地域密着型インターンシップ研修

地域活動インターン生を受け入れている宿や施設ごとの活動日記です。

宗助 日報一覧

 

螺旋

宗助

10:00-16:00
最終報告会

発熱していれば風邪をひく。痣(あざ)があれば、痣ができる。

始まりと終わりはまったく異なるようで、ある意味でつながるのである。それはあたかも円を描いているかのようだ。

私にとって今回の研修はどうだったか。
願わくはただの円ではなく、螺旋を描いていてほしい。

[写真]
飯盛山から見た景色。
素材広場はこの通り沿いにある。

さよなら会津。
それから、それから・・・

以上
地域密着型インターンシップ研修 報告書

 
 
 

おかえりと言われたい

宗助

06:00-10:00
朝食接客

瀧の湯での研修も今日で最後である。
大女将をはじめ、女将さんや従業員の方々と、最後の挨拶をさせていただくことができた。
励ましのお言葉を受けながら、改めて宿で研修をするということがどういうことかがわかったような気がした。
またここに帰ってきたい。そう思わせる何かがあった。

[写真]
瀧の湯外観。

以上

 
 
 

スプーン

宗助

06:00-09:30
朝食接客
10:30-
企画書作成・提出
15:00-17:00
課題作成

地産地消を掲げるレストランでランチ。
会津漆器のスプーンがあるというので店員に尋ねてみると、後で持ってきてくれるという。

しばらくして前菜のサラダが運ばれてきたが、手をつけなかった。

下げてもらうときに、手をつけない理由を訊かれたので、蜘蛛がいた旨を伝えた。

食後のコーヒーを飲んでいると、店員が会津漆器のスプーンを持ってきてくれた。レンゲに似た形状だった。そこに三種類のデザートが盛りつけてあった。

いい店だと思った。

[写真]
博物館にて。

以上

 
 
 

車内の会話

宗助

06:00-10:00
朝食接客
13:00-
企画書作成
16:00-17:00
課題作成

瀧の湯には別館がある。湯っ蔵シラッセである。リーズナブルに本館の温泉を利用した宿泊ができる。

別館のため本館まで少しだけ距離があるが、車での送迎がある。車で1分程度しかないが、車内で従業員と会話ができ、宿への親近感が増すきっかけとなる。

車内の会話は、会話の当事者が同じ方向を向いているのが特徴だ。向き合っているよりも話がしやすい。

[写真]
湯っ蔵シラッセの1階には相田みつをギャラリーがあります。
そこにこんな作品があるかも。(ないです)

そのうち そのうち ぼくのうち

いまいたこの家 かえれない

みづを(犬)

 
 
 

暗闇

宗助

06:00-10:00
朝食接客

以前、制約が美をつくると書いた。
制約を簡単につくるには暗くすればよい。視覚を制約するのだ。
だからといって暗すぎてもいけない。ダイアログ・イン・ザ・ダークならまだしも、宿で完全な闇を演出する必要はない。

瀧の湯のラウンジは、夜間、照明が蝋燭のみになる。これが程よい暗さを演出している。
揺れる炎の灯でお酒を飲むのは格別だ。それがシードルならなおよい。

[写真]
瀧の湯1階の足湯からみた能舞台。

以上

 
 
 

起き上がれ小法師

切腹宗助

06:00-09:30
朝食接客
11:30-16:30
企画書作成
18:30-

起き上がり小法師は天才である。予め起き上がる才能を授けられている。
しかし、当の小法師はそのことに気がつかないだろう。起き上がることはたやすいことと思っているだろう。
天才は才能に気がつかない。

[写真]
起き上がり小法師。

起き上がーれ、起き上がーれ、起き上がーれ、ガンダムー。

以上

 
 
 

猪苗代

宗助

06:00-09:15
朝食接客
12:30-15:50
ヴィライナワシロで検討会

会津若松駅に停車中の電車で、偶然、同期と乗り合わせた。
偶然としたが、よく考えればほぼ必然であった。

バスの本数が少ないことにようやく慣れてきた今日この頃。
それでもまだ電車の本数が少ないことを忘れていたりする。

さて、地産地消現地検討会。
ひとつの成功事例が他の地域でも成功するとは限らない。そんなことが強く印象に残った。

[写真]
台風が通過したのに雨。空気が読めません。
薄暗いので、影を利用しました。

以上

 
 
 

求めれば

宗助

06:00-09:50
朝食接客
14:00-17:00
図書館
18:00-
企画書作成

瀧の湯の朝食会場の出入口では、柿や林檎をはじめとする農産物が販売されている。
販売員の方にいろいろと話を伺った。身不知柿は渋抜きをする必要があり、遠くに郵送する場合は渋抜きの時期に注意をしなければならないことなど、勉強になることが多かった。
それ以上に、販売員さんと私の関心事とに意外なところで接点があることに驚いた。必然なのか偶然なのか。求めれば与えられるとはこのことだろうか。

[写真]
猫が隠れています。
こちらの様子をうかがっています。
わかりますか?

以上

 
 
 

会津のそば

宗助

06:00-09:30
朝食接客
12:00-13:00
応募要項精査
13:15-13:45
蕎麦
14:00-
資料調査

会津は蕎麦が有名である。しかし、うまい蕎麦屋は探せばあなたの町にもあるのである。うまい蕎麦が食べたいだけなら、会津まで来る必要はない。
会津で蕎麦を食べるのは、会津の蕎麦を食べるためである。会津の蕎麦は、東京近郊のそれとは違う。
何が違うのかといえば、つゆが違う。風味がひとつ多いのだ。
鯖、鰹、椎茸、だし昆布、醤油、めんつゆ。強い風味がどれから出ているのかはわからないが、独特な味である。

[写真]

「現在地」近くの蕎麦屋。
蕎麦湯をおかわりしました。のどが渇いて仕方ありません。水をください。

以上

 
 
 

権力と金

宗助

06:00-07:00
朝食準備
09:30-10:30
打合せ同席
11:00-17:00
企画書作成の分析

瀧の湯の朝食はバイキング方式である。7時開場だが、それより早く来場するお客様がいる。そうして、開場前に料理を取り分けたいとの要望をだされることがある。
要望に応じるときもあれば、応じないときもある。それは状況に合わせて臨機応変に対応しているのであるが、会場で準備をしている私が同様の要望を受けた場合は、開場時間である7時まで待っていただくことになる。なぜなら私には決定権がないからである。

権力がどこにあるのかを見極めることは大事なことである。それと同等か、それ以上に重要なことは、金がどこからでているのかを知ることである。

今日の打合せに同席して、権力と金を超越したところで生きている人が存在することを知った。

[写真]
宿泊場所近くで撮影。
写っている実の数を数えた方はご一報を。

以上

 
 
 
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