地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

 日報一覧

 

かっけばっと

スケジュール
8:40-10:30 ミーティング
10:30-12:00 観光PR用DVDの       レター作成
13:00-16:30 中間報告
17:00-20:30 料理教室

どうも!インターン生のよしです!今日はてんこもりの一日でした。
午前の一発目は、今週末に行われる会津モニターツアーのミーティング。タイムスケジュールに沿っての打ち合わせでしたが、詰めが甘いところもあり、スタッフに指摘される部分も。僕は書類作成には携わっていなかったのですが、第三者が見て分かりやすい書類を作るのは難しい作業だと感じました。これからモニターツアーの準備で忙しい時期にさしかかってきますが、自分の担当した仕事は責任を持って完遂しなければいけないなと、感じました。
その後の作業は、モニターツアーの移動中でお客様に見てもらう観光PR用DVDの確認とその件に関するレター作成。以上で午前が終了。
午後は、中間報告。プレゼンを時間内におさめ、要点をまとめて伝える、というのは大切な技術。学校では、時間が定められていても延長したからといって、最後まで発表を聞いてくれる教授が大半だが、ビジネスの世界ではそれは甘い考えのよう。いかに時間内で伝えたい事を伝えるか。社会に出れば必ず必要となってくるスキルですね。
中間報告。同じ日に同じ研修を受けていても、一人一人の気付きや学びは違うもの。他の研修生が感じた事を聞く事で自分には無かった視点だったり、流していた事に気付けたり。自分で経験するのが1番ですが、時間は無限ではありません。他人の経験した話も聞いて、想像力を働かして、学びを得る事も大切だと感じました。
夕方からは、大熊町のお母さんに来て頂いて料理教室。岩手出身のSさん指導のもと、岩手県の郷土料理である「かっけばっと」を作りました。ざっくりと手順を説明すると、小麦粉を練って生地を作り、ひし形に切って、こんにゃくと豆腐と共にゆでて、出来上がり。これをにんにく味噌につけて食べるのです。岩手では、暑い時期も寒い時期も、要は年がら年中食べるそうです。大熊町のおかあさん達と交流もはかれ、おいしいごはんも食べる事が出来、大満足な晩ご飯でした。

写真は料理教室のようすです

 
 
 

記録

スケジュール
10:00-16:00 中間報告作成

インターン生のよしです!

今日は、明日に向けて中間報告の作成に精を出しておりました。いざこれまでの二週間をまとめようと思っても、なかなか文章化できないもの。
自分のした経験も時が経れば、薄れていきます。一瞬の記憶ではなく、記録として残していくことが重要だ、と改めて気付かされました。今日は中間報告について考え過ぎて頭が痛くなりました。早めに寝ます。

今日の一枚は、晩御飯です、毎日自炊しております!毎晩たらふく食べております。大きくなるぞ!

 
 
 

会津みしらず柿

スケジュール
9:00-12:00 倉庫の掃除
12:00-13:00 昼食
13:00-14:30 お昼寝タイム
14:30-16:30 倉庫の掃除

こんばんは!インターン生のよしです!

今日は、柿園と稲作を営む渡部柿園さんでお世話になりました!

作業内容は、倉庫の整理。倉庫いっぱいに出荷用のダンボールが積み重ねられており、それを
一つ一つ移動させ、今年度の新しいダンボール用のスペースを確保しました。消費者は、ダンボールにきれいに詰められた柿しか目にすることはありませんが、生産者は、収穫以外にも細々とした作業もあるんだ、と実感。出荷する量も大量なので、全てを手作業で行うのも大変です。

原発の風評被害が気になる今年度の出荷ですが、既に注文の電話もあるようです。

会津みしらず柿!食べてみたいですね!

 
 
 

へび

スケジュール
10:00-12:00 枝豆収穫
12:00-13:00 昼食
13:00-14:30 昼寝タイム
14:30-17:00 メロン畑の後片付け

インターン生のよしです。

今日も梁田さん家で農作業。3日間の集大成を。

午前は、枝豆の収穫。昨日と同じ作業なので、テキパキと。土日の販売に向け、多めに収穫したようです。みんなで、一つ一つ丁寧に豆の部分だけをもぎ取ります。100日間もかけて育った食べ物を粗末にはできません。
午後は、メロン畑の後片付け。大量のメロンが放置されていて見るも無惨な姿に。昨年のメロンは、作付け時期が遅れて味が良く無かったので、一度だけ収穫してその後は収穫しなかったとか。天候、気温、災害など自然条件に左右される農業は、本当に厳しい仕事だと思います。何日も目をかけて育ててきた作物が、うまくいかないと、全く売れない訳ですから。ですが、実際に大量のメロンが残っている様子を見て、もったいないと思ってしまいました。何とか活かせないのかな、と。こういった日常の違和感を大切にしていくべきですね。はい。

そこで、海外での話も踏まえて。

これからの日本農業には経営の在り方も求められている、と思います。
以前、パラグアイで一週間程ファームステイした時のことを思い出します。日本では考えられないほどの規模の大規模経営体。全てがケタ違いで、驚きの連続だったのですが、特に印象に残っているのは、経営者の70歳にもなる老夫婦がパソコンで世界の先物取引市場相場を毎朝毎晩チェックしている姿でした。できるだけ、値段が高い時期に市場に流すために、日々の相場を予想して出荷しているとのことでした。日本で考えられているような農業ではなく、まさにビジネスとして動いている感覚がありました。規模に関しては、習うことは難しいとしても、経営面や、特に意識の面では、学ぶところがあるのではないでしょうか。

要するに日本での既存の経営は、「当たり前」ではないということです。例えば、先の事例のように、パソコンを用いてIT関係と結びつける。など。具体的な案を出せなくて申し訳ないですが。笑。
「もったいない」という感覚をビジネスにつなげることはできないのかなと、思います!考えます!
日本農業。これからですね!

写真は畑で捕まえたヘビです。久々にヘビ見ました。あいくるしいですね。

 
 
 

生産者の被害

スケジュール
10:00-12:00
白菜の新苗を植える
12:00-13:00
お昼ご飯
13:00-14:30
休憩
14:30-17:00
枝豆の収穫

昨日に続き、今日も簗田さん家でお世話になりました。
今日の午前は、昨日と同じ作業で白菜の新苗を畑に植えていきました。昨日の疲労もあり、しゃがみこんでの作業はきつかったです。お母さんやおばあちゃんが僕達の三倍くらいのスピードで植えていく様子をみていると、負けてられないとは思うのですが、長年の経験にはどうも勝てないみたいです。
作業途中に梨畑に連れて行ってもらい、梨をもいで頂きました。みずみずしくておいしい!お母さんの梨好きが高じて、梨の木も植えたそうですが、主には桃の木を育てているようです。
その後、家に帰ってお昼ご飯をいただき、昼寝。至福の時間。のんびりと時間が過ぎていく感じは田舎ならでは、ですね。

午後は枝豆の収穫。トラック一台分の枝豆を収穫して、倉庫に戻り、豆の部分だけをもいでいく作業。といっても、大部分は機械で行うので、機械では取りきれなかった豆を一つ一つ手作業で取っていきました。機械が無かった頃は全て手作業で本当に大変だったとか。今は、時間が短縮化されて、他の作業に手を回せるので、随分らくになったそうです。
そんなこんなで、今日の活動は終了!!今から、もらった枝豆いただきます!ありがとうございます!

今日の気づきもお母さんの話から。震災後、福島県の農産物は出荷制限がかかり、全く出荷できない状態が続きました。作物はあるのに、出荷できないというもどかしい状態。そうなると、農家さんの収入もゼロ。現在は、制限も解かれていますが、出荷前に残留放射線値を調べなければいけないとのこと。会津は福島県の中でも内陸の方に位置し、原発からは100キロも離れています。大気中の放射線値は0.13マイクロシーベルト/時。ほとんど東京などと変わらない数値。おおよその目安ですが、胃のX線撮影をする検査1回あたりで受ける放射線の量は、600マイクロシーベルト程度。安全であることは数値から見ても確かです。
しかし、県外や海外からは、福島県産農産物の安全性が懸念されている状況があります。
福島県としては、食の安全性を広く周知していくことが喫緊の課題なのですが、農家さん自身、個人ではどうにもならないもの。人々の意識の変化を生み出すにはどのような取り組みを講ずるべきなのか、考えていくべきだと思いました。
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今日の一枚は,
簗田さん家の昼ごはんです。ごちそうさまです!

 
 
 

生産者の声

スケジュール
10:00-12:00
白菜の苗植え
12:00-13:30
お昼ご飯
13:30-16:30
白菜の苗植え

インターン生のよしです。

今日は、農業を営む梁田さんでお手伝いをさせて頂きました。午前中はセルトレーに入っている白菜の新苗を畑に移動させるという作業でした。マルチに穴を開け、苗を移動させ、土をかける、という単純な作業ですが苗の時期にしっかり成長するかどうかは今後の成長に大きく関わってくるので、デリケートな作業ともいえます。
午前の作業が終わると、梁田さん家に戻って、豪華なお昼ご飯を頂きました。野菜たっぷりの昼ご飯で大満足!ありがとうございます!
午後には、草刈機にのせて頂きました。倉庫にはコンバインや田植機など多くの大型機械がありましたが、話を聞くと、故障も多いし、一年のうちで使う期間も一週間程の短期間。それ以外の期間が倉庫で眠っているのは勿体無いような気がします。兼業農家や小規模経営が多い地域では、シェアしたりなどの工夫があると思いますが、会津地域でも適用できないのかなと。

その後は、午前の作業の続き。
一つ一つ手作業で行うのは、想像以上に重労働で足腰にきました。おばあちゃんが、休みなしで作業を行っているのには、頭が上がりません。本当に元気
そんなこんなで、今日は一日農作業体験を満喫してきました。

今日の気づき。
農作業中に、お母さんが色々な話をしてくださいました。その中で一つ。30年前と比べ、米の価格が半分以下に下落していて、さらに肥料価格の上昇によって米をつくっても、投資費用を差し引くと、ほとんど利益がないという現状があるそうです。利益は出ないし、作れば作るほど大変だと。
輸入米の関税は約780%。日本農業は国からの保護政策によって農家さんは補助金で守られていると思っていました。TPP参加是非で世の中を騒がせていた時、日本農業への影響が懸念されていましたが、自身の意見としては関税撤廃案にどちらかというと賛成派で、日本の財政状況を考えると、のっていかない手はないと思っていました。国産農作物については、和牛などの畜産物と同様に、ブランド化をはかることで、輸入品との差別化をおし進めれば、なんとかやっていけるのではないか。と考えていました。
しかし、生産者の現場の話を聞くと、今でも深刻な状況で、さらに関税撤廃が実施されると、本当にやっていけるのかどうか疑問に思いました。これからの日本農業を「守っていく」のではなく、どのように「元気づけていく」かが重要なのではないでしょうか。

 
 
 

モニターツアー

スケジュール

9:00-12:00
物販報告書作製
13:00-17:00
モニターツアー準備

インターン生のよしです。

今日は一日素材広場での活動となりました。午前は、昨日に続き物販報告書の作製。現在、東京や大阪 新潟などで行っている物販には実は大きな目標があります。

3/11の東日本大震災で、福島県沿岸地域の四倉港という漁港で水産物加工業を営むニイダヤさんは壊滅的な被害を受け、現在営業をしていない状況です。そのニイダヤさんに、物産の売上金で真空機をプレゼントしてもう一度頑張ってもらおう、というのがこの物産の目的です。

ニイダヤさんは伝統的な技術で加工を営んでおり、その技術は継承していくべきものです。また、地域雇用創造にもつながり、地域全体の活性化のためにも、早急に目標金額に到達したいです。

という訳で、売上額、仕入額を整理するデスクワークも重要な作業の一つです。

午後は、モニターツアーの準備のお手伝い。お客様をもてなす側として、ツアーの段取りを創り上げていく、というのは想像以上に、難しい作業。細かな部分にも気を配り、何が必要なのかみんなで整理していきました。僕が行った作業は、日程表作成の一部。企業紹介の短かな文章でも頭を悩ませるもの。よりわかりやすく、より簡潔に。

モニターツアーまだまだやるべき事も多いですが楽しみです。

 
 
 

報告書作成

スケジュール

8:30-10:00
ミーティング
10:00-18:00
物販報告書作製

インターン生のよしです。

今日は朝からミーティング。今週すべきことを全員で確認しあい、情報を共有するための大切な時間。

全体の内容を把握していないと、作業目的が漠然として効率的に進められないので、全体を把握することが重要。

これからのメインはモニターツアー。東京のメディア関係者に会津観光ツアーを体験して頂き、会津の素晴らしさを広報していもらおうというプロジェクト。

みなさん、その準備に取り掛かっている中、僕は1人さびしく7月、8月の物販報告書を作成していました。

今日の気づき。毎日の作業を怠ってはいけません。ためると、取り返しのつかないことになります。

 
 
 

朝ミーティング

スケジュール

8:30-10:00
ミーティング
10:00-18:00
物販報告書作製

インターン生のよしです。

今日は朝からミーティング。今週すべきことを全員で確認しあい、情報を共有するための大切な時間。

全体の内容を把握していないと、作業目的が漠然として効率的に進められないので、全体を把握することが重要。

これからのメインはモニターツアー。東京のメディア関係者に会津観光ツアーを体験して頂き、会津の素晴らしさを広報していもらおうというプロジェクト。

みなさん、その準備に取り掛かっている中、僕は1人さびしく7月、8月の物販報告書を作成していました。

今日の気づき。毎日の作業を怠ってはいけません。ためると、取り返しのつかないことになります。

 
 
 

食とは

スケジュール
8:00-12:00
鶏舎の消毒、もみがら敷き
13:00-16:30
美坂高原見学、鶏の捕獲

インターン生のよしです!

二日連続の四時半起き。今日も昨日に続き、みしまやさんでの研修です。

今日の午前は、昨日掃除をした鶏舎の消毒。ウイルスの侵入を防ぐため、鶏舎の中全体と周りに消石灰をまきました。先日、日本列島を揺るがした口蹄疫問題でも、消毒のために消石灰がまかれていた光景を思い出します。
その後、ビニールシートを床全体に敷きその上から全体にもみがらを敷きつめました。餌箱の設置をして、ひよこを受け入れる準備が終了。

午後は、美坂高原見学。山頂付近にあるだだっ広い高原は以前はレジャー施設として利用されていたが、現在は開店休業中の状態。現在は、一部を畑にして、白菜やとうもろこしが栽培されています。みしまやさんでは、その一角に鶏糞を運び、一年間発酵させることで肥料をつくり、できた有機肥料は畑の堆肥となります。そして、また、畑でできた野菜の残渣は、地鶏の飼料に混ぜられ、まさに資源循環型の経営が行なわれているのです。
鶏舎に戻り、地鶏の捕獲。最初は逃げられてばかりで、作業に慣れるまで大変でした。この鶏が日頃、スーパーなどで見かける鳥肉なのか、と思うと考えさせられます。
今日の日本では、生産と消費の距離が物理的にも精神的にも乖離している状況にあるような気がします。生産段階では屠畜や加工はオートメーション化され機械的に流れ、消費者においては、食はパッケージ化され、簡単に手にはいるかの様に、目の前にあらわれます。
実際に捕獲を経験して、動物の命を食べてるんだ、という実感がまざまざと感じられる訳でもないが、そういったことを、感じる経験は重要だと思いました。

みしまやさんの手作業で全てを行う経営体が減ってきていることは悲しいことです。