有明-改めての防災意識

 

毎年内閣府の主催で行われている「防災フェア」に参加しました。

昨年は東京タワーで行われたそうですが、
今年は大震災をうけて、防災意識をさらに高めるために有明駅近くの
防災センターにて行われました。

雨の降り続く肌寒い土日でしたが
収穫がいっぱい!
とてもいい2日間でした。

持参したのは
会津若松市神指町高久の桃。
もぎたてを車で運びましたー^^

あとは伊達市の種まで食べられる若桃の甘露煮。
会津金山町の天然炭酸水と地サイダー。
玉川村産のウコンの粉末。
そして、会津地鶏の生ハムは試食にて。

素材広場の販売スタッフは
インターン修了生のKOKOROちゃんと
インターン終了日のYURIちゃん。
そして我が息子^^
物産なれした強力メンバーです。

若桃の甘露煮は、めずらしさも手伝って完売!
高久の桃の完売しました!

けっしてお客様が多いわけではありませんでしたが
意識の高い方がいらっしゃっているイベントなんでしょう。
いろいろなお話と共に立ち寄っていただき、購入していただきました。

防災、が目的です。

起震車も登場。
この車で、東日本大震災最大であった震度7を経験できました。
ドン!という縦揺れは怖いです。
横揺れにより、物が落ち、人が立っていられなくなるのですね。

会津の震度6も再現していただきました。
こんなに揺れたかなあ~という感じでしたが、
都内で震度4を経験した人にすると
「実際の方が揺れた気がする」とのこと。

震度が弱くても揺れ方や状況に応じて人の感じ方が変わるそうです。
都内はビルの揺れや人の悲鳴などで実際の震度よりも強く感じたのでしょう。

防災犬もきました。

みんなすごくいいこ^^

こんなにかわいい顔をして
がれきの中に生きている人がいるかを教えてくれる訓練を受けているそうです。

今回の大震災でも大活躍した救助犬たち。
人の力だけでなく、犬の力もいただいていたのですね。

急きょ、防災ラジオのドラマ収録に参加しました。

進行の方が震災時の状況を聞いたり、シュミレーションの大切さを説きながら
一時間かけて収録しました。
セリフがあったのですが、決められたセリフは難しいです!^^;

そして、二日目の防災シンポジウム。
岩手県釜石市の海沿いにあった東中学校の先生と生徒さんによる発表をきかせていただきました。

海から約400mの距離にある中学校と、そこに隣接した小学校。
町全体が津波でのまれ、家を無くした人が学校の60%以上もあるのに、
全員が高台に避難して生き延びたことで「釜石の奇跡」と呼ばれている学校です。

発表内容は
海に近いことで過去にも津波を経験したエリアであること。
学校での防災意識と実践してきたことの内容。
何より、3月11日の様子を声を震わせながら話してくれたこと。
本当に聞いてよかった!
最後のまとめで伝えてくれた
「お年寄りは年をとったから大事にしなくちゃいけないんじゃない。
大切なことを教えてくれるから大事にする、ということがわかりました。」
避難予定場所であったお店のおばあちゃんが崩れた裏山をみて
「今まで裏山が崩れたことはない。もっと山の上に逃げないとダメだ」と教えてくれ
予定より高い位置までかけあがり
全員が津波の被害にあわなかったそうです。

「普段をしっかり。
いざという時には普段以上の力を出すためには普段をしっかりすることを
学校に先生に教わっていました」
「できない、は絶対にいわない。かならず、できる」
この言葉は震災を、津波を経験した人だからこそ重みのある言葉。

10年後、20年後、30年後。
この中学生たちが釜石を支える存在になるでしょう。
改めて大震災が地域に残したものを考えさせられる時間でした。

 
 
 

物産Tシャツ&のぼり プレゼン

 

近く、物産に着ていく「Tシャツ」と会津の復興を盛り上げる「のぼり」を作成します。
そのデザインをインターン生に作ってもらいました。
〆切は18日でしたが、素材広場のスタッフも便乗し、15作品が出揃いました!

個性的なデザインが揃いました!
字を工夫する人、コンセプトを追求する人。
人の個性も出ておもしろいです。

今いるインターン生と素材広場のスタッフで1人3票で投票して
明日、決定です。

 
 
 

ニイダヤ復興応援団

 

四倉漁港の近くで魚の加工をしていたニイダヤさんの復興プロジェクトを進めていますが、
今回強い助っ人が現れました。
新潟大学の12名。
会津出身の子や郡山出身の子、そして新潟出身など、それぞれが福島を応援したい人ばかり。
「何かしたかった。
ただ募金とかではなく、目標のある支援」
最近の支援者が多く言葉にすることを、学生のみんなも思っていたのです。

今回は新潟の西田くんのコーディネートでニイダヤ復興プロジェクトを
一緒に展開することになりました。
今日は学生さんを連れてニイダヤさんに顔合わせ。
素材広場のインターン生も便乗です。

ニイダヤの賀澤社長。

今は避難所のお世話係りですが、
加工所復興を目指しています。

みんな真剣にきいてました。

が、私は14時30分からパネラーが・・!
ということで20分の滞在でいわき市江名を後にしました^^;

滞在時間は短かったですが社長に顔をみれてよかった!^^
真空器を早く買えるようにみんなでがんばります。

 
 
 

会津漆器と会津の食

 

今日は9月に行うモニターツアーの打ち合わせ。
県外の方々を会津らしさでおもてなししようと考えた結果、
「会津ならではのビュッフェスタイル」を企画しました。

賛同してくださったのが、「会津’s NEXT」の皆さんと山際シェフ。

宿にとって会津漆器は使いたいのだけど、扱いが難しそう・・などと
使えてないのところがほとんど。
反対に漆器職人さんたちにとって、宿がどのような漆器を求めているのかわからない・・と
お互い連携する価値は高いのに、今まで交流が実現できていなかったのです。
そこには中間業者という「作り手」と「使い手」が直接会えない仕組みがあるのです。

今回はその壁を壊して初めてのチャレンジをしよう!となりました。

漆器は「器」ですが、器以外で使うことで「会津の食を引き立てる」とこもできます。
意見交換を繰り返し、一つの取組を実施することにしました。

それ以外に、職人さんの蔵に眠っているもの、を
会津’sNEXTのスタッフが引っ張り出してきました。

今日はその蔵出し漆器にブッフェメニューをのせてみよう!という打ち合わせ。
何が出てくるかは当日までわかりません^^;

蔵出しした職人さんが説明してくださいました。
「これは商品じゃないんだよね・・」
「ちょっと遊びで作ってみたんだけど・・」など面白いものがいっぱい。

さらにそこに料理をのせる楽しさったらありません!
これは楽しい~~~。
漆器にあわせて10品以上のメニューが並びました。

漆器の大皿にのったチャーハンは高級にみえますね!(笑)

9月17日、18日にメディア向けのモニターツアーを実施します。
当日が楽しみです。

 
 
 

元気坂下!

 

今日は会津若松市の隣町、坂下町の夏祭り!
第8回目となる水合戦です。

1チーム4名で今年の参加チーム
昨年のですが、動画もあったのでご紹介します。
会津坂下町 水合戦

みんな本気です(笑)

他にも「ガリガリくん早食い大会」もありました。
ちょっと興味がありますねー^^

夜は踊りと花火、そして山車。
町の人が一同に集まっているような人出と熱気があります。

震災でお祭りを控えるところもありますが、
地域が元気だ!と見せることも供養の一つなのではないか、と思います。
葛尾村を預かっていた会津坂下町。
この元気を全国の人におすそわけしたいです。

 
 
 

大雨の被害

 

7月29日~30日の大雨で、奥会津を流れる只見川が増水し、
近年稀にみる大変な被害がでました。

また、福島!?と思う人も多いでしょう。
福島に住む私たちもそう思っています。

でも、嘆いてばかりいるわけではありません。
こんな時に何ができるか、を毎日考えています。

赤べこ発祥の地として知られる柳津町で旅館を営んでいる塩田さん。
いろいろとお世話になっている方です。

今回の水害で1mもの床上浸水にあったそうで、
素材広場一同で助っ人に行きました。

お昼前について「さあやるぞー」と思ったら
「まずはお昼食べて!」と^^;

スタッフ、インターン生と作業前の腹ごしらえ^^;;


お腹もいっぱいになったので作業開始!

昨日は貝沼くんたちが泥かきしてくれていたので
今日は厨房から食器などを出して洗いもの。

籠にどんどん食器がつめられ
外に運ばれてきます。
洗うのは外の部隊のお仕事。

まずは、バケツに水をはって。

お皿、お椀、小鉢、鉄鍋、アルミ鍋など
次々に運ばれてくる食器を洗います。

宿なので、食器がいっぱい!!

こちらは塩田さんの娘さん。
手際が良くて、さすが、宿の娘さん!と関心しました。

素材広場のスタッフとインターン生たち。
最初は7名でしたが、これは終わりそうもない・・・・と思い
途中で助っ人要請をし、総勢10名!

最初は片付けるのだけで精一杯でしたが
途中から余裕も出てきて、
「いかにきれいに詰められるか」にシフト。
こういう作業は性格がでて面白いです^^

4時のおやつ。

スイカをいただきましたー。
作業した体にスイカはうまい!

モクモクと作業するTくん。

食器を入れるカゴを洗ってます。
最初は雑でしたが、徐々にコツをつかんで汚れ落としのプロっぽくなりました。
数をこなすうちに自ら工夫して成長してますー^^

6時前には予定の食器を全部洗い終わりました!

ちなみに、写真のタイヤの位置まで水があがったそうです。
人間がどんなにがんばっても自然は強い。
逆らわずに仲良く暮らす福島でいたいです。

 
 
 

避難者からのありがとう

 

群馬県東吾妻には南相馬市の避難者が今日現在も100人以上います。

お世話になっているのは杉並区の施設。
つまり、杉並区と東吾妻のどちらにもお世話になっているのです。

避難開始時は400名ほどいたそうですが、少しずつ戻っているとのこと。
8月末には避難所が全撤去になるになるので
南相馬市の仮設住宅に移っていく人が増えているそうです。

南相馬市では、お世話になった地域の方々に御礼をしたいとイベントを企画。
7月30日31日と実施にいたりました。
南相馬市の味や技を中心に会津や浪江の味が並びました。

今回、素材広場は会津の物産担当です。

金山町の天然炭酸水。

その天然炭酸で作った地サイダー。

会津中央乳業の飲むヨーグルト。

西会津の炭焼き車麩。

猪苗代町 宇川さんのブルーベリー。

高久の簗田さんの桃。

今回はすべて車で運びましたー。

会場の中心には相馬野馬追いの甲冑。

本物です。かっこいい!!

野馬追いのパネルも展示され、祭りに関わるDVDも流れて
相馬の人の野馬追いに対する熱い思いが伝わってきました。
ホントに真剣なんです。

最近人気のなみえ焼そば。

すごい麺が太いんです!

みんな「お~~!」って驚きを隠せません。

物産開始。

雨の中、たくさんの方がおこしくださいました。

そして、「相馬流れ山」の披露。

東吾妻に避難している方々で結成されたチームです。
教えてくださる先生がいたので実現したそうです。
このメンバーで踊るのは初めて。
しかも、仮設に移ったらバラバラになるので、最初で最後かも・・・。

見ている人の中には避難者もいて、お世話になった御礼と
故郷への思いを感じられる、素晴らしい踊りでした。

夜は懇親会^^

東吾妻の副町長も参加してくださって、杉並の方々もいて盛り上がりました。
3つの連携があったからこそ避難者もここで過ごすことができたのですね。

今回スタッフで手伝ってくれた農工大の3人。
農業に関わる仕事をしたい!のが目標ですが
買う人にふれる現場にも積極的に参加するフットワークの軽いメンバーです。

こういう子たちがこれからの日本を支えてくれます。

またまた楽しいメンバーと知り合えて、これからの連携が楽しみです。

 
 
 

大阪発上陸

 

伊藤忠の商談会で東北応援しよう、と東北コーナーを企画していただき、
素材広場も会津地鶏の生ハムPRに行きました。

初の大阪♪
会津から7時間^^;

インターン生のなかじんも一緒。
広島在住なので、自宅に近付いてます(笑)

素材広場スタッフとなかじんのおかげで
生ハムの評判は上々。
関西でも人気になるといいなあ~~~。

 
 
 

今年の新野菜たち♪

 

玉川村から夏野菜が届きました!

種類もいっぱいなだけでなく、めずらしい野菜がいっぱい。

赤いオクラ、花ニラ、赤たまねぎ、黄色いプチトマト、ピンクの皮が特徴のニンニク
クウシンサイにブルーベリー。
キュウリは星型とハート型です。
袋を開けるのが楽しい!

ミニキュウリ。 ホントにミニ!かわいい。

これで写真撮影に火がつきました^^;(笑)

このアングルでアップっていうのはどう?

とうとう皿まで出して並べてみました。

真上からだと顔みたい^^

籠にもいれてみました^^

そう、ここまで楽しんでいるのは現実逃避です(笑)
仕事が忙しく、〆切間近の原稿もあり。
私がいそいそと野菜を並べているのを
優しく見守る当スタッフたち。
「現実逃避中だから見守ってあげよう・・・」という声が聞こえてきそうです^^;

野菜はスタッフと明天さんとわけて食べました!
美味しかったです~。

 
 
 

福島牛のゆくえ

 

今日、福島の牛が放射能に汚染された藁を食べたことで
出荷制限になりました。

その数日前に牛の飼育農家に取材に行ったのですが
アポを取った時は問題がなく、取材日は1軒の農家さんから問題発生した翌日。

「あと一軒でも出たら、福島の牛はダメになる・・・」
と飼育者の方から聞かされました。

翌日、おこってほしくない状態になりました。

牛は子牛を買ってきて、出荷するまで2年もの歳月を育てます。

愛情と、飼育者のプライドをかけて上質な牛を作り上げるのです。

今回出荷できなくなった牛は廃棄処分になります。

飼育者にとっては牛を処分し、これからの仕事がなくなる、という状態です。

今回、藁を食べさせてしまった農家さんは、藁が汚染されていたことを知らずにしたこと。
そして福島県の飼育者7000戸のうち14戸でわかっていますが、他の全戸も出荷制限です。
つまり藁も肉も問題ない農家も含まれているのです。

「このままじゃ、福島の牛はダメかもしれない」
そうつぶやいた農家さんの顔が脳裏から離れません。

福島は岩手・宮城と違い、原発問題を抱えています。
でも、福島にいる人は本気で福島の復興に取り組んでいます。
牛だけでない。野菜も、魚も加工品も、大丈夫なものがたくさんあります。
一つの事実だけでなく、広く福島をみてほしい。
それが福島の応援になります。