地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

あゆみん 日報一覧

 

いよいよ明日、そしてこれから

12日のための資料づくりの「ふくしまの担い手リスト」を作成し、資料づくりが終了。終わってみて感じたことは、必要な情報をネットですぐに探すことがまだまだ苦手だということと、「○○を考えるためには、●●という資料(材料)が必要だ!」という考え方が身についていないということでした。また、やはりネットや本(雑誌)から拾える情報は限界があるということでした。そして、資料づくりをするにあたって、きちんと自分の「考え」や「大事にしていること」を入れてつくらなければと、貝沼さんのアドバイスから痛感しました。貝沼さんから言われた、資料にいれる項目だけを調べるのではなく、「仕事づくりを考えるため、どんな資料があったらいいか?」を常に考えて、自分らしさを出した資料にする。常にミッションに忠実に、「どうしたらできるか」を考える癖をまず意識してつけることがこれからの課題だと思いました。

 
 
 

ラストスパート!

今日は資料づくりの資料を終わらせるぞ!という勢いでスタート。結果的に明天に12時間ぐらいこもっていました。いやはや疲れてしまいましたが、明天事務所はとても和気あいあいとしていて楽しく、諦めずに最後までやることができました。
資料は無事に作り終えましたが、やはり資料づくりにだいぶ時間をつかってしまいました。もっと速く正しい情報をかき集め、それを頭の中で組み立てて考えられるようになりたいなと思います。そのためには、何回も回を重ねることが大事ですが、日々、何か疑問を感じたこと分からなかったことはすぐに調べて知識をためる、そんな基本的なことが大事なんだと思います。

 
 
 

リアルを伝えること

今日は引き続き、資料作成をした後は、貝沼さんと一緒に会津のITベンチャー企業「デザイニウム」に訪問しました。
今回の打ち合わせの内容は、「福島の正確な情報を世界に発信できるようなツールはないだろうか?」ということでした。
震災後に限ったことではなりませんが、現在ネットで多くの情報が散らばっており、知りたい情報が本当に知りたい人に届いていないのではないか?簡単に福島の現状も知れて、リアルタイムに情報を積み重ねることができるものをつくれないか?ということが今回の打ち合わせをすることになった始まりです。

今回の打ち合わせでデザイニウムの方や貝沼さんのお話を聞いて感じたことは、情報発信は奥が深いということです。「本当のこと(リアルなこと)を伝える」、そこに「何らかのメッセージ性」を持たせないと何のための情報発信か分からなくなってまた情報が拡散してしまう。しかし、「何らかのメッセージ性」を持たせると、ある程度精査してメッセージ性に沿う様に情報を選ぶため、本当に「本当のこと(リアルなこと)を伝える」ことはできなくなる。
そうした難しいところがあるが、ふくしまに住む本当の人々の気持ちを知ってほしい、聞いてほしい、それが可能なのが、やはりインタビューなのかもしれないと思いました。

 
 
 

振り返り

今日は、引き続き資料づくりの下調べをしましたが、もうひとつやることとして、9/9のETIC.のイベントで福島の活動を発表するプレゼンの準備をしました。
…ここでやはりぶち当たるのは、振り返り。。。
震災後、この半年間怒涛の日々で「ふりかえり」というものをおろそかにしていました。そしていざ、いままでの活動、そのときどんなことを気づき、学び、次の行動にどう活かしたかを思い出そうとしても、なかなか難しい。時には、今までやってきたことは意味がないことだったんじゃないか、なんていう言葉さえ頭をよぎります。。
でもひとまず、自分のやってきたことを手帳を見ながら年表にして、そのときの気持ちを思い出してみると、だんだん分かってきました。
日報もそうですが、やはり、日々のちょっとした時間に自分の感じたことや思ったことを記しておかないといけないと痛感しました。

 
 
 

難しい!

今日から調べもの作業。主に調べることは、会津地域に多く避難してきている大熊町と楢葉町の特徴や課題、多くの避難者を受け入れた会津地域の特徴や課題。
…その前に、まだやっぱり「仕事づくり」へのイメージが具体的に思い浮かばない私。。。
避難者のアセスメントを各地でやっていて感じたことや、避難者の人が言っていたことは、「会津と浜じゃ、環境が違いすぎて合わない」ということでした。こういうことを聞いていた私は、浜の人が会津で長期的に仕事をすること(=住むこと)自体、あまりよく思っていないのでは…なんていう不安が頭の中にありました。しかし、避難者さんにとって新しい土地での避難所生活・仮設住宅で生活をしていくためには、仕事づくりや役割づくりはなくてはならない。
そんな不安や想いを抱えてのスタートで、どこをどこまで深く調べたら「仕事づくり」を考えるときに役立つ資料が作れるか…少し、踏みとどまってしまった一日でした。

 
 
 

再開

株式会社明天でのインターンが再開しました。
今回も同様、震災復興関係でのお仕事です。ミッションは9/12に行われるNPO法人ETIC.のイベント「戦略ミーティング&「右腕」マッチング説明会vol.2」で貝沼さんが「仕事づくり」について講演をする資料づくりをすること。
震災から約半年が過ぎ、「避難者支援」からいかに「復興まちづくり」にできるかが現在の課題です。浜から会津に避難してきた人をいつまでも「避難者」として捉えることは、いつまでもたっても復興はできません。会津に来てまもない人を会津の市民として迎い入れ、一緒になって仕事をし、生活を営んでいくことが復興への第一歩です。
しかし、一言に「仕事づくり」といっても難しい。需要と供給が成り立たなければ仕事としては成立しないし、また、その仕事がやりがいのある生きがいを感じる仕事であるのか、ということも大事です。それを探るために、浜の人が震災前にどんな環境の中でどんな仕事をしてどんな生活を営んでいたのか、また、会津の人たちもどんな文化や歴史を大切にし、どんな生活をしているのかを知ることが必要なのです。
そうした「仕事づくり」を考える材料を簡潔にまとめることが今回の私の役目ですが、正直なところ、こうした情報を集め、まとめる作業って本当は大事なはずなのに、おろそかにしがち。また、私自身も同じ福島と言えど、福島県内の市町村の特徴や課題が全く分かっていない。。。そうした今まで自分がやってこなかったことをやるいい機会。
きっとPCに向き合う日々ですが、がんばりまーす!

そして、夜は会津にあるITベンチャー「デザイニウム」に貝沼さんと訪問しました。
ここでの打ち合わせは、「福島の正確な情報を世界に発信するにはどうしたらいいか?」を考えることでした。
震災後、福島に限ったことではないですが、ネット上では多くの情報が散らばり過ぎています

 
 
 

問題解決はドミノ

    【スケジュール】
     8:15    資料づくり
     13:30    明天会社オリエンテーション前半 見学
     15:00    資料づくり
     16:00    明天会社オリエンテーション後半 見学
     16:45    資料づくり
     18:00    元気玉プロジェクトボランティアオリエンテーション
     19:30    終了

今日は株式会社明天の新社員になる2人のオリエンテーションを見学させていただきました。明天の会社説明を聞いたのはおそらく今まで何回もありましたが、いつも聞くたび聞くたび「気づき」があります。それは、明天の事業内容をより理解してきた「気づき」でもあるし、貝沼さんの考えや人柄の魅力がより知れたという「気づき」でもあります。

「問題解決はドミノ」
ドミノのように駒をひとつひとつ倒していって、全ての駒が倒れたときに初めて「問題解決」となる
途中から倒したとても、それはドミノの駒が残るから、「問題解決」はできていない
だから、ドミノの一番始めの駒を倒すことが肝心。
始めの駒を「正確に押すこと」と、正確に押せる「ひと(人材)」が必要

貝沼さんは、その「始めの駒」を見つけ、その「駒を押す」ことが得意なのだと思いました。
現状に起きている問題を表面的に見るのではなく、本質を見極め、「その問題はどこから手をつけたら解決できるか」ということを突き詰めている。
「本質を見極めること」と「問題解決には手順があり、始めの一手を間違えないこと」がコーディネーターの必要な要素なのではないかと思いました。

写真は貝沼さんが好きな漆器の写真です。

写真:漆器の写真

 
 
 

会津にも春がきました

    【スケジュール】
     10:00   市街地散策
     12:30   資料づくり
     19:00   終了

今日は、昨日の避難所ミニコンサートで演奏をしていただいた、う~みさんと市街地散策をしました。会津に来て約2週間が経っていますが、私自身も会津の市街地をまだちゃんと歩いたことがなかったのです。う~みさんは会津に来たのが初めてだそうで、せっかく会津にきたわけですから、少しでも会津の地を踏んで、どんな町並みなのか、どんなお店があるのかを見なくてはもったいない!2人で歩きながら、会津の町並みを堪能しました。私もゆっくりと会津若松市内を歩いたことがなかったので、とても新鮮な気持ちでした。

会社から若松駅に向かって、細い道や広い道を通りながら歩きましたが、外壁がオレンジ色の素敵なお家など、デザイン性に富んだ新しい家が数多く建っていることに気がつきました。う~みさんは現在まで、十何か所も引っ越しをしてきており、住宅にも興味があるようでした。私も社会調査論のゼミで住宅や団地でフィールドワークをすることが多く、互いに住宅の話題で盛り上がってしまいました。

う~みさんと話をしていて共感したことは、「歩かないと分からないことがたくさんあるよね」ということでした。車や自転車では見落としがちな道端のお花や標識。歩いているからこそ、細かい部分まで見えて「こんなところにこんな素敵なものがあったんだ!」という新しい発見が生まれます。

こうした「歩いて分かる新たな発見」を今後も、時間ができたときに会津で見つけていきたいです。

写真:さくらの写真

 
 
 

表面だけを見ない生き方を

    【スケジュール】
     8:30    元気玉プロジェクト資料づくり
10:30   アーティスト「う~み」さんの避難所ミニコンサート@原瀧
     15::30   鶴ヶ城見学
17:00   木地師Mさんの現場見学
18:00   終了

今日は、たくさんのことを経験した日でした。
まずは、アーティスト「う~み」さんの避難所ミニコンサート。
う~みさんは何度も何度も、「私は音楽に支えられた」と話します。それと同じように、今回避難者の方々はきっと、う~みさんの音楽に支えられたと感じました。とても感慨深かったことは、ミニコンサートが終わった後に、子どもたちがう~みさんの側に近寄りずっと離れようとしなかったことです。子どもたちは、う~みさんの側に座ってとても幸せそうに歌を歌っていました。きっと、う~みさんの歌声が子どもたちの癒しやよりどころとなったのではないかと思います。

午後は、木地師のMさんの現場を見学させていただき、いかに自分は表面的な部分しか見ずに物事を考えていたのかが、よく分かったような気がします。器の木は何年も何十年も置かれ、水分を抜く。そうした木を職人の腕によって器の形にされていく。ひとつの器が出来上がるのには、長い長い年月と見事な職人の技がこんなにもかかっているのかと驚きました。その行程を知った後に見た漆器の印象は全く違いました。今までは漆器を見ても、「きれいだな」ぐらいにしか思わなかったものが、「これってどんな風に削ったのだろう」「これってどのくらいの年月がかかってできたものなんだろう」と、ひとつひとつの漆器に重みが感じられました。

これは、漆器だけではなく、全てのものに言えることだと思います。日頃身につけている服や雑貨など、そのモノが出来上がるまでどれだけの人々が関わり、どれだけの人々の技術や知恵がそこにつまっているのかを考えただけでも、そのモノの価値が変わってきます。そうした、表面だけではない、モノの見方をしていかなければと強く気づかされました。そうしたモノの見方が、「本質を知る」ということなのだと思います。

写真:木地師Mさんの現場見学の写真

 
 
 

アタラシイ仲間

    【スケジュール】
     8:30    しくみ化資料づくり
     10:30   明天面接見学
     11:30   資料づくり
     13:30   明天面接見学
     14:30   資料づくり
     18:30   終了

今日は明天の面接に見学として参加させていただきました。伝統工芸コーディネーター募集。どんな人が来るだろう・・・とわくわくしました。見学させていただいた方は、どちらも私の年齢に近い若い女性。年齢が近いだけに、なんだか親近感が湧きました。
面接を見学して感じたことは、「好きなことを話している人の目はとても輝いている」ということです。事前課題を見せながらイキイキと話す女性、写真やパンフレットを見せながら、イキイキと話す女性の姿はとても「その人らしさ」が出ていました。人はやはり、自分が好きなこと、好きなモノの話をしているときが輝いているんだなぁ、と実感しました。

写真:新入社員の写真

 
 
 
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