福島県 地産地消セミナー ~講演会編~

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地産地消セミナー当日の打ち合わせ様子です。
今日の流れの確認と注意事項や確認事項などを共有し
大事な「この会は宿の料理を変えるためにやる!」という意識確認をしました。(ちょっと大げさ??)
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10時受付開始を前に続々と参加者が訪れてきました。
まずは入り口近くに設置した素材広場展示コーナーが賑わいました。
今回は「会津心水」「相馬双葉漁協」「ノーベル」「会津中央乳業」「香の蔵」の5店舗と
福島県が力を入れている「会津のかおり(蕎麦)」のPRスペースを設けました。
試食をしたり、興味のあるものの情報交換をしたりと
話が盛り上がっていました。
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いよいよセミナーの開始!
まずはじめに、県旅館ホテル組合・観光文化委員会の瓜生委員長がご挨拶。
「冷え込んだ宿の集客状況を打破するためにも、
地元の食を取り入れた魅力の見直しをしなくてはいけない」と
力強いお言葉でした。
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続いて「地産地消による宿の成功事例」をお話させていただきました。
旅館編ではお隣の県の「川治温泉 東山閣」さんの事例。
海もなく、食イメージでは「牛乳」「チーズ」が強い栃木県。
でも、山の旬の味を「山奥寿司」という名物料理で提供し、お客様の満足度をアップし
ネットの口コミ効果でここ一年お客様が増え続けているそうです。
メニュー作りが大事なのではなく、今日の旬の味をいかに美味しく出すことが喜ばれるか
実証してくださったお宿さんです。
ビジネスホテル編では「高知パレスホテル」さんの事例。
ホテル社長が生産地へ出向き直送する食材たちが朝食バイキングに登場します。
地元の素材を使ってます、というのはどこでも見かけますが
このホテルの素晴らしいところは朝食レストランに生産者の顔写真パネルが飾ってあること。
「高知の食材100%を目指します!」と言い切るだけあって自社HPでもわかる
食へのこだわりが伝わってくる見せ方です。
一度泊まった方が次もこの宿!と思うのも納得です。
地元の食を使って宿の魅力作りし、行く価値のある宿作りをしましょう、という
お話をさせていただきました。
ホントはもっと言いたいことも知ってほしいこともあったのですが
20分という制限時間でしたので、話せるだけ話した!という感じです^^
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今回の特別講演は四万十ドラマの畦地社長です。
瓜生委員長がぜひ!とお願いしただけのことがあって、さすがのお話でした。
「四万十川に負担をかけない物作りが認められて、今では首都圏の百貨店や
自然志向のコンビニ、通販雑誌などからも声がかかるようになった」そうです。
でも、四万十ドラマを立ち上げたころは食への意識が低かった10数年前。
その頃はいい物であっても産地がわかるものが少なく、ブランド地が優勢だったとか。
「作り手のわかるもの。思いがあるもの」にこだわり、今まで続けてきたことで
今回の表示偽装や食の安全を言われる中で
四万十ドラマの商品は「本物」として価値が高くなったそうです。
宿も業者さんに任せた食材ではなく、自分たちが見て産地から直接仕入れることが
今後の強いウリになると確信しました。
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今回は90名ほどの方々が参加されました。
セミナーのことをブログで書いて下さった方をご紹介します。
明天 ワタルさん
http://blog.canpan.info/meiten/
ライスキッチン
http://blog.a-foods.shop-pro.jp/?month=200809

 
 
 

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