「牛を育てる」ということ
投稿者: Yokota-2011/04/21-生産者突撃日記
会津の原乳が安全宣言の出荷許可が出た13日。
雑誌の取材を受けて、喜多方の酪農家さんのところに行きました。
私自信が以前取材させていただいたことがある酪農家さんで
牛を大事に考えている、この酪農家さんが大好きです。
久しぶりにお会いしたのですが
奥様に「解除になってよかったですね」と声をかけたところ
「ほんとに・・・」と目に涙。
こちらがもらい泣きしそうです。
社長は「いや~大変だった!」と。
ちょうど子牛を産んだ牛が多く、急に乳を止めろと言われても止まるものじゃない。
「普通なら、一頭からたくさんの搾乳することが技術。
でも、今回は止めなくちゃいけない。
一番出る時に止めるのは大変なんだよ!」と。
搾乳しても出荷できないので捨てる。
その繰り返しの日々。
「会津は原発から100キロ以上離れているし、風上(かざかみ)なのに」
私と同じようなことを考えていらっしゃいます^^
取材も無事済み、帰り際には社長も奥様も笑顔でした。
会津の酪農家さんは10軒ほど。
その原乳を使い、牛乳にしているのが会津中央乳業さん。
牛乳やさんがいるから酪農家さんも牛を育てられる。
地域でつながる大切さがわかります。
その後、16日、17日の長野県安曇野の「福島応援フェア」に会津中央乳業のヨーグルトを持って行きました。
2日間で500個も売れるほどの大人気!
復活の一番搾りで作ったヨーグルトです。
みなさん買ってくださって感謝です!
食の安心が伝わらないと観光復興できない。
しばらくは食の安全宣言活動ですね。
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阿部さんのコメント
投稿日: 2011.04.24 - AM 1:57
源乳出荷停止を報道で知った時、真っ先にこの方が
思い出されました。子牛はおなかの中でこうなって
いるんだよなんて教えてもらいましたっけ。
本当に何よりです。
涙腺が弱いのでこれ読んだだけでも(T_T)で、かなり
危ない状態なのですが・・・
そうそう、家も中央乳業さんのべこの乳は欠かして
おりませんよ。しっかり、お料理に使わせて頂いて
おります。