地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
表面だけを見ない生き方を
2011/04/20-あゆみん
【スケジュール】
8:30 元気玉プロジェクト資料づくり
10:30 アーティスト「う~み」さんの避難所ミニコンサート@原瀧
15::30 鶴ヶ城見学
17:00 木地師Mさんの現場見学
18:00 終了
今日は、たくさんのことを経験した日でした。
まずは、アーティスト「う~み」さんの避難所ミニコンサート。
う~みさんは何度も何度も、「私は音楽に支えられた」と話します。それと同じように、今回避難者の方々はきっと、う~みさんの音楽に支えられたと感じました。とても感慨深かったことは、ミニコンサートが終わった後に、子どもたちがう~みさんの側に近寄りずっと離れようとしなかったことです。子どもたちは、う~みさんの側に座ってとても幸せそうに歌を歌っていました。きっと、う~みさんの歌声が子どもたちの癒しやよりどころとなったのではないかと思います。
午後は、木地師のMさんの現場を見学させていただき、いかに自分は表面的な部分しか見ずに物事を考えていたのかが、よく分かったような気がします。器の木は何年も何十年も置かれ、水分を抜く。そうした木を職人の腕によって器の形にされていく。ひとつの器が出来上がるのには、長い長い年月と見事な職人の技がこんなにもかかっているのかと驚きました。その行程を知った後に見た漆器の印象は全く違いました。今までは漆器を見ても、「きれいだな」ぐらいにしか思わなかったものが、「これってどんな風に削ったのだろう」「これってどのくらいの年月がかかってできたものなんだろう」と、ひとつひとつの漆器に重みが感じられました。
これは、漆器だけではなく、全てのものに言えることだと思います。日頃身につけている服や雑貨など、そのモノが出来上がるまでどれだけの人々が関わり、どれだけの人々の技術や知恵がそこにつまっているのかを考えただけでも、そのモノの価値が変わってきます。そうした、表面だけではない、モノの見方をしていかなければと強く気づかされました。そうしたモノの見方が、「本質を知る」ということなのだと思います。
写真:木地師Mさんの現場見学の写真