地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

ゆっこ 日報一覧

 

最終報告

研修生のゆっこです。

本日は、第9期生7名の最終報告でした。

30日間の研修を共にした研修生との別れが迫る中、7名の発表をゆっくりと聞きました。

=========================

本日の気づき。

出会いと別れ。

1ヶ月前に出会い、そして1ヶ月後の今、別れる。

素材広場に来なければ、出会うことのなかった人々。

スタッフ、研修先の皆さん、そして第9期の研修生たち。

それぞれの歩く道は違うけれど、この1ヶ月の間に巡り会ったことは、共通の思い出です。

1ヶ月という短い期間に、こんなに沢山の人に出会うことは、あまりないかもしれません。

ですが、この出会いを忘れることなく、この出会いをもとにもっと色んな人に出会い、自分の知見を広げていきたいです。

皆さま、本当にお世話になりました!

明日福岡へ戻り、私が見聞きした福島県と会津を伝えます!

=========================

本日の一枚。

打ち上げ時の一品。

刻一刻と別れの時間が迫る今、さみしい気持ちでいっぱいです。

地域密着型インターンシップ研修 報告書

 
 
 

南相馬市の現状

研修生のゆっこです。

本日は、南相馬市へ行ってきました!

まず、高速バスで会津若松→福島、先日知り合ったジェントルマンに福島→南相馬市へ車で送って頂きました。

+++++++++++++++++++++++++

本日の気づき。

ヒトがいなければ、地域に活力は生まれないこと。

南相馬市へ行く途中に飯舘村を通ったのですが、ほとんどの家屋はカーテンが閉まり人影はありませんでした。

いやはや、異様な雰囲気でした。

南相馬市も、強制避難区域があったり計画的避難区域があったりでややこしい区分けがされているのですが、震災前よりかなり人口が減っている様子。

閉店したままのお店や患者のいない病院などが幾つも見受けられました。

ヒトがいないにも関わらず、建物は残っているもしくは被害を受けたままになっています。

ゴーストタウンにしないように、何とかしなければ!

そのためにも、ヒトを集める、ヒトが集まる、ヒトが動かなければ!

ヒトとは、地元住民然り、市外の方然り、国外の方然り。

今の私は集められる立場にいますが、そのうち集める&まとめる立場になりたいものです。

送迎して頂いたMさん、Sさん本当にありがとうございました!

+++++++++++++++++++++++++

本日の一枚。

18メートルの津波により、一面平らになった海岸通りです。

今は雑草に覆われていますが、津波直後は浮遊物だらけだったそうです。

戦後の焼け野原と比べると面積は小さいかもしれませんが、立派な野原と化しています。

 
 
 

新米に祈りをこめて

研修生のゆっこです。

本日は、湯川村で農業を営むKさん宅にお邪魔してきました。

作業内容は、午前中に乾燥済み新米の袋詰め、午後からは稲刈りと新米の袋詰めでした。

袋詰め作業では、日頃あまり動かさない背筋を使ったため、最近ついた体のぜい肉には良い刺激となりました。

でも、帰宅後にKさんから頂いた美味しい美味しい野菜たちを沢山食べたため、消費エネルギー量 = 摂取エネルギー量 だと思います。

=========================

本日の気づき。

昨年度の米は在庫切れという現状。

というのも、第一原発の放射能漏れが問題となった際に、昨年度の米の買い占め(買いだめ、買い囲み)が起こったからということ。

確かに、昨年度の米であれば、放射能の影響をほとんど気にしなくて良いのでしょうが、ちょっと変な気分。

私の地元福岡では、昨年度の米はおそらく余っていると思います。(震災の影響で被災地へ送ったため在庫量は少ないかもしれませんが)

あれ?同じ日本国内なのに何故かしら?

昨年度の米には「放射能の危険性低」というプレミア性があり高値で取引できることはわかりますが、これは偶然の産物でしかないのではないでしょうか。

生産者の立場で見れば、放射能汚染の程度という面より、食味や見た目などの面を評価してほしいように思います。

味や耐寒性・耐病性の向上を狙い何十年も研究を重ねてきた日本人が、食味や美しさなどではない点で評価される米を売買するのは、いかがなものでしょうか。

といっても、今の時代米を高く売買するには、”付加価値”がつきものなんでしょうね。

=========================

本日の一枚。

稲刈り作業のワンショット。

Kさん、組合長のTさんと息子さんなどを見ていると、農家の男はカッコえぇな〜と感じました♪

 
 
 

キャベツ畑でつかまえて…

研修生のゆっこです。

本日は昨日に続き、専業農家のYさん宅へお邪魔してきました。

午前中はキャベツ畑を、午後からはネギ畑の草刈りを行いました。

キャベツ畑の雑草隊との戦いは本日で終息となりましたが、本日始まったネギ畑での戦いは途中棄権となってしまいました。

おそらく、ネギ畑での戦いはYさんが続投してくれることと思います。

Yさん、私は離れたところよりYさん軍に力を送ります!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日の気づき。

それは、小さな心遣い。

Yさん宅にお邪魔する際には、お昼ご飯を出して頂けることが多いのですが、その料理の盛りつけ方が毎度綺麗なのです。

各料理が美味しいことは勿論、器、食材の切り方や盛りつけ方などに常に気配りがされているのです。

例えば、焼きナスが十文字に飾られその上に小口切りの白ネギがかけられていたり、キュウリの酢の物にナシが入っていたり。

馴染みの料理、馴染みの食材が、ちょっとした手間暇で品あるものになるのですね。

Yさんのお宅では、農作業だけでなく、料理も勉強になります!

研修でお世話になるのは本日で最後になりましたが、また訪問したいお宅です♪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本日の一枚。

戦が終息したキャベツ畑(左側)と、途中棄権したネギ畑(右側)です。

 
 
 

キャベツ畑の中心で…

研修生のゆっこです。

今日は、神指町の農家Yさん宅へお邪魔してきました。

午前も午後も、キャベツ畑の草刈りを行いました。

刈っても刈っても立ちはだかり続ける雑草たちと戦い続けましたが、今日一日で彼らを全部打ち払うことはできませんでした。

戦いは、明日も続きます!

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

本日の気づき。

キツネなどの動物による農作物への被害です。

キャベツ苗はマルチを張って栽培しているため、本来ならば草刈り・草取り作業はほとんどしなくて良いハズでした。

しかし、Yさん宅のキャベツ畑では、キツネがやって来てマルチ上を好き勝手に歩き、移植場所ではないところに沢山の穴をあけてしまいました。

キツネがあけた穴からは、雑草がぐんぐんぐんぐんと伸び、キャベツの生長をおびやかしてしまう前に人手で取る必要が出てくるのです。

雑草取りという本来不要であった作業が増えたことにより、他の作業の時間や効率を下げざるをえません。

農家さんの労働時間を長くし、生産性を下げ、農作物の品質を下げかねない、動物による被害。

動物達の立場で考えれば、おいしいものが目の前に沢山あるのに、食べないわけはない。

人間の立場で考えれば、動物の侵入望ましくないことばかりを生み出すので、出てきてほしくない存在。

うーん、キツネさんももう少し考えて、畑を動き回ればいいものを……。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

本日の一枚。

お昼ご飯で頂いた、「こづゆ」です。

お彼岸のため貝柱などは入っていませんでしたが、椎茸んどの出汁がきいたY家の味を堪能しました。

 
 
 

報告会

本日のスケジュール。

午前中はドコモショップへ行き、午後からは第9期生2名の最終報告と1名の中間報告を聞きました。

何故、会津若松でドコモショップに行ったのか……。

バーベキューからの帰宅時、駅のトイレで携帯を水没させてしまったのです!!

ガーンガーンガーン。

ドコモショップへ行き、代替機種の使用を申し込んできたのですが、メールは暫く使用できないことになりました。

トホホホホホホ。

気を取り直して、午後からは報告会でした。

えっかさんが涙したモニターツアー、よしくんが愛した会津地鶏、いずさんが深く考えた仮設住宅などなど。

日々共に過ごしている仲間が、各研修でどんなことを見て感じてきたのかを知ることができました。

****************************************

今日の気づき。

えっかさんとよしくんの発表を聴いていると、自分のインターンももうすぐ終わってしまうなぁ~と思いました。

まだ数日間は研修期間が残っていますが、今からちょっと切なくなります。

「出会いと別れは表裏一体」

中学2年の春に、3年生担当の先生方が卒業生に向けて送った言葉。

別れの度に思い出します。

このインターンでの出会いと別れの先に、またどんな出会いが待っているのか。

ワクワク、ドキドキ、ジリジリ、ブルブル、バコバコ(?)……

でも、30日の研修を最後まで充実させたいので、明日からの研修では、とりあえず切ない気持ちを脇に置いてがんばりまーす。

****************************************

本日の一枚。

報告会のひと時

 
 
 

飯盛山&BBQ

本日のスケジュール。

午前中はフィールドワークで、午後からは西若松でバーベキュー。

フィールドワークでは、念願(?)の飯盛山へ行ってきました!

長い階段に途中へこたれながらも、エスカレーターという誘惑に負けずに(笑)登りきりましたよ~!

まず、さざえ堂を巡回し、白虎隊自決の場所歩き、白虎隊の方々が最期に見た光景を見て(現在とは街並みが異なりますが)、さざえ堂裏を散策して、下山しました。

最近運動不足の私の体には、結構こたえました……。(苦笑)

午後からのバーベキューは、西若松在住の兼業農家さんのIさんからのお誘いを受け、行ってきました。

……実は、Iさん自身は、素材広場理事の横田さんに会ったことがない(!!!)にも関わらず、研修生を受け入れて下さっていました。

あっはー。そんな事あるんですね~。

このバーベキューでは、美味しいお肉とお野菜は勿論、色んな職業&年齢の方とお話をすることができました。

中でも、肉と野菜のニンニク炒めは最高でした!(やっぱり華より団子じゃん!エヘヘ)

というのも、Iさんは、自家製のニンニクをフードプロセッサーで潰しておりコップ山盛に準備されていたのです。

ニンニクパワーでみんな元気モリモリでした☆

—————————

今日の気づき。

バーベキューからの帰り際に、綺麗な星空を見たときのこと。

バーベキュー会場周辺は田畑がほとんどであり、自分の周り360℃がほぼ真っ暗な感じでした。

私はもともと、綺麗な星空や夕焼けを見ると、しばしの間立ち止まって、自然の雄大さを全身で感じてしまうほうなのです。

自分がすげぇと感じる一方で、「こんな綺麗な星空を昔の人も見ていたのかなぁ?」とも考えたりしました。

いつの時代も変わることない自然の雄大さを、今を生きている私が感じている。

この偉大さを10年後も20年後も100年後も残していきたい。

そのために、この地に住む人々が、この地で誇りを持って生きられるようにしなければ。

私ができること、私もできること、みんなでできること。

一つずつ積み重ねていきたいです。

…………………………………

本日の一枚。

白虎隊自決の地より。

 
 
 

物産@新潟前日の出来事

研修生のゆっこです。

今日は、朝〜夕方は事務所で物産の荷造りなどを行い、夕方から物産会場の新潟へ向かいました。

物産の荷造りの合間には、東山温泉周辺を事務所スタッフの方とドライブし、ちょっぴり気分転換。

19時前に新潟へ到着した後は、新潟でNPO活動をされているMさん、南相馬市のSさん、Hさん、Eさんなどと一緒に、「田から屋」にて夕食をとりました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日の気づき。

人の真意をつかむことの難しさ。

夕食時には、初対面の方数名とお話をさせて頂き、皆さん物産などの支援活動を半年近く続けられている方々ばかりでした。

気を遣って色んな話題を振ってくれたため楽しい夕食時間でしたが、どんな思いでこの半年の支援活動を続けてこられたのかを深く聞く・読むことはできませんでした。

勿論、真意というものは、言葉で伝えなければわからないことです。

しかし、相手の表情、言葉の抑揚、身振りなどで相手の言葉が建前なのか心の底からのものなのか、想定することはできるでしょう。

今日お会いした方々が、言葉の裏で何を思い・感じているのか、今の私にはわかりません。

もっともっと沢山の方にお会いし、対話力や観察眼を磨き、真意を素早くつかめる人間になりたいものです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日の一枚。

事務所へ向かう道でのワンショット。

本当に季節が変わろうとしていますね〜。

 
 
 

物販二回目準備

研修生のゆっこです。

今日は事務所にて、物販@新潟の準備を行いました。

午前中は販売戦略を練り、午後からはPOPの作成を行いました。

*************************

本日の気づき。

それは、POPづくりの難しさ。

自分が好きな色や好きな構図ばかりでは、お客さんを引きつけることはできないんですよね。

自分の好みは脇に置き、消費者が心を躍らせたり思わず見入ってしまうようなデザインを考えなければです。

公共機関内の広告、フリーペーパーの広告や直売所の広告などを、これからはガン見して勉強します。

…たぶん、気持ちに余裕のある時に。

付随して、行動心理学や市場経済学なども勉強するかな。

*************************

今日の一枚。

お昼ご飯のソースカツ丼です。

私の祖母らが作ってくれるトンカツとも、スーパーで売っているカツ丼とも異なり、ボリュームも味も満足でした。

 
 
 

赤べこ伝説誕生?

>
研修生のゆっこです。

今日は、花ホテル滝のやさんへお邪魔してきました。

こちらのお宿さんへは、二度目の訪問です。

午前中はご主人より宿での活動などについて説明を受け、午後からは柳津散策と全国門前町サミットに向けた観光客の誘致方法について協議などを行いました。

+++++++++++++++++++++++++

今日の気づき。

人はつながろうとすると、どんどんつながること。

滝のやのご主人は、定期的に外部の方を招き講演会を開催しているのですが、講演内容や講演の提供方法を常に試行錯誤しているそうです。

例えば、アカデミックな演題ばかりで堅苦しい講演にならないように講演者に学者と企業人を混ぜたり、一室での講演をネット配信し電子媒体で保存しておくなど。

講演活動は誰に頼まれたわけでもなく、ご主人が講演内容に面白さを感じるとともに、人と人がつながる・つなげることを楽しいと感じているからこそ、能動的に行っているような印象を受けました。

今では、滝のやのご主人のネットワークは学識者から民間人から学生から地域の年輩者までまで、とても広そうです。

滝のやのご主人は、常に柳津の近未来を懸念しつつ、柳津に活気をもたらすために、日々走り回っているカッコいい方です。

滝のやのご主人も、私が目指している「地域プロデューサー」かもしれません。

+++++++++++++++++++++++++

今日の一枚。

虚空像寺の牛さんです。

みんなで、なでなでしてきました。

 
 
 
« 前のページへ 次のページへ »