地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

まりあんぬ 日報一覧

 

会津での研修最終日。そして最後の取材

8:20 着 日誌など
9:20 発
10:00 会津中央乳業「アイス牧場」着 取材
12:00 発
13:00 宿着 不動産屋さんのチェック。その後荷物持ち出し
14:00 素材広場着 報告会
15:00 レストランポタジエ着 取材
16:30 素材広場戻り
17:30 研修終了 素材広場

いよいよ研修最終日になった。
本日の取材は2軒。どちらもとても楽しみにしていた。

会津中央乳業㈱さんで取材に対応してくださったのは、営業部の若きリーダーNさん。「べこの乳」とかわいらしい女の子のトレードマークで有名なこの小さな乳業会社が、会津のなかできらりと光る理由が少しだけわかった。

Nさんたちは、とにかく酪農家を大切にしている。それぞれの酪農家のタンクを別々に管理していることでもわかる。正当な値段で買い取るので、この地方の酪農家は小規模ながら後継者がいるのだという。私が住む町や、知人が酪農を営む北海道でも最近は「大変」「厳しい」という言葉しか耳にしたことがなかったが、若き後継者が育っているということは本当にうれしいニュースであった。会津中央酪農の存在が、どれだけ大きいかを実感する。
85℃15分という独自の殺菌方は「酪農家がしぼりたての乳をストーブで温めているような感覚」から生まれたという。それが一番おいしい飲み方だということを、彼らは知っていたからだ。高温殺菌から差別化されたこの牛乳は「会津のべこの乳」となり、さらにそこから水分を抜く特殊技術で濃縮されたものが「会津のべこの特濃 もうひとしぼり」なのだ。
どの製品ひとつ取ってもドラマとこだわりがあり、予定時間をはるかにオーバーしてNさんのお話に聞き入ってしまった。これからもファンのひとりとして、未来の農業を担う者として応援し続けていきたいと思っている。

お世話になったウィークリーマンションに戻り、不動産屋さんにチェックしてもらった後、車に荷物を詰め込む。町の中心部に程近く、眺めのよいこの部屋はあまりにも居心地がよかったのでこのまま住み続けたいような愛着をもった。若松は本当にすてきな町だ。

素材広場に戻ってから報告を行った後、徒歩2分のレストランポタジエさんに向かう。
観光地から外れた住宅街にこの店は位置する。駐車場に向かう途中覗くといつも満席だった。おいしい店には場所を問わず、お客さんはやって来るのだ!
オーナーシェフのKさんは、とても自然体な方である。調理学校卒業後に修行に出たイギリスで、自家栽培した素材を使う農園レストランやベジタリアンのためのレストランなど出会い、自分でも地元の旬の農産物を使ったレストランをやってみたいと帰国したそうだ。 “地産地消”や“スローフード”が声高に叫ばれる前のことである。オープンした店名は「ポタジエ(フランス語で菜園)」。
スタッフは8人。決して大きくない店内でこれだけのスタッフが必要なのは、ベースから全てが手作りだから。「給料は高くなくても、一から調理したいという志の高いスタッフがきてくれる」Kさん。皆が切磋琢磨しながら和気あいあいと調理している様子が目に浮かぶ。
食材は主に農産物販売グループ「会津活・活自然村」から取り寄せる。農家さんと相談しながら季節ごとのメニューを決めていく。“畑の都合”優先だ。最近はフレッシュハーブを納品してくれる農家さんとつながり、毎日新鮮なハーブが手に入るようになったという。
「関わっている人たちみんなが幸せになるような仕組みづくりがしたい。利益は後からついてくる」とKさん。

私もNさんやKさんを見習って、みんながしあわせになれるような仕組みを作っていかなくてはならない。宮城へ向かう車の中で、そんなことを考え続けていた。

地域密着型インターンシップ研修 報告書

 
 
 

観光物件取材、つづき

8:30 着 日誌、素材広場の仕事など
11:30 発 宿に戻り取材準備
13:00 伊勢屋製菓取材
14:00 満田屋取材
15:00 会津ブランド館取材
16:00 もめん絲取材
17:30 素材広場着 日誌、まとめなど
18:10 終了
番外編 19:00 居酒屋 籠太にてシードル試飲会

内容濃く、楽しい1日であった。
午前中は横田代表に頼まれた簡単な仕事をしたり、日誌をまとめていたりした。

今日の取材は4件。かなりみっちり時間を組んでしまったので、効率よく回らなくてはならない。
伊勢屋製菓さんはべんがら色の趣のある店舗にひかれて入ったお店だ。白虎隊も食べたといわれている「椿餅」が有名で、いまはほとんど椿餅の製造に追われているそうだ。
日持ちなどニーズに答えて真空パックのものも販売しているが、添加物を入れず昔の製法を頑なに守り続けるものも同時に販売している。高級食材の和胡桃が入ったくるみ餅は、甘さ控えめでシンプル。海外へのおみやげとしても使われているという。「撮影用にどうぞ」と椿餅を包んでいただく。

次に向かったのは「満田屋」さん。以前から田楽の魅力に取り憑かれていて、訪ねてみたいと思っていた店だ。偶然にもいつも使っていたゴマ油が憧れの満田屋さんのものだとわかり驚く。元気で魅力的な若おかみのMさんが、田楽を焼きながら取材に対応してくださった。田楽のおいしかったことは言うまでもない。

「会津ブランド館」は七日町駅にある「駅cafe」や野口英世青春館を併設する喫茶店「會津壹番館」などの系列店で、とてもセンスのいいお店だ。“ブランド館”の名のとおり、上質でリッチな品揃えになっている。洒落た雰囲気の奥のカウンターでは、ソフトドリンクのほかに日本酒も楽しめ、気に入ったお酒を購入することもできる。なんとも贅沢な時間を過ごすことができる店だ。

取材最後は「もめん絲」さん。オーナーのSさんには先日取材調査の際もお話を伺っていて、今日は更に楽しいお話が伺えた。取材中にお得意さんがいらして、すてきな作務衣を試着されていた。語り部さんだという。よくお話を伺うと、以前視察でこの町を訪れた際に民話を語ってくださった方だった。不思議なご縁を感じる。伝統的な会津もめんを現代のニーズにあわせた作品に仕上げていて、安価で購入できることもあって人気の秘密がうかがえる。欲しかったバッグは次回の楽しみにとっておくことにしよう。

取材に対応してくださったどの方々も、気負わず、誇りをもってお仕事をされていることがとても印象的であった。そして店の雰囲気づくりの大切さ、もてなしの心を改めて感じた。

夜は、先日お話を伺わせていただいた「籠太」さんでシードルの試飲会。これまたどういうメンバーかを聞かないで、サプライズにまかせておいたところ、先日ねずみ小僧でお世話になった農園主のSさんがスーツ姿でニコニコと座っている。シードルは会津坂下の「りんご研究会」と猪苗代にあるホンダワイナリー、そして会津坂下農業普及所の合作だったのだ。
お酒に弱い私は、アイルランドやフランス滞在中にワイン代わりにスウィートサイダー(低アルコールのシードル)をよく飲んでいた。日本でも手軽に上質なシードルが飲めるようになる日が来ることを心から願っている。ジュースやジャムに代わる、新たなリンゴ加工品に注目だ。

 
 
 

仏都会津に触れる。

午前中 写真整理など
13:00 會津酒楽館
15:00 会津中央乳業 アイス牧場取材のお願い
15:30 立木千手観音見学(会津坂下町)

今日は下郷の道の駅の駅長さんに会いに行こうと予定していたが、お休みということで予定を変更。おとなしく部屋で報告書の整理と片付けでもしようと考えていたところ、あまりのお天気のよさに再び予定を変更して車に乗り込む。

向かった先は、金曜に横田代表に連れていってもらった會津酒楽館。ロフトで大旦那さんの打つ手打ちそばが食せると聞いたので、おいしいおそばと地酒が目当てだ。
幸い大旦那さんがいらっしゃって、こだわりの十割そばに舌鼓を打ちながら、お話を伺うことができた。奥会津のほうから民家の古材を2軒分引き取り、7年前にこのタダモノデナイ酒屋さんをスタートさせたのだとか。もともと食材の問屋業だったご主人は、酒やこだわりの食材に精通しているのだ、どうりで。よい酒や食材を求めて、県内外からお客さんが訪れる不思議な場所である。このそばを楽しみに訪れるお得意さんも多いという。

その後、会津坂下の立木千手観音へ向かう。横田代表の話の中で、「立木観音がスゴイ」ということを耳にし、とても気になっていたので思い切って出かけてみた。報告書は家に戻ってもできるが、仏都めぐりは今しかできない!

噂どおり、鳥肌が立つようなモノスゴイ観音さまである。残念ながら写真撮影は禁止なので映像でお伝えできないが、立ち枯れた木を根がついたまま彫り上げたという観音像は、秘仏とよぶにふさわしい会津の宝だ。
重要文化財クラスの会津の仏像たちは、間近で見られるのが最大の魅力である。多くのひとのこのすばらしさを知ってほしいと思うし、逆に寺社仏閣を目当てに訪れたひとたちに地産地消のものを提供できれば、更に会津のファンが増えていくことだろう。

写真は会津そば食べ収め、酒楽館のざるそば。最後がここでよかった~♪

 
 
 

会津本郷焼取材

12日の極上の会津ブログ物件探しでふらりと訪れた旧会津本郷町。かわいらしい赤べこのカップに魅了された「陶房 彩里」さんを訪ねてみたいとは思っていた。その折に本郷の魅力にどっぷりはまってしまい、ぜひ取材をしてみたいと思ったのだ。

あいにくの雪ではあったが、わくわくしながら車を走らせる。
最初に向かった先は本郷焼の窯元「樹ノ音工房」のSさん夫妻が運営する「cafe Yuinoba~ゆいのば」。古い蔵をリフォームし、とてもすてきな展示スペース兼カフェになっている。

Sさん夫妻は本郷焼の窯元では一番の若手で、新しい感覚で情報発信している。奥さんのAさんのかわいらしい作品はどこの店に置いてあっても目に付き、以前はファンの方が自宅件工房を訪ねてきたそうだ。そこで、ギャラリーにもなるカフェをオープンさせたのだとか。このカフェがあることで、いろいろなモノやヒトが集う場所になったという。落ち着いた空間でホッとお茶やランチができる場所は、伝統的な本郷焼に新しい風を吹き込んでいることを強く感じる。

次に伺ったのは「会津美里インフォメーションセンター」。会津高田町・会津本郷町・新鶴村が合併してできた会津美里町の観光拠点である。
担当のIさんに、美里町の魅力を語っていただく。インフォメーションセンターの1階は、観光案内所とそば粉のお焼「つめっこやき」が食せる喫茶になっていて、2階は「会津本郷焼資料展示室」がある。展示室長のYさんがいたしたので、思わず話に聞き入ってしまう。400年の伝統を誇る本郷焼、う~む奥が深い。
その後お隣の「窯の美里いわたて」に場所を移し、2階の農家レストラン「とどころ食堂」で撮影兼食事。おいしい釜飯に舌鼓を打つ時間もなく、取材を後回しにし「陶房 彩里」へ移動。

前回もあたたかく迎えてくださったBさんご夫妻。東京の物産展に行く直前だというのにお時間を取っていただき感謝かんしゃ。「私たちは作家ではなく職人という感覚」というBさんの作る器は、確かに暮らしに“いろどり”を添えてくれる。

とどころ食堂に戻ってお話しを伺い、1階の展示販売室でご担当のYさんにも取材させていただく。本郷や美里町の拠点ができてことで、明らかに観光客の動きは変わってきているということを実感した。

写真はとどろき食堂の野菜バイキング。釜飯のほかに12~15種類のお料理が食べられて、お値段なんと¥1050! リピーターさんが多いのもうなずけます。

 
 
 

JRたびいち ツアー体験など

8:10 着 日誌、観光物件アポ取りなど
9:10 発 会津鉄道株式会社にてプレゼンテーション
11:30 味噌作り
13:30 食事兼会議
15:30 山形屋にてプレゼン
17:30 戻り

少し前に横田代表から「自分たちで作ったツアーの体験をするから、いっしょにいらっしゃい」と言っていただき、味噌作りとホテルに行くことだけ聞かされてドキドキワクワク状態のままミステリーツアーに出発。観光業に携わる元気なお姉さまKさんも同行。
みんなで観光バスにでも乗るのかしらん? とノーテンキに考えながら向かった先は、西会津駅にある会津鉄道株式会社さん。先日、芦ノ牧温泉駅でバス駅長にも会ってきたところだったので、勝手に親近感を覚える。

応接室に通されて突然、横田代表のプレゼンテーションが始まる。福島の観光をこれからどうしていこうか、という熱い思いが伝わる切れのあるプロジェクト内容を見させてもらい、壮大かつ実現可能なプランに感心しきり。以前聞かせてもらった「課題があって私にしかできないから私はここで仕事をする」という彼女の言葉が腑に落ちる。

次のプログラムまで時間があるので、向かった先は会津若松駅に程近い會津酒楽館さん。若旦那Wさんに地下にある酒庫に連れていっていただき、おすすめの地酒を何種も試飲させてもらった。品揃えとWさんの知識の豊富さに、Kさんと大興奮。地元のよい食材探しやツアーのプランニングをするKさんは、宿で使えそうな商品をたくさん見つけたようだ。会津にはいい酒蔵や食材がそろっているので、意識の高い店ではそれに見合うような情報収集と勉強をしているのであろう。タダモノデナイ酒屋さんだった。
店舗のロフトでは、大旦那さんが打つ手打ちそばも食せるのでまた訪ねてみたいと思っている。

次の目的地は飯森山麓に位置するみやげもの店 會津幸泉小法師さん。ここで味噌作り体験をする。2階へ上るとなにやら背広姿の男性がわやわや。エプロンを付けて早速味噌作りがスタート。
講師は目黒麹店の若旦那Mさん。ここでも若旦那ががんばっている。会津坂下にある目黒さんでは、地元のよい素材にこだわって味噌作りもしている。
「よい高級な素材を使ったからといって最高の味噌ができるわけではない。肝心なのはバランス」というMさん。全ての食に対して言えることだ。なるほど。
丁寧に説明を受けながら作業が進んでいく。合計4.3kgにもなる味噌の素地をこね合せるのは慣れないひとには重労働だ。悪戦苦闘していたJRのOさんのお手伝いをしてあげたら、味噌を半分もいただいてしまった。キョウシュクデス…。

その後、重要な会議や温泉宿でのプレゼンテーションにまで同行させてもらい、車の中でのおふたりの盗み聞き(?)も含めて、大変勉強になった1日であった。帰ってから知恵熱が出たことは言うまでもない(嘘です)。

Oさんの言葉。「旅行商品はカタイ会議ではいい案なんて出ない。“呑みながら”くらいのゆるい感じがちょうどいい」。会議もあたまもゆる~くいきたいものです。

写真は味噌作り体験教室でごちそうになった目黒さんの手作り甘酒。麹の香りがぷ~んとして、心まであったかくなりましたよ♪

 
 
 

アポ取り

8:40 着 アポ取り、日誌、資料整理など
17:30 終了

久しぶりにアポ取りの電話かけをする。
店舗がお休みだったり担当者不在だったりして、なかなか思うようにつながらない。取材できる日数が残り4日間だけなので、その中でいかに効率よく回れるかが勝負だ。

取材はすきだ。フリーライターなら当たり前でヘンな発言かもしれないが、宿や店や商品、その方の人となりなど熱い“思い”を聞かせてもらえると幸せに感じる。いかにその方の“心”に触れられるか、それが取材のカギだと思っている。文章に表現するときは、いつも力不足を感じるのではあるが…。

研修日も残り少なくなってきた。21日までに何を学び、何を残せるか。
1日1日を大切に過ごしたい。

写真は道の駅にしあいづ よりっせ内にある「櫟」さんの薬膳カレー¥750なり。
また食べにいきたくなるお味でした♪

 
 
 

観光物件セレクト

9:00 着 写真整理、日誌
13:00 極上の会津ブログ掲載物件セレクト
17:30 終了

久しぶりに事務所に落ち着いて作業をしている。
こーへーくんがいっしょうけんめい取材していた極上の会津のブログ物件。私も10件セレクトして、OKが出たので明日からアポ取り開始。

日誌や写真の整理もたまっていたので、ようやくひと段落。会津は写真を撮るのがどこも楽しく、すでにものすごい量の写真を撮ってしまった。

写真は昨日に引き続き茱萸木庵。合鴨燻製の完成品。よ、よだれが…。

 
 
 

茱萸木庵研修再び。

8:40 素材広場発
9:00 茱萸木庵着 Tさんレクチャー、燻製作り
15:00 茱萸木庵発
15:40 会津居酒屋籠太着 店主Sさんレクチャー
16:30 発 JAあいづファーマーズマーケットまんま~じゃ視察
18:00 帰宅

2日目の茱萸木庵。2回目とは思えないほどなじんでしまい「ただいま~」という感覚。
今回は合鴨の燻製作りにトライさせてもらう。前日から塩・胡椒・三温糖につけておいた合鴨肉を自作のフックにかけ、ドラム缶の自家製燻製器につるしていく。下で炭をおこし、60℃強の温度を保ちながらゆっくり2時間半乾かしていく。合鴨の脂は70℃を超えるととろけてしまうのだそうだ。更に桜の木をくべ約30分燻蒸し、桜の香りが肉に移ったら完成。
高級食材の燻製は東山温泉の旅館「旅籠 芦名」さんなどで食すことができる。

昼食後Tさんと訪れたのは市内の居酒屋「籠太」さん。Tさんといっしょに店主のSさんからおもてなしについてレクチャーしていただく。日本の百名居酒屋の更にその中の十選に選ばれた“ただものでない”居酒屋さんである。1時間弱お話を伺って、その人気の秘密を垣間見させてらった。
地産地消という言葉が生まれるずっと前から、地元の食材や有機農産物にこだわり続けてきたSさん。あえてそのことを声高に叫ばないのは「あたりまえのことだから」。Sさんは長く付き合ってきた生産者の方がたを「パートナー」と呼ぶ。共に仕事をさせてもらっているという尊敬の念が込められている。最高の素材がベースにあって、最高のクオリティーの料理を提供する。遠方から籠太の料理のために若松を訪れるお客さんも多いという。納得である。

次にTさんと向かったのはJAあいづの直売所「まんま~じゃ」。広大な面積に会津一円のありとあらゆる農産物と加工品が並んでいる。野菜自体の単価は安いが、億単位の年商を上げられるのは理由がある。これだけ品数が多いと、思いもかけないようなものの発見がありわくわくさせられる。

写真は燻製器の中で完成を待つ合鴨肉。燻した桜の木から、いい香りが移っていきます。
くいしんぼう食べ物シリーズ、まだまだ続きます♪

 
 
 

道の駅にしあいづ よりっせ研修

7:30 出発
8:30 道の駅にしあいづ到着 店内視察、生産者の話、駅長レクチャー、櫟店長レクチャーなど
17:00 出発
18:00 自宅着

先日5日に下見をして、直接1日研修のお願いをした道の駅にしあいづ「よりっせ」。駅長のKさんは快く引き受けてくださり、今日はその研修日。

「会津は横に長いなぁ…」とぼやきながら、西会津に車を走らせる。西会津から先は間もなく新潟だもの、どうりで。
よりっせの直売所では、にしあいづ健康ミネラル野菜普及会の会員さんたちが生産した農産物の販売をしている。「百歳への挑戦 ミネラルっ娘」という力強いブランド名だ。健康ミネラル野菜は土作りから始まり、旨みと栄養価の高い高品質の農作物を目指している。町ぐるみの取り組みである。
この野菜がよりっせの最大のオリジナリティーとなっているが、その野菜を使って地元のお母さんたちが料理しているのがレストラン「ふるさと薬膳 櫟~いちい~」。「櫟五膳」と称した5種の薬膳料理や、薬膳カレー、ミネラル野菜のスイーツなどを提供している。安心、安全は当たり前。なによりも手を抜かずにおいしい料理を提供する。代表のSさんの熱い思いが切々と伝わってきた。遅いランチでいただいた薬膳カレーは、お米や野菜の味の濃さ甘さ、カレーのやさしい味にほっとさせられた。

今年2月から就任した駅長のSさんの今後のビジョンは、利益を上げていきながらも道の駅を公民館的に町民の方がたに使ってもらい、発表の場にしたいということだ。半官半民のなせる技だろう。今後の展開に期待したい。

写真は櫟の野菜スイーツ。本日はホウレン草のシフォンケーキでした。甘さひかえめで野菜の甘みやうまみが活きている、ほっこりスイーツでした。櫟さんのスイーツと西会津ミネラル野菜は若松市内の「野菜カフェ鼎~かなえ~」さんで食すことができます。私も行ってみます♪

 
 
 

観光物件取材および下見

8:30 出発
9:20 芦ノ牧温泉到着
11:30 発 昼食
13:00 発 会津美里町着 町内散策
15:00 会津若松市着 七日町散策
17:30 帰宅 写真撮影
19:00 終了

こーへーくんに付き添って取材に歩いてはいたが、私の物件では第一号となる芦ノ牧温泉に赴いた。
季節柄、どんよりとして時折小雨がぱらついたが、温泉の湯気を見るとテンションが上がる。温泉神社や黒糖饅頭が名物のお菓子屋さんに立ち寄ったりしながら、ぐるりと約2時間。冷たくかじかんだ手を、足湯ならぬ手湯であたためてもらった。

温泉から車で約5分の芦ノ牧温泉駅へ向かう。名誉猫駅長で有名になったバスちゃんに会えた。バスちゃんはいつも通りご出勤でお昼寝中(笑)。
駅前に「牛乳屋食堂」という有名なラーメン店があるが、すでに列を作っていたため、近くの「ばんげや」まで戻る。化学調味料を使っていない、昔ながらの中華そばはやさしい味であった。

その後会津美里町の会津本郷焼を目指す。
以前の日誌にも写真を載せた「陶房 彩里~いろり~」さんを訪問することができた。お話を伺い、かわいらしい赤べこのぐい呑み(酒を飲まない私は小皿として使用予定)を購入。「樹ノ音工房」さんの作品やカフェもすてきだった。

場所を若松市内に移し、漆の鈴武さんへ。のぞいてみるだけの予定だったが、素敵な器に惚れ込んでしまい、即購入してしまった。手仕事のもつ底力はオソロシイ…。
その後、メインの七日町のロケハン・物件探しへ。歴史的建造物が立ち並ぶ七日町は、歩いているだけでわくわくする。いくつかのすてきなお店やカフェをのぞいてピックアップし、取材できることを楽しみにしながら宿へ戻る。

写真は伊勢屋さんの椿餅と串だんご。椿餅は白虎隊も食べたという伝説的な和菓子。購入したばかりの鈴武さんの漆器と会津もめんに載せて撮影してみました。おいしそう? おいしかったで~す♪

 
 
 
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