃない。
「普通なら、一頭からたくさんの搾乳することが技術。
でも、今回は止めなくちゃいけない。
一番出る時に止めるのは大変なんだよ!」と。

搾乳しても出荷できないので捨てる。
その繰り返しの日々。
「会津は原発から100キロ以上離れているし、風上(かざかみ)なのに」
私と同じようなことを考えていらっしゃいます^^

取材も無事済み、帰り際には社長も奥様も笑顔でした。

会津の酪農家さんは10軒ほど。
その原乳を使い、牛乳にしているのが会津中央乳業さん。
牛乳やさんがいるから酪農家さんも牛を育てられる。
地域でつながる大切さがわかります。

その後、16日、17日の長野県安曇野の「福島応援フェア」に会津中央乳業のヨーグルトを持って行きました。
2日間で500個も売れるほどの大人気!
復活の一番搾りで作ったヨーグルトです。
みなさん買ってくださって感謝です!

食の安心が伝わらないと観光復興できない。
しばらくは食の安全宣言活動ですね。

 
 
 

がんばろう!福島 IN安曇野

 

福島を応援したい!と一番最初に名乗りをあげてくださったのが長野県安曇野の方々。

4月16日に行うプラザ安曇野の1周年記念を中心に、
前後で福島応援コーナーをつくってくださるとのこと。
しかも、4月16日、17日は安曇野の道の駅や直売所5カ所が福島応援コーナーを特設してくれる!

嬉しい!
でも、本当に福島のものが売れるのか?という生産者の心配を持参して
長野県安曇野に行ってきました!

会津若松出発は3時30分。
プラザ安曇野到着が7時20分。
山際食彩工房の山際さんと素材広場スタッフ、道の駅たまかわのメンバーで出陣です。

今回は「地産地消の仕事人」つながりで安曇野の方々とつながりました。

そのまとめ役のまちむら農村機構の方々もお手伝いにきてくださいました!!

安曇野の方々が事前にプレスリリースや
協力体制を作ってくださっていたのはすごいです!

お店のセッティング中からお客様がきてくださるほど
目的としてお越しくださる方が多いです。

まだ出せる野菜はそんなにないんです~~。

でも、旬で揃うものを出し惜しみせずに持参しました!


福島が安全宣言したキュウリ・アサツキ・ネギ・山ウド・ニラ・アスパラ・トマト・しいたけ・三つ葉などの野菜や
会津の原乳で作ったヨーグルト。
そしてピクルスや漬物、鶏肉などの加工品などなど。
福島県の生産者が自信を持って進められる安心素材が50アイテムも揃いました。

会津若松からも応援が来てくれました!
ありがとう 梅津さん。

奈良からも応援隊が来てくれました。
オフィス シンセニアンの勝本さんは農水省選定の「地産地消の仕事人」。
しかも、内閣府の「地域活性化伝道師」に選ばれているのですが、
この二つに選ばれているのは勝本さんと私だけ!?
ということで盛り上がり(笑)

ポスター的な写真撮影です^^;

夜はプラザ安曇野の細萱さんのはからいで、大歓迎会をしていただきました!
安曇野市副市長や各直売所の方々、
思いのある方が集まり、濃い時間がすごせました。

皆さん、ありがとうございましたー!

翌朝は雲ひとつない晴天と残雪の残る山並み。
そして、咲き始めた桜の素晴らしいコントラストが出迎えてくれました!

会津磐梯山を日本一美しい山だと思っていましたが
さすが安曇野の山々も美しくて見惚れました。

今回の福島応援フェアは県外に出ての初めてのイベントでした。
出荷制限がかかっている商品が多いこともあり、福島県内の農家さん・製造会社さんは
「本当にイベントに行って大丈夫なのか?」と不安でした。
しかし!
実際に販売していると
「福島がんばれ、と願うしかできなかったのが、野菜を買うことで応援できて嬉しい」
「昔、会津に疎開していてお世話になったから、恩返ししたいと思って」
「息子のお嫁さんの実家が福島で、なにかしたかった」
「私も福島のどこどこ出身で・・・・」
「安全なのはわかっているから、風評被害に負けないで!」
「自分も農家だから、考えるだけで辛くて。ずっと応援してるよ!」
とても温かいお言葉をいただきました。

福島というだけで、作っても売れないんじゃないか?
と不安になっていた生産者に明るい光をいただきました。

安曇野の方々、ありがとうございました!