心水(しんすい) 現場交流会

 

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雪も解けたので、金山町にある心水に交流会をかねて工場見学に行ってきました!
以前に取材をしたこともありますが、宿の方がいくのは初めて。
山形屋さんと楽山さんが参加されました。
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心水の工場長がイラストを使って地下の様子を説明してくれました。
「工場の隣にある源水は昔から地元の人が汲みに来ていたところです。
工場で水にしている源水は別なところから汲んでいます。」
この地区の人も地下水を汲んでおり、飲み水だけでなく融雪にも使っているそう。
なんて贅沢なんでしょう!(笑
「自然のものなので絶対枯れないということはないと思います。
だから無理をかけないように商品化しているのです。」と工場長。
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工場の中にはいりました!
工場が動いていない日だけの見学です。
入口に今のawa心水やリニューアル前のボトルなどがあり、かわいらしいスペースです。
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大きなタンクがありました。
ここに2日かかって非加熱処理した水をためてから瓶詰めするのです。
じっくりじっくり丁寧に。
天然炭酸の良さをそのまま伝えるために時間をかけているのです。
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源水の入口
手書きの看板が目印^^
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10mも掘ってあるという昔ながらの源水。
大きな泡がブクブクとあがってくるのがすごい!
澄んだ透明感の高い水です。
雪解け時期ということもあって、水量もあがっているそうです。
天然炭酸はあまい臭気を出すので虫が寄ってくるとのこと。
夏には注意が必要ですね。

 
 
 

西会津の生産者に会いに行く

 

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今回の交流会は椎茸をわが子のように育てているキノコハウスと
西会津の伝統を守っている炭焼き車麩の丸十さんに宿の方々とお伺いしました。
どちらも普通は見れない場所ですが
素材広場の交流会ということで、特別に対応していただきました。
キノコハウスでは、冬は旬の椎茸をみて、農薬を一切使わない栽培方法をお勉強。
「椎茸は夏椎茸と冬椎茸があるんです。
旬は冬なんです。」というキノコママ。
CDサイズの「ずねえしいたけ」ができるのも冬限定です。
お昼は徳沢駅前の山形屋さん。
キノコハウスの椎茸料理3品に、西会津の伝統車麩料理、アレンジ料理など。
満腹以上の満足をいただきました
午後は車麩の製造様子を見学。
人の技を使って焼き上げる車麩。
すごいの一言です。
参加者はホテルグランデコ、ヴィライナワシロ、湯のやど楽山。
商品開発の先生も混ざっての現場で交流会です。
焼き立てを食べることができました。
まるでフランスパンのような、周りはカリッと中はしっとり。
10分で水分を吸ってしまって食べるなら焼きたて!ということでいただきましたが
美味しいんですよ~~~
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ふくしまテレビの原田さんとキノコハウスのキノコママと一緒に。
今回はテレビ取材も入りました!
放送は2月2日の夕方5時55分~だそうです。
現場に行くことで商品価値を見直すことができました。
商品偽造や食への配慮が重視される今だからこそ
生産者のところへ行くことが大事ですね

 
 
 

相馬漁港での交流会

 

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福島県の中でも、相馬漁港船100%の水揚げを誇る福島代表の「相馬双葉原釜漁協」にて
現場DE交流会を実施いたしました。
この時期の水揚げはカレイ、アンコウ、サバ、タコ、貝類に加え、松葉ガニのオスとメス。
メスはメガニとよばれています
昨年の冬だけで、松葉ガニは70t、メガニはそれ以上の収穫がありほどの、
立派なカニ特産地です。
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集合時間は早朝6時20分。
すでに沖から戻った船が水揚げしています。
相馬漁協の部長をはじめ、企画販売の方から漁港の説明をしていただきました。
「相馬漁協の90%以上が県外に運ばれていきます」
県内での需要がないわけではありません。
県外の仲買さんがとても多く、まとめて競り落としてしまうので、
県内に残る率が少ないのです。
「相馬の漁獲域は青森、千葉沖まで。
底曳き船は深海300mほどの砂地を魚場にしています。
1日~3日かけて漁をしてくるんです」
「ここではキロ800円くらいで競られてますが、
ここで落とされたカニがカニの産地に行くと10倍にも20倍にもなって売られてます。」
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水揚げしたらセリの準備。
漁師の奥さんたちが手際よく魚の選定をして、かごに並べていきます。
そのかごに仲買人が希望価格を書いた札を入れていきます。
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課長の一声でセリの開始。
1分もかからないで100かご以上ものメガニのセリが終わりました。
素人には一瞬すぎて何が行われているのかわかりません~(笑)
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課長に頼んで、素材広場用にひとかご落としてもらいました!
記念の競り落としたカニです^^
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交流会参加者の人もカニを持って記念写真
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「こっちは丸ガニだよ。
通称エッチガニ。
甲羅にHのマークがあるからね」
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場所を漁協の事務所に変えて、相馬漁協のお話を聞きました。
相馬漁協には販売企画課といって、相馬の魚を販売する課があります。
組合としての事務処理だけでなく、相馬の魚を自分たちで売ろうとしているのです。
まだ設立して4~5年ですが、県内の飲食店や一般の人への通販など毎年取引が増えているそうです。
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特別にカニ鍋を作っていただきました。
贅沢にもカニ1杯を半分にしただけの豪快鍋!
カニのダシが効いて味噌とあって絶妙な美味しさ。
この味はカニでしか味わえません。
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みなさんきれいに食べました!
漁港にきてみないとわからないことがたくさんありました。
現場にくることがやっぱり大事ですね。

 
 
 

素材広場 交流会

 

2007年9月26日
東山温泉 庄助の宿 瀧の湯にて
第9回 交流会を行いました。
今回は相馬原釜漁港を中心に、西会津町の車麩料理、石井さんちの桃ゼリー試食など
内容充実の交流会になりました。
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まずは、相馬原釜漁協の荒川さんから漁港について。。。
相馬漁協は他の漁港のものを扱わない、前浜100%の魚介類を扱っています。
魚種も収獲量も福島一。
「毎日たくさんの魚が水揚げされますが、お昼前にはセリ落とされて車に積まれて運ばれていきます。
中卸さんが落とすのですが、多くが県外に売られていきます。
地元では値がはらないということで県外に出してしまうそうですが、
県内でももっと新鮮な魚を食べてほしいです。
漁協だから、漁獲の月別データも出せます。
料理の参考にしてほしいです」
販売企画課という外部との交渉を担当する荒川さん。
どこにでもいいから売れればいい、という漁協ではありません。
少しでも地元に扱ってほしい、という姿勢が、企画販売という姿で現れています。
参加した料理人たちからも
「相馬の魚はもっと使いたい!」という声が多くありました。
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参加した生産者から一言の自己紹介。
西会津のキノコハウス・キノコママからはこれから採れはじめる「ずねえしいたけ」のお話。
湯川村の武田さんからは「地鶏の卵」とこだわり「紫黒米」のお話。
にこにこバラ園の伊丹さんからは今年の暑さの影響で輸入バラが増え、国産バラが貴重であること。
太田酢店の太田社長からはお酢の素材へのこだわりについて。
美女来の武藤さんからは自社が取り組んでいる県産漬物の加工品のお話。
会津活・活自然村の高橋さんからは自分たちの土作りへのこだわりと秋の収獲物について。
カムズ・ジャパンさんからはアイスクリームの機械について。
エフ・エム・アイさんからは厨房機器の説明について。
自分たちが作っているものに対して研究熱心な方ばかりです。
一言で伝えるのは難しいのですが、あえて一言スピーチでお願いしました。
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昨日水揚げされた相馬原釜漁協直送の魚たち。
活イシガレイ・メヒカリ・ボイルツブ・メダイ・カスベの切り身
どれも色つやがいいんです
さすが新鮮!
他にしらすを持ってきてきださいました。
このシラスも見ただけで柔らかそうで美味しそう!
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荒川さんが魚の説明をしながら、瀧の湯の料理人がさばいていきます。
新鮮な魚を目の前でさばいていただけるだけで幸せです。
丁寧にさばいた魚はきれいに盛られて運ばれてきました。
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西会津町の手焼き車麩を使った「ヘルシー麩丼」。
3年前に西会津町商工会婦人部の方々が商品開発した味です。
見た目はまるで会津のソースカツ丼。
麩だと知らないで食べたらまるでお肉です。
ヘルシーとはいえ、車麩一個分を使い、ご飯も大盛り。
満足感の高い逸品です。
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試食タイム。
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川俣シャモのスープ。
ガラだしで、風味の活きた味わいです。
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素材をそのまま使ったアイスクリームができる機械です。
今回は武田さんの紫黒米を使って試作品をおねがいしていました。
かわいらしいピンクのアイスの登場です。
お米とは思えないほどなめらか!
もう一つに会津のりんごを使ったりんごアイス。
「りんごそのまま!」と感動さえする素材を活かした味です。
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最後に石井さんの桃を使った桃ゼリーの試食タイム。
皆さんお腹もいっぱいなのに、ちゃんと食べて評価していただきました。
「まるでスイーツ食べ放題みたい!」というほど
たくさんのスイーツを味わいました(笑)
相馬の鮮魚、西会津町の車麩、川俣シャモのガラスープ、
素材を活かしたアイスクリーム機、商品開発中の桃ゼリー
会員生産者持参の商品たち
3時間ほどで内容の濃い交流会になりました。
次回は12月の予定です。
■参加施設(*順不同)
キノコハウス にこにこバラ園 会津地鶏の里 (株)美女来 ホテルグランデコ
湯のやど楽山 日中温泉ゆもとや 会津活・活自然村 庄助の宿瀧の湯 
相馬原釜漁協 東山グランドホテル 上野菓子店 太田酢店 会津心水
民宿多賀来 西会津町商工会
(株)カムズ・ジャパン (株)エフ・エム・アイ 

 
 
 
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