麩の手作業 丸十製麩

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炭火焼きの香りがする作業場で、毎日毎日「車麩」と向き合う丸十さん。
お伺いした日は焼いた麩を「切る日」
焼いた日には切りません。
焼き上げた長いままの麩の状態で軽く乾かします。
翌日ほどよく乾いた状態でカット。
乾きすぎると割れるし、乾いていないと形が崩れる。
職人の勘が働く瞬間。
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この焼く作業も切る作業も手作業。
カットしたあとに紐をかけ、風通しのいいところで乾かします。
丸十さんには乾燥部屋があり、天井からたくさんの車麩が下がっている様子が見られます。
昔は当たり前の手作業だったのでしょうが
グルテンを使わず、焼くことで膨らませる技を守る西会津の車麩。
ずっしりした重さは作り手の手間隙がかかっているからこそです。
「西会津の伝統食であること」「体に優しい食べ物であること」が見直されてか
今年は注文がすごく多いそうです。
西会津では今でも普通に食べられている炭火焼車麩。
袋をあけるとほのかな炭火の香り。
あ~人の手が作っている、と感じますよ。

 
 
 

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