川俣シャモの見学会
投稿者: Yokota-2008/12/18-生産者突撃日記
2008年12月18日
川俣町の川俣シャモを見学に行きました。
今回は素材広場のアドバイザーの先生をはじめ、デザイナーさん、
能登からお越しのデザイナーさんなど、視察研修を含めた見学会です。
ちょうどこの日はヒナが生まれた日。
里親のところへ運ばれる前のヒナに会えました。
今日生まれたばかりといってもしっかりしてますね~
ふわふわの毛がかわいらしい^^
この日生まれたのは1500羽ほど。
全部が元気に育ってくれるといいなあ。
ヒナたちはトラックで運ばれていきました。
こちらは生後20日目のヒナ。
さっきのヒナと比べれば、顔立ちもシャモっぽくなりました。
同じ日に生まれたシャモはずっと一緒に育てられるのです。
ヒナは28日目くらいまでは自分で体温調整できないそう。
床暖の入った鶏舎で育てられます。
また大きな音などがすると部屋の隅に集まる習性があり、
そのことで圧死してしまうヒナがいるとか。
温度管理だけでなく落ち着いた環境作りが大切なのですね。
続いてはヒナの親たちの鶏舎です。
雌が40羽、雄が4羽。
有精卵のためのベストな状態だそうです。
毎日卵を産むわけではないので
産卵率だけでなく、有精卵の率も気にしなくてはいけないそうです。
メスより一回り大きなオスは、茶色の羽も黒光するような美しさ。
すっと立つと人の太もも近くまであります。
さっきのヒナは、この大きさまで育ちます。
庭のある鶏舎でゆったりと過ごしています。
さすがにシャモで足はすごく速い!
昼間は素手では捕まえられない!とききました。
川俣シャモではヒナ用の餌と大人になってからの餌を
専用に作っています。
「なんでもいいわけではありません。
成長段階にあわせて、安心な餌を専用に作っています」
このこだわりが料理人が認める美味しい肉質になるのです。
鶏舎を見学したあとは
加工所もみせていただきました。
小学校の跡地を利用した農業振興公社です。
スモークしているのを遠くから見学。
半身にカットしているのを遠くから見学。
手際のよさにみんな感動。
卵が生まれて雛を育てて、加工するまですべてが川俣町の人々の作業です。
こういうものこそが「福島ならではの味」ですね^^
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