地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
商品への愛!
2011/09/14-つぼちゃん
いつも徒然なるままに筆を走らせているインターン生のつぼちゃんです。今日は会津若松市を離れ、福島空港近くの玉川村に行って参りました!
【スケジュール】
08:20 高速バス乗車@会津若松駅
11:00 福島空港到着
11:30 玉川村の道の駅で研修
15:30 高速バス乗車@福島空港
17:30 会津若松駅帰着
18:00 研修終了
本日の研修目的は、今後の物販において、より効果的に商品をアピールし販売出来るよう、商品に対する知識や販売の工夫等を、玉川の特産品を多く扱っている道の駅で学ぶことです。
朝、会津若松駅を高速バスで発ち、途中郡山駅を経由して約2時間程、福島空港に着きました。そこで道の駅のKさんにお迎えいただきました。
道の駅に着くと、所長のHさんから早速歓迎のさるなし&空心菜のソフトクリームが。そしてお忙しい中、玉川村や道の駅のこと、そして商品説明とたくさん解説していただきました。
玉川村は人口8千人程の小さな集落ですが、阿武隈川と蓬田岳に挟まれた土地で、300mの高低差を活かし様々な野菜・果物を生産しています。中でもトマト、さるなし、空心菜は名産品となっています。
本日訪問した道の駅は、そのような玉川産食品や加工品を生産者さんから集めて直売するため5年前にできたそうです。
最初は行政主体で運営が行われていましたが、Hさんが商工会議所を辞め責任者になってから多くの名物が生まれ、年間20万人が訪れる程の名所となりました。
Hさんは玉川の産物の強みを活かし、一次産業従事者を事業主化してきました。そこでできた加工品等の受け入れ先としての役割を道の駅に担わせようと努力して来られたそうです。その結果、生産者が潤い、家庭が豊かになり、さらに地域全体が豊かになっていき、道の駅にも利益が齎されるという循環を作っていくことを目標とされています。「生産者、販売者、消費者全員が良くならないといけない」というHさんの哲学は深く心に残りました。
Hさんの商品に対する愛着は当然ですが並外れたもので、私も試食品をいただき、お話を伺う内に玉川産食品の素晴らしさに引き込まれてしまいました。やはり商品を愛している方の売り方は説得力も段違いです。
玉川産の野菜や果物の良さをそのまま引き出した商品の魅力、それらの美味しい頂き方、さらに客層別のアピール方法等の実践的なスキルまで大変詳しく教えていただきました。
これは是非新潟物販での大成功でもってお返しするしかありません!頑張るぞ〜!
Hさんだけでなく、道の駅のスタッフであるKさんからもたくさんの商品について解説していただきました。それと同時に震災後の玉川村の現状についても印象深いお話がありました。
玉川村は以前は福島空港からの来客も多かったそうですが、原発事故後旅客数は減り、外国人客に関しては壊滅的で、国際線自体がストップしています。それに伴って道の駅に訪れる人も減ったそうで、ようやく放射能モニタリング調査での低数値を見てお客様が戻ってき始めた頃だと仰っていました。
また以前から近隣県で物産展を行っていたそうですが、事故後は今まで関係のあった自治体から物産展開催を拒否され、今は受け入れてくれる自治体を全国で探し、東京や山口など遠方へ出張なさっているとのことです。
生産者や加工者だけでなく、販売者にも震災・事故は大きな影を落としているのですね。
今日も実りの多い一日でした。
明日は養鶏家さんへ行ってきます。
また明日!
(写真は福島空港とその守り神です。)