素材広場 交流会
投稿者: Yokota-2007/09/26-宿と生産者の交流
2007年9月26日
東山温泉 庄助の宿 瀧の湯にて
第9回 交流会を行いました。
今回は相馬原釜漁港を中心に、西会津町の車麩料理、石井さんちの桃ゼリー試食など
内容充実の交流会になりました。
まずは、相馬原釜漁協の荒川さんから漁港について。。。
相馬漁協は他の漁港のものを扱わない、前浜100%の魚介類を扱っています。
魚種も収獲量も福島一。
「毎日たくさんの魚が水揚げされますが、お昼前にはセリ落とされて車に積まれて運ばれていきます。
中卸さんが落とすのですが、多くが県外に売られていきます。
地元では値がはらないということで県外に出してしまうそうですが、
県内でももっと新鮮な魚を食べてほしいです。
漁協だから、漁獲の月別データも出せます。
料理の参考にしてほしいです」
販売企画課という外部との交渉を担当する荒川さん。
どこにでもいいから売れればいい、という漁協ではありません。
少しでも地元に扱ってほしい、という姿勢が、企画販売という姿で現れています。
参加した料理人たちからも
「相馬の魚はもっと使いたい!」という声が多くありました。
参加した生産者から一言の自己紹介。
西会津のキノコハウス・キノコママからはこれから採れはじめる「ずねえしいたけ」のお話。
湯川村の武田さんからは「地鶏の卵」とこだわり「紫黒米」のお話。
にこにこバラ園の伊丹さんからは今年の暑さの影響で輸入バラが増え、国産バラが貴重であること。
太田酢店の太田社長からはお酢の素材へのこだわりについて。
美女来の武藤さんからは自社が取り組んでいる県産漬物の加工品のお話。
会津活・活自然村の高橋さんからは自分たちの土作りへのこだわりと秋の収獲物について。
カムズ・ジャパンさんからはアイスクリームの機械について。
エフ・エム・アイさんからは厨房機器の説明について。
自分たちが作っているものに対して研究熱心な方ばかりです。
一言で伝えるのは難しいのですが、あえて一言スピーチでお願いしました。
昨日水揚げされた相馬原釜漁協直送の魚たち。
活イシガレイ・メヒカリ・ボイルツブ・メダイ・カスベの切り身
どれも色つやがいいんです
さすが新鮮!
他にしらすを持ってきてきださいました。
このシラスも見ただけで柔らかそうで美味しそう!
荒川さんが魚の説明をしながら、瀧の湯の料理人がさばいていきます。
新鮮な魚を目の前でさばいていただけるだけで幸せです。
丁寧にさばいた魚はきれいに盛られて運ばれてきました。
西会津町の手焼き車麩を使った「ヘルシー麩丼」。
3年前に西会津町商工会婦人部の方々が商品開発した味です。
見た目はまるで会津のソースカツ丼。
麩だと知らないで食べたらまるでお肉です。
ヘルシーとはいえ、車麩一個分を使い、ご飯も大盛り。
満足感の高い逸品です。
試食タイム。
川俣シャモのスープ。
ガラだしで、風味の活きた味わいです。
素材をそのまま使ったアイスクリームができる機械です。
今回は武田さんの紫黒米を使って試作品をおねがいしていました。
かわいらしいピンクのアイスの登場です。
お米とは思えないほどなめらか!
もう一つに会津のりんごを使ったりんごアイス。
「りんごそのまま!」と感動さえする素材を活かした味です。
最後に石井さんの桃を使った桃ゼリーの試食タイム。
皆さんお腹もいっぱいなのに、ちゃんと食べて評価していただきました。
「まるでスイーツ食べ放題みたい!」というほど
たくさんのスイーツを味わいました(笑)
相馬の鮮魚、西会津町の車麩、川俣シャモのガラスープ、
素材を活かしたアイスクリーム機、商品開発中の桃ゼリー
会員生産者持参の商品たち
3時間ほどで内容の濃い交流会になりました。
次回は12月の予定です。
■参加施設(*順不同)
キノコハウス にこにこバラ園 会津地鶏の里 (株)美女来 ホテルグランデコ
湯のやど楽山 日中温泉ゆもとや 会津活・活自然村 庄助の宿瀧の湯
相馬原釜漁協 東山グランドホテル 上野菓子店 太田酢店 会津心水
民宿多賀来 西会津町商工会
(株)カムズ・ジャパン (株)エフ・エム・アイ
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