【歴史・施設】



湯川村で食にこだわり減農薬栽培米に取り組む片桐さんは代々続く農家の家系に生まれた。
2年ほど前まで行政で仕事をしながら朝晩と休日に農業をしていたが、退職後の今は農業にシフト。
親の背中を見て育ってきたので、仕事を農業一本にすることに抵抗はなかった。
米の可能性を信じこだわりの減農薬米を生産している。

【生産者情報】


「命の源になるものだから、安心で安全な食べ物を供給したい。
もちろん、自分の家族も食べるものだから安心して食べれるものを作っていきたい。」
と話してくれる片桐さん。

農業を愛し、常に安全安心な農業について考えてる。
家族や孫のため、次の世代につなげる農業を目指して今日も汗を流し農作業をしている。

《片桐さんの米作りのこだわりとは》

次につなげる農業・農法を目指す。
土作りにこだわり、自然に逆らわない農業。
肥糧もこだわりのオーガニック肥糧を使っている。

自然の力を活かし、稲穂の抵抗力を活かす。
農薬を極力使わないために、種もみは農薬消毒を行わない「湯温消毒」を行い、
種もみについている細菌や、線虫の予防をしている。

そして田んぼには成分分解される除草剤を一回だけ使用。
これは土に残らない除草剤なので安心して使えるそうだ。

「稲の力を引き出すには、なんといっても除草作業が大事。」と片桐さん。
除草をすることによって風通りがよくなり、害虫が付きにくく日当たりの良い水田を作ることができる。
そうすることで稲の力で病気などに対する抵抗力が高まり、農薬を使わなくてもよいお米作りに取り組めるそうだ。

さらに通年美味しいお米を食べてもらうために、玄米を低温貯蔵庫で保管している。
ムシやカビを防ぐのはもちろんだが、常温で保存すると味が低下してしまうため、低温での貯蔵が理想なのだ。
お客様から注文の際は低温貯蔵してある玄米を精米してから送るので、夏でも味の変わらないお米を届けることができるという。

「まじめにうそをつかづ正直に。」常に自然のこととお米を食べる人のことを考えながら農業を営んでいる片桐さんであった。

【東北大震災の影響】

片桐さんの田んぼに直接の被害は無かった。
震災直後にわかったのは中通りで水路が崩れたり水田に被害があったりと被害があったこと。
その後、減反や所得保障制度のため、中通りの農家さんの代わりに会津の農家が補った。

今まではお米を買っていただいたお客様に、お礼として自家栽培の野菜を送っていた。
スーパーに並んでる野菜は最短でも2日位はかかっているため、農家から直接届く野菜は好評で、お礼のお手紙までいただいたとうれしそうに話していた。
だが、震災後は福島の農産物に懸念がありお米と一緒に野菜を送れない。
「胸を張って会津の米も野菜も大丈夫だ!と言えるまで、頑張りたい。」
小さな農家も大きな農家も思いは一緒である。

【応援商品】

湯川村のお米は毎年、米の食味ランキングでも特Aに認定されるほどのもの!
その湯川村で代々専業米農家の片桐さんの安全安心の「こだわり米」。
手間ひま愛情込めて育てられた逸品をご賞味あれ!

【MAP】

福島県河沼郡湯川村三川中台甲32