地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

鳥よ、鳥よ、鳥たちよ

今日も一日お疲れ様です、インターン生のつぼちゃんです。今日は会津宮下にある養鶏場Aさんの所へ行って参りました。

【スケジュール】
05:59 会津若松駅発
07:30 会津宮下駅着
08:00 養鶏場Aさん到着
08:30 食鳥処理見学
09:30 鶏舎でのエサやり
10:30 鶏舎の掃除
13:00 解体処理見学
14:00 物販用具の洗浄
15:00 研修終了
15:56 会津宮下発
17:30 会津若松着

まだ月の明るいうちに寮を出て、始発電車に乗車。
只見線は只見川に沿ってずんずんと山奥へと進んでいき、約一時間半で目的地の会津宮下へと到着しました。

養鶏場Aさんは、地鶏の生産から解体、出荷まで行っておられ、その商品は全国的に高い評価を得ています。

そのAさんに到着すると、朝から鶏の食鳥処理をなさるとのことで、施設外からではありますが見学をさせてもらいました。
まずカゴに入れられた鶏を一匹一匹押さえつけ、首の動脈を切った後、逆さにして血を抜きます。その後、湯にくぐらせて毛穴を開き、専用の機械にかけて毛を毟っていきます。最後は人の手で細かい毛を取り、クリスマスのターキーのような見慣れた姿へ。一羽につきこの行程は20分足らずで、素早い手つきで次々と処理されていました。
初めて見る光景に衝撃を覚えつつも、普段口にしているのに意識されていない処理の段階を間近で見れたことは大変貴重な経験でした。昔は猟師だけでなく鶏を飼っていた家庭では同じように処理をしていたそうです。今や家庭で食鳥処理は勿論ですが、捌くことすらも、できる人は少ないでしょうね。

見学後は従業員のEさんに連れられて鶏舎へ移動。鶏のエサやりをさせてもらった後、今日食鳥処理した鶏達の鶏舎が空いたのでその掃除を行いました。
鶏舎では鶏が出荷まで約3ヶ月間肥育されるのですが、その間に物凄い量の埃(羽毛など)が出ます。その埃を天井や壁からひたすら落とすのですが、暑い鶏舎の中、かなりの重労働で、それに加え鶏舎内には堆肥用の鶏糞も保管されていたため臭いもかなりのものでした・・・。養鶏のお仕事も大変です。

午前中のこれら作業の間にはEさんが養鶏場について質問を受け付けて下さいました。
その中で鶏のエサの話題が出たのですが、実はここにも震災の影響が出ていました。飼料には米が使われているのですが、その飼料米を生産している会社が被災し、九州等へ仕入先の変更を余儀なくされたそうです。しかしそのために顧客から味が変わったと言われ大変だったとのこと。大きなことから小さなことまで、本当にどのような所にも震災の影響が及んでいることを日々実感します。

午後からはAさんが物販で使用した用具の洗浄と並行して、今朝食鳥処理された鶏の解体を見学しました。
ターキーのような丸のままの状態から、手際良く包丁を入れ、ムネ肉、モモ肉、カワ、ササミなどの部位ごとに捌いていらっしゃいました。ここまで来ると本当に朝まで生きていたことを疑ってしまう程で、普段スーパーで売られている状態と違い無いものが出来上がっていました。いや〜熟練の技、素晴らしいです。

今日は折角食鳥処理から解体まで見せて貰ったので、味も確かめようとムネ肉を600g買ってきました。
今から早速いただいてみます!
それではまた明日!

(写真は鶏舎の中の鶏さん達!)

 
 
 

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