地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

 日報一覧

 

適材適所

     【スケジュール】
      8:30    しりたげ。資料作成、元気玉プロジェクトしくみ化資料
      15:00   元気玉プロジェクトMT
      18:00   終了

今日は、元気玉プロジェクトMTの日。
元気玉プロジェクト実行委員会の幹部である、方丈舎の江川さん・素材広場の横田さん・会津食のルネッサンスの本田さん・明天の貝沼さんが集まりました。これまで貝沼さんと作成した資料をもとに、今後のプロジェクトのしくみや役割分担をもう一度確認をして、さらに今後の活動を活発にしていくための話し合いを行いました。
やはり、「役割分担」を明確にすることが、プロジェクトの成功のカギであると思います。役割やそれぞれのタスクを明確にし、その人が一番得意とする役割に配置をすること。そうすれば、その人の良さが最大限に発揮され、それがプロジェクトの成功につながる。つまり、「適材適所」ができているか、それを間違えないように、その人の力や素質を見抜くことがまずは必要なのだと思います。
・・・はてはて、そうしたときに私のポジションはどこだろう。
私の今のポジションは、元気玉プロジェクトの「秘書」といったところでしょうか(笑)

写真は、元気玉プロジェクト推進本部に集まった物資たちです。
全国のみなさんからのメッセージが!

写真:メッセージつき物資

 
 
 

これが楽しい!

今日は一日中、「元気玉プロジェクト実行委員会」のしくみ化の資料を作成しました。
    【スケジュール】
     9:00  しくみ化資料作成
     18:00   終了

今日は、昨日貝沼さんとともに元気玉プロジェクト実行委員会のしくみを練り直したものをより細分化し、資料にまとめていました。…これまた楽しい。パワーポイントでちまちま作るわけですが、頭で考えているものがひとつの図としてまとまるのが快感です。どうしたら見やすくなるか、どうしたらわかりやすくなるかを考えて、試行錯誤するわけですが、結構頭で一度イメージしてしまうと、スラスラ作れてしまうもので。やめられないですね。でも、まだまだ作成時間がかかってしまうので、スピードを意識しながら作成できるように、訓練していこうと思います。こだわることは大事ですが、やっぱり仕事はスピードを求められるもの。私は凝り性なので、スピードを意識して仕事をこなすことも、今後のひとつの課題だと思います。
今回、この元気玉プロジェクトのしくみ化の仕事に携わり、しくみをつくることが私の楽しいと感じるひとつであると改めて感じました。しかし、やはりその「しくみを使う(活かす)ひと」がいないとそのしくみは何も役に立たないモノと同じであるということも痛感します。結局は、「誰がやるか」、「ひと」であると思います。

写真:MTの写真

 
 
 

元気玉プロジェクト推進本部の看板完成!

今日は会津つなプロのしくみ化MTと元気玉プロジェクトの看板作成を行いました!
    【スケジュール】
     8:30    しりたげ。資料作成
     13:00   会津つなプロしくみ化MT
     16:00   元気玉プロジェクトの看板作成
     20:00   終了

今日のメインは元気玉プロジェクトの看板作成!今週の始めに会津短大生に呼びかけたばかりなのに、あっという間に作成まできてしまうとは!会津短大生の意欲はものすごいです!アセスメント調査の協力も看板づくりも会津短大生の協力がなければできません。本当に感謝です。

看板づくりには、会津短大生始め、看護学生も会津大学生も集まり10人以上も集まってくれました!本当にすごい!!

看板は合計で3枚作成。一枚は高さ2メートルほどの看板で、あと2枚は横が1メートルほどの小さめの看板。どちらにもロゴマークをつけて「元気玉プロジェクト推進本部~顔晴ろう!ふくしま~」と書きました。「顔晴ろう!(がんばろう)」はおにぎりセンターのボランティアさんが言っていた造語。本当にこの言葉とおり、みんなが晴れ晴れしい笑顔で笑って過ごせる日が来るように頑張らなければと身が締まりました。

作成後はみんなで集合写真をパチリ。みんな、すがすがしい顔でやりがいを感じていたようで、やってよかったなぁ~と心がほくほくしました。このみんなの気持ちがこもった看板をもとに、「元気玉プロジェクト」、今後も頑張っていきましょう!!

写真:みんなとの集合写真

 
 
 

「感じるとる」こと

    【スケジュール】
     8:30    資料作成
     11:30   ボランティアについての取材
     12:30   看板下地作成@本部
     14:30   しりたげ。資料づくり、素材広場の手伝い
     19:30   終了

今日は会津でやっているボランティアについての取材を受けました。東京の新聞社が会津での動きも取材しているようです。電話取材だったのですが、なんだか応答にとまどってしまうこともありました。そこで感じたことは、「感じるとる」ことがまだまだできていないということです。仙台のつなプロも含め、この3週間避難所などを周り様々な状況を見てきたり、実際に避難者にお話を聞いたりしていますが、実際どう問題を解決していったらいいか分からないことばかり…。避難者のお話のなかで困り事を拾いきれていない、見逃しているような気がします。そうした、細かなニーズや抜けがちなニーズを見逃さないようにするには、「感じとる力」が必要なのではないかと思います。「こんな場合はどうするんだろう?」「こんなところは大丈夫なのかな?」と相手の立場になって、みる、相手の表情やしぐさを良く見て、何を求めているのかを感じ取る。事実を聞いて「そうなんだ」と受け止めるだけではなく、その事実を様々な方面から目を向けて深く考えてみる。そんなことがもっと必要なんだと思いました。

写真は、看板の下地作成の写真です!こなんが頑張っていますー

写真:下地づくりの写真

 
 
 

直感が大事

今日は会津つなプロの看板づくりと資料作成を中心に行いました。
【スケジュール】
     8:30    レポート作成
     10:00   会津つなプロ資料看板・ロゴ作成MT@会津短大
     11:00   資料作成
     17:00   会津つなプロ資料看板・ロゴ作成MT@本部
     18:00   終了

会津つなプロのロゴが会津短大生作成のもと、いい感じに仕上がってきました。しかし、誰が見ても同じ雰囲気に感じ取れるようなロゴにすることが難しい。ちょっと線の色や太さを変えるだけで、雰囲気が変わってきます。私はデザインについては特に勉強をしたことがないですが、デザインというのは「何も知らない人にいかに伝わりやすいか」が大事であると思います。パッと目に飛び込んできたときにどんな印象を受けるか、これは「直感」を大切です!

写真:ロゴの写真

 
 
 

先に質問した人が勝ち!

今日は一日中インターンの研修でした。
【スケジュール】
    8:15   男子寮へ洗濯機運び
    9:00 研修スタート
    16:00  研修終了
    16:10  資料作成
    19:00  終了

今日の研修はどっと疲れましたが、自分自身また新たに身が引き締まる思いになりました。
まず、いろどりの横石社長の「まちづくりは結果であって、目的ではない。自分のなかでやらねばならないことへのこだわりが大事。それに対して無心にやっていくこと。それを積み重ねることで成果がでる」という言葉が特に印象的でした。「こだわり」は自分はどこまであるのか、それに対して生涯コミットしていく覚悟はどれだけあるのか…そんなことを考えました。さらに横石社長の「絆というのは、みんながみんなの様子を知れる、やっていることがいつも見えることで生まれる」という言葉でした。いろどりでは、今日は社長はどこに何しに行っている、葉っぱの生産者どうしがどのくらいの収穫で売上があるのかを互いに見られることで、人と人との信頼感や一体感が生まれています。しかし、団体などでよくあるのは、互いの動きが見えず効率が悪い動きになったり、意志疎通ができず誤解が生じたり…ということがあります。いろどりのような、日常からのちょっとした情報開示や情報をやりとりするしくみをつくっていくことが大切なのだということを学びました。

そして、スタートアップ研修では明天の貝沼さんがお話をしてくださいました。そこで行われた「冷や汗選手権」。インターンへの心構え16のなかにある格言で自分がドキッとしたことが、潜在的な自分の弱みだということで、最後にあげてみました。16個の格言すべて、改めて「自分はちゃんとできているのかな」と思い返すきっかけとなりましたが、私が最終的に上げた言葉は、「先に質問をした方が勝ち!」ということでした。私の大きな課題として、「遠慮してしまい相談できない」ということがあります。相手の様子を窺うばかりに、迷惑かな、時間ないかな、こんなことを聞いて間違いかなと考えてしまい、結局聞けないということが多くあります。しかし、そういった行動は後々、自分にも相手にも迷惑をかけてしまいます。主体的になるためにも、自分の考えや思っていることを素直に話すこと、悩んだら相談することを、まずは貝沼さんに話すということをしていきたいです。

そして、震災をきっかけに改めて考えるようになった「学生の役割づくり」。震災復旧にむけて学生にできることは何なのか、学生が地域で必要とされていることは何なのかは、現地で聞くしかないのだということを感じました。頭で考えているだけでは絶対に出てこなく、出たとしてもそれは、学生が必要だと思うものであって、本当に必要とされているものではないということに改めて気づきました。これから避難所を回るときには、「学生にしてもらいたいことは何か」「こういった場所に学生は必要ですか」と素直に聞いて回って情報を集めたいと思います。

写真:研修の写真

 
 
 

2つの課題

    【スケジュール】
     8:30    資料作成
     10:00   会津つなプロ 看板・ロゴ作成MT@会津短大
     11:40   会津つなプロ本部物資搬入
     13;30   会津つなプロ資料作成
     19:30   終了

今日は会津短大生との新たな出会いがありました。会津つなプロの看板・ロゴ作成のMTで集まってくれた短大の情報デザイン学科の方々。会津つなプロの概要やイメージカラー、雰囲気を伝えただけで、「やってみます!」というお言葉。さらには、「mixiのある災害コミュのデザインを既に作りました!」との声。やはり、自分の得意なことを話している瞬間が人は輝きます。こうした相手の表情が笑顔になり、やる気に満ちている姿を見ると、相手の強みや力を活かせる場やきっかけをつくっていくことの必要性や楽しさを感じます。そこで私自身必要になってくることは、興味がないこと・できないことへもっと介入していくということだと感じました。私は、興味があることや好きなこと一筋!というように、興味があるものと興味ないことがはっきりしています。しかし、そうなると興味がない分野の方とお会いしたときに全く知識がなく、コミュニケーションがとれなくなってしまったり、自分の活動の広がりに限界が生じたりということが出てしまいます。世の中にはなくていい仕事などないと思うし、日常あまり見えない裏方の仕事があるからこそ、私たちの生活がなりたっているわけですから、まずは様々な分野での仕事の方々と出会いながら興味の幅を広げていき、社会のしくみを知っていきたいと思います。
そして、もうひとつの私の課題は、情報収集力を高めることだと感じました。今日も会津つなプロの資料作成をしていましたが、どんな言葉を選んでどのような文章で書いたらよいのかをインターネットで参考資料を探すのですが、いまいち見つけられない。探し方が下手なのでしょうか。また、探し当てた参考資料を読んで理解する、いわゆる読解力が人より遅いので、資料作成に時間がかかります。これは今まで怠っていた、新聞や本を読むという文章を読むことをまずして、慣れていきたいと思います。最近は、貝沼さんに勧められて読んでいる「NPOマネジメント」を少しずつ読んでいます。広報、マーケティングなどについて長い文章で書かれているのではなく、ポイントを押さえて簡潔にまとめられているので、とても読んでいてためになります。学生も読むべきだと思います!貝沼さんには、「女子大生でNPOマネジメントにハマるだなんて変わってるね」と言われましたが…楽しいから、いいですよね。

写真:会津短大生との打ち合わせ風景

 
 
 

「気づき」のセンス

今日はいよいよ、元気玉プロジェクト実行委員会「会津つなプロ!」キックオフミーティングでした!

【スケジュール】
 8:00 会津つなプロ!ボランティア資料作成・印刷
10:00 会津つなプロ!キックオフミーティング
15:00 会津つなプロ!ボランティア概要資料作成
19:30 終了

今日は待ちに待った、会津つなプロ!キックオフミーティング。つなプロ創設者のダイバーシティ研究所代表理事の田村太郎さん、ETIC.の山内幸治さんを始めとするつなプロの各関係者のみならず、会津の災害対策本部の方々、葛尾村に避難している方など、濃いメンバーが勢ぞろいでした。本部がまだ電気がつかず残念でしたが(笑)、始まる前からわくわくしていました。

今日の会議のなかで特に印象的だったのはやはり、避難している方々の生の声を聞けたことです。アセスメント調査をしたときには聞けなかった若い方からの意見。「毎日同じ顔、毎日同じ話をして、刺激がない。」「物資がある程度集まって贅沢になっていることがよけい、何もやりたくない、ボーっとしてしまうことに繋がっている」…。これらの話を聞いて私は、これまでのアセスメント調査で表面的な部分しか見ていなかったのだなと、改めて思いました。物資が揃っている、健康状態も良好、避難所の対応もできている…一見、落ち着いて見てしまっていた自分に、不甲斐なさを感じました。

そして、今日の格言は田村太郎さんがおっしゃっていた「ニーズを把握してから対応するのではなく、ニーズは予測して対応する」ということ。これから何が起こりうるかを予測する、先を読むということを、この活動のなかで学んでいきたいと思いました。また、「仕事をつくる」とはどういうことかをこの活動を通して考えていきたいです。この会津つなプロの目標でもある「避難者の役割づくり」、就労としての仕事ではなくいても、生きがいとしての仕事をどう生み出すか、それはちょっとした「気づき」から生まれるのではないかと思います。そんな「気づく」センスを明天の貝沼さんのもとで磨けるよう、尽力したいです。

 
 
 

学生のチカラ!

今日はアセスメント調査の2日目。午後は短大生が中心に始動した「会津学生ボランティア連絡会」の説明会に参加してきました。

【スケジュール】
10:00   アセスメント調査開始
13:00   会津学生ボランティア連絡会に参加
16:00   会津つなプロ!本部会場準備
17:00   個人アセスメント集計打ち込み
20:00   終了

「会津学生ボランティア連絡会」には会津短大や会津大学生を中心とした11人が集まりました。ほとんどが1・2生の学生で、みな緊張していながらもやる気に満ち溢れた様子でした。
この会津学生ボランティア連絡会ができた経緯でもありますが、今回の震災で顕在化したことは、「ネットワークとつながりの大切さ」であると改めて思いました。これまで、日本は無縁社会だと叫ばれ、つながりが大切だ、ネットワークをつくることが必要だと言われてきましたが、つながりがなかったわけではなく、その大切さを実感できずにいたのではないかと思います。(正確にいえば、つながりやネットワークを感じる機会や環境がないと言えるのかもしれません)この震災で感じた「ひとりではなにもできない」という危機感、twitterなどを通してより強く感じた「自分はひとりじゃないんだ」という意識の芽生えが、この新しい取り組みを生み出したのだと思います。
このような同じ気持ちを持った学生は、会津の学生だけではありません。福島の学生も、郡山の学生も、いわきの学生も、みんなそうだと思います。だからこそ、この「会津学生ボランティア連絡会」や私が大学で所属している学生ボランティアセンターを始め、学生のやりがいと地域への貢献をともに考えたしくみで学生をサポートしていくことが必要なのではないかと思います。
今回、「会津学生ボランティア連絡会」の学生たちと繋がれたことはとても大きな刺激になりました。私も福島大学のボランティアセンターを大学が始まったら稼働できるように今から準備をし、ゆくゆくは福島大学生・会津学生ボランティア連絡会ともに福島県内の学生をサポートしていきたいと思います。

 
 
 

現場やNPOで学ぶということ

今日は会津つなプロ!のアセスメント調査の初日でした。

【スケジュール】
10:00  アセスメント調査打ち合わせ
10:30  アセスメント調査開始
    ・市民ふれあいスポーツセンター
・河東総合体育館
15:30  アセスメント調査反省会
17:00  終了

今日のアセスメントは前回と違い、社会福祉士の方と学生がペアになって避難者の方々のお話を聞いて回りました。社会福祉士の方々の、様々な角度から質問を投げかけ、雑談のなかからニーズを探っていく姿を見て、大変学びが多くありました。相手の思いを引き出すためには、相手の立場になることはもちろんですが、看護・介護の制度や市町村の役場事情など、社会のしくみをしらないとできないということも痛感しました。さらに、避難所の方々の話を聞きながら、「この問題はこことつなげて解決できるな」と同時に考えていくことができるようになると、早急に対応が必要な困りごとに対してアドバイスもできるし、アセスメント調査の結果がすぐに次の形となって表れやすいと思います。
今日、頭にたたき込まれた言葉は、「現場で理論は教えない」ということでした。方丈舎の江川さんがおっしゃっていた言葉ですが、そうだよな。と妙に納得した自分がいました。現場は日に日に状況が変わるため、how toでは絶対に対応できないと思っていましたが、でも頭のどこか隅っこに、理論で考えてしまう自分が…頭固いですね。もっと考えに幅を持たせて、柔軟に対応できるようにしなければ、と思った一日でした。