桑折町 視察
投稿者: Yokota-2010/11/28-なんでも日記
今日は西会津町の方々と福島県の北部、宮城県との県境に位置する「桑折町(こおりまち)」に
まちづくり視察でした。
桑折町は福島市から車で30分ほど。
奥州街道・羽州街道の宿場町であった桑折町ですが、
今は泊まるところはないそうです。
3年前から町づくりに取り組んでいて、
平成19年の桑折御蔵(こおりおんくら)のオープンをきっかけに
町の中にいろいろな仕掛けをしています。
その一つが月に一度のトラック市。
10数台の軽トラなどが並んで賑わっていました。
特産品のアンポ柿や手作りクッキー・やきそば、川俣シャモの焼き鳥など。
人気のコロッケは1個25円!
30分待ち~!
柚子も売っていました。
福島は柚子が生産できる北限の地、といわれていたのですが、
宮城の県境でも作れるようになったんですね・・(温暖化ですね)
お店の方が作った柚子。
たっぷり入って300円^^
「今日はにぎわってますね~」というと
「最近は結構いろいろなところから来てくれるようになったんだけど、
最初に始めた時はトラックは10台ないし、人はこないし、寂しかったのよ~笑」
つづけたからこそ、このにぎわい!
やはり続けることが大事です。
お昼を兼ねて「桑折御蔵」へ。
運営しているのは地元のお母さん方。
ボランティアだそうですが、元気いっぱい!
自分の町が大好きなのがわかります。
桑折御蔵を借りて改装して、運営するまでのお話し。
竹灯篭祭りのお話し。
ホタルで町おこしのお話しなど、ここ3年の取組をお話しいただきました。
お昼はおまかせ膳。
薬膳ご飯・名物の桑折さんちのだんご汁・煮物・焼き物・漬物、そして果物。
地産地消はもちろん、素材は持ちよりがほとんどだとか。
素材によって値段が少しかわるようです。
一番お薦めは「桑折さんちのだんご汁」。
「桑折町には会津のように特産品と言える味がないんですよ。
だから、素材にこだわって、地元の小麦と野菜・鶏肉を使っただんご汁を作りました。
普通なら小麦は漂泊するんだけど、うちではしていません。
化学調味料を使わないで、野菜と鶏肉のダシで優しい味付けにしています。」
最近はこのだんご汁目当てのお客様も増えて、認知されてきたそうです。
(だんご汁だけなら300円)
「デザートの柿もみなさんが来るっていうから家から持ってきたのよ!」
頭が下がります・・・
午後は町中視察。
まずは桑折御蔵から800mほどのところに位置する
奥州街道・羽州街道の分岐点。
昔は家が建っていたそうですが、復元したそうです。
歩いて移動。
歩くといろいろ発見があるんですよね!
そして、大学生が作ったカフェへ。
空き店舗を改装して、人が集まりやすい空間作り。
本を読んだり、シフォンケーキを味わうことができます。
店内の本は地元の人たちから持ちよってもらったそうです。
アイディアでなんでもできる証拠です。
最後に、旧桑折役場へ。
ポスターになるほどモダンな作り。
中には日本で最古の木の自転車「三元自転車」を復元を見学。
本物はヨトタ自動車さんが持っているそうですが、普段でも公開していないほど貴重なものだそうです。
実際にのった人もいて、運転は難しい!とのこと。
一度乗ってみたいですね~。
桑折町は初めて行きましたが、おもしろいものがいっぱいありました。
福島にはまだまだおもしろい地域がありそうです!
投稿者: Yokota|この記事へのリンク