【歴史・施設】
会津で馬肉を生で食すようになったのは昭和30年代といわれているが、
今では全国でも屈指の馬刺しの産地である。
有名なのは会津坂下町だが、実は喜多方市でも飼育されている。
喜多方市にある真壁精肉店は、小さいながらも質のいい肉を提供することで地元からの信頼も厚い。
その中でも馬刺しは特に人気。
喜多方市にあるの屠畜場(馬を精肉するところ)から馬肉を仕入れているが
その屠畜場は自社牧場を2ヶ所所有し肥育、加工から発送まで一貫して行う馬肉専門社。
HACCP対応型加工システムをも導入しており安全安心な馬肉を提供している。
会津の馬刺しの特徴は赤身。
そして自家製の辛味噌。
霜降りの馬刺しは食べれないが、会津の馬刺しは食べれる、という人がいるのも
この辛味噌のおかげだろう。
辛味噌で店の常連がついているのも会津ならではの特徴である。
真壁精肉店の辛味噌も食べる価値が高い逸品といわれている。
【生産者情報】
真壁精肉店では、新鮮な肉を食べていただけるよう常に考えて商売をしている。
特にカットしてからの時間が命の馬の刺身は、真空冷蔵を使用し鮮度の高い馬刺しをお届けするできるよう努力している。
《桜刺し》
会津では馬刺しのことを「桜刺し」という。
空気にふれた時に、あざやかな赤になることから、会津での呼び名になっているのだ。
通常の動物の肉はそのままだと黒い色をしている。
空気に触れると一度きれいな赤に色に発色し、鮮度が落ちてくるとどす黒い色になってくる。
馬刺しはそのサイクルがとても早く、特に肉の中ではきれいな赤色に発色することから
この桜色は鮮度が活きているうちでないと見れない。
さらに、馬の肉は鉄分を多く含んでいるため酸化が早く、すぐにどす黒い色になってしまう。
そんな新鮮な桜色をしているうちに馬刺しを食べたいものだ。
もちろんそのための真空冷蔵を設備し、馬肉のよさを知り尽くしている真壁精肉店ならではの気遣いで、自宅でもきれいな色の「桜刺し」を食べることが出来るのだ。
《馬肉は健康食品》
馬肉は牛豚鶏などに比べて、低カロリー、低脂肪、低コレステロール、低飽和脂肪酸、高たんぱく質でミネラルは牛豚の3倍のカルシウム。ビタミンAやEも豊富に含まれている。
鉄分はほうれん草やひじきより豊富で豚肉の4倍にもなる。
さらに低アレルギー性食品でもある。
カロリーバランスを気にしている人にお勧めしたいなお肉なのだ。
【東北大震災の影響】
以前は喜多方のラーメンを食べて、お土産に会津の馬刺しを買っていかれるお客様が多く、観光バスも店舗に横付けをしていたほどだ。
さらに、焼肉店の生肉ユッケ事件もあり売上に響く事件が続いている。
【応援商品】
おすすめは馬刺しの3点セット、馬肉の赤身・タテガミ・フタエゴの代表的部位が楽しめる。
さらにこのお店のスジ味噌煮込は絶品!
コラーゲンたっぷりでこりこりした食感が楽しめる味噌煮込みは七味をかけてさらに旨い。
【MAP】
投稿者: 素材広場|この記事へのリンク