地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

食とは

スケジュール
8:00-12:00
鶏舎の消毒、もみがら敷き
13:00-16:30
美坂高原見学、鶏の捕獲

インターン生のよしです!

二日連続の四時半起き。今日も昨日に続き、みしまやさんでの研修です。

今日の午前は、昨日掃除をした鶏舎の消毒。ウイルスの侵入を防ぐため、鶏舎の中全体と周りに消石灰をまきました。先日、日本列島を揺るがした口蹄疫問題でも、消毒のために消石灰がまかれていた光景を思い出します。
その後、ビニールシートを床全体に敷きその上から全体にもみがらを敷きつめました。餌箱の設置をして、ひよこを受け入れる準備が終了。

午後は、美坂高原見学。山頂付近にあるだだっ広い高原は以前はレジャー施設として利用されていたが、現在は開店休業中の状態。現在は、一部を畑にして、白菜やとうもろこしが栽培されています。みしまやさんでは、その一角に鶏糞を運び、一年間発酵させることで肥料をつくり、できた有機肥料は畑の堆肥となります。そして、また、畑でできた野菜の残渣は、地鶏の飼料に混ぜられ、まさに資源循環型の経営が行なわれているのです。
鶏舎に戻り、地鶏の捕獲。最初は逃げられてばかりで、作業に慣れるまで大変でした。この鶏が日頃、スーパーなどで見かける鳥肉なのか、と思うと考えさせられます。
今日の日本では、生産と消費の距離が物理的にも精神的にも乖離している状況にあるような気がします。生産段階では屠畜や加工はオートメーション化され機械的に流れ、消費者においては、食はパッケージ化され、簡単に手にはいるかの様に、目の前にあらわれます。
実際に捕獲を経験して、動物の命を食べてるんだ、という実感がまざまざと感じられる訳でもないが、そういったことを、感じる経験は重要だと思いました。

みしまやさんの手作業で全てを行う経営体が減ってきていることは悲しいことです。

 
 
 

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