地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

初農業研修

ついに研修後半始まりました。インターン生のつぼちゃんです。
今日は農家Wさんで初の農業研修です。

【スケジュール】
08:40 素材広場到着
09:30 農家Wさんで研修開始
12:00 昼食&休憩
14:00 研修再開
17:00 Wさんでの研修終了
17:30 素材広場へ
18:30 本日の研修終了

今日は男三人で農家のWさん宅へお邪魔しました。
到着後すぐに軽トラの荷台に飛び乗り農園へと出発。

お仕事は柿農園での反射シート敷きです。
柿の木の低い枝についた実は日の当たりが悪く、色付きも遅く良くないため、地面に白いシートを張ってその照り返しで日差しを当てます。
広大な農園のため、休憩を挟みつつ何度も車で移動し、20m程の反射シートを3、40枚ピンでとめていきました。
気温30℃、強い日差しの中での作業で、かなり骨が折れました。Wさん家族は毎日このような柿園の管理に加え、他の田畑の世話もあるとのことで、農家さんの日々の地道なご苦労に頭が下がりました。食べ物の有り難みが増します。

また昨今の農業の苦労についてWさんが特に強調なさっていたのが人出不足です。基本的にWさんと奥さんのお二人で農業を営んでおられます。しかし例えば、6月の柿の木から蕾を間引く作業は二人では間に合わなかったらしく、一部の柿の木は実りが小さくなってしまったそうです。
高齢なお二人には負担が大きい作業が多く、最近では役所の農政課から期間限定で応援を二人呼んでいらっしゃいますが、根本的な対策が必要な問題です。

その他、風評被害に関するお話もありました。その中でとりわけ印象的だったのは原発周辺市町村への行き場の無い思いです。
原発により潤っており、今は故郷を追われたものの電力会社からの補償もなされるであろう人達。かたやこれまで地道にブランド化や有機栽培などに取り組んできたものの、風評被害で今後の見通しは暗く、また補償も認められにくいだろう農家さん。
同じ福島の方でも今回の事故に対する思いは様々です。農家さんの思いも自分達の生活、人生に関わる問題であり、その感情に当、不当は無いように思います。
このような意識の差をどうしていくかも今後大きな課題となりそうです。

Wさんには豪華なお昼ご飯、たくさんのお土産をいただき大変お世話になりました。研修が終わるまでにまた是非訪問したいです。

明日は新潟物販に向けての調査へ行ってきます!

(写真は農家さんのお昼ご飯!ボリュームたっぷりです。)

 
 
 

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