地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

生産者の声を聴け その2

こんにちは。
今日も雪ですね。これからしばらく会津は雪、雪、雪の連続です。
週間天気予報は真っ白です。やれやれ。
ですが、そんな雪にも負けず本日は朝から湯川町にある片桐農園にお邪魔しました。
取材する商品は「片桐さんの農薬不使用コシヒカリ」です。

片桐さんが農薬を使わず、有機肥料によるコシヒカリの栽培を始めたのは3年前。
お孫さんが生まれたことがきっかけだそうです。
「毎日口にするものだから」自分の目の届く、顔の見える仕事がしたいと考えたのだそう。

米は土と日光によってその出来が決まります。
片桐さんのお話によると、湯川町は日照時間が長く地盤は粘土質で米作りには最適な土地だそうです。
確かに、広大な会津盆地は日光を遮るものがありません。そして湯川町には田んぼが多い。
そのうえ、湯川町には磐梯山の雪解け水が猪苗代湖から、南会津の雪解け水が芦ノ牧を通ってやってきます。
この2つの水系も湯川町の稲作を支えているのでしょう。
その証拠に、湯川町のコシヒカリは日本穀物検定協会で長年に渡って特Aランクを取得しているそうです。

農作物は手をかければかけただけ応えてくれる、それが嬉しい、と片桐さんはおっしゃいました。
人間が100%支配するのではなく、自然と共存する農業を実践していきたいと。
農薬を使えば管理は簡単ですが、それよりも安心、安全なものを作りたいと色々な努力をなさっています。
一番大変なことが除草だそうで、そのために新潟から「カブトエビ」を取り寄せてみたことも…!
(カブトエビが動き回ることによって水が濁り、雑草にまで光が届かなくなり雑草の光合成を抑制するのだそうです。)
片桐さんの傍らからは話が進むにつれ、次々と農業や有機農法、地産地消に関する資料や書籍が出てきました。
沢山勉強されてらっしゃることに脱帽すると、にっこり笑って「いやいや、何でも楽しくやらなきゃね」とおっしゃいました。

片桐さんのお米は受注後、発送する直前に精米しているそうです。
そんなところにも片桐さんのこだわりとお米に対する愛情が見受けられます。

お米はお百姓さんの努力の結晶、残したらバチが当たると昔から良く言われましたが、
今、それを強く思い出します。
片桐さんの努力の結晶をたくさんの人に知ってもらいたいと思います。
そしてぜひとも食べていただきたい!と強く思いました。

それにしても実際に生産者さんとお会いしお話をすると、みなさん活き活きとされていて感動します。
一つのものが出来上がる裏側には強い思いと信念があることを知ります。
まるで高校時代に音楽や映画に夢中になったときのように、その魅力をみんなに伝えたい!と思います。
こういう感じは久々で、なんだかとても元気になります。

最後に、片桐さんのとっても元気なお母様がご自分で作った有機野菜を材料に漬けたお漬物もおいしかったです!
ありがとうございました。

 
 
 

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