地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

生産者の被害

スケジュール
10:00-12:00
白菜の新苗を植える
12:00-13:00
お昼ご飯
13:00-14:30
休憩
14:30-17:00
枝豆の収穫

昨日に続き、今日も簗田さん家でお世話になりました。
今日の午前は、昨日と同じ作業で白菜の新苗を畑に植えていきました。昨日の疲労もあり、しゃがみこんでの作業はきつかったです。お母さんやおばあちゃんが僕達の三倍くらいのスピードで植えていく様子をみていると、負けてられないとは思うのですが、長年の経験にはどうも勝てないみたいです。
作業途中に梨畑に連れて行ってもらい、梨をもいで頂きました。みずみずしくておいしい!お母さんの梨好きが高じて、梨の木も植えたそうですが、主には桃の木を育てているようです。
その後、家に帰ってお昼ご飯をいただき、昼寝。至福の時間。のんびりと時間が過ぎていく感じは田舎ならでは、ですね。

午後は枝豆の収穫。トラック一台分の枝豆を収穫して、倉庫に戻り、豆の部分だけをもいでいく作業。といっても、大部分は機械で行うので、機械では取りきれなかった豆を一つ一つ手作業で取っていきました。機械が無かった頃は全て手作業で本当に大変だったとか。今は、時間が短縮化されて、他の作業に手を回せるので、随分らくになったそうです。
そんなこんなで、今日の活動は終了!!今から、もらった枝豆いただきます!ありがとうございます!

今日の気づきもお母さんの話から。震災後、福島県の農産物は出荷制限がかかり、全く出荷できない状態が続きました。作物はあるのに、出荷できないというもどかしい状態。そうなると、農家さんの収入もゼロ。現在は、制限も解かれていますが、出荷前に残留放射線値を調べなければいけないとのこと。会津は福島県の中でも内陸の方に位置し、原発からは100キロも離れています。大気中の放射線値は0.13マイクロシーベルト/時。ほとんど東京などと変わらない数値。おおよその目安ですが、胃のX線撮影をする検査1回あたりで受ける放射線の量は、600マイクロシーベルト程度。安全であることは数値から見ても確かです。
しかし、県外や海外からは、福島県産農産物の安全性が懸念されている状況があります。
福島県としては、食の安全性を広く周知していくことが喫緊の課題なのですが、農家さん自身、個人ではどうにもならないもの。人々の意識の変化を生み出すにはどのような取り組みを講ずるべきなのか、考えていくべきだと思いました。
—-
今日の一枚は,
簗田さん家の昼ごはんです。ごちそうさまです!

 
 
 

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