地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

生産者の声を聴け

今日は楽天市場出店のために、生産者さんの取材に行きました。
まず1件目は会津のおいしい牛乳屋さん、会津中央乳業さんです。
営業のNさんがご対応して下さいました。
生産者である会津中央乳業の担当者Nさんは「会津には良い牛乳がある」と言います。
高い酪農哲学を持った酪農家さんのもと、磐梯山のきれいな水と空気、豊穣な土に育まれた牛はストレスが少なく、無添加でも濃厚で甘みのある良い原乳ができるのだそうです。
今回は濃厚なヨーグルト「会津の雪」を取材させていただきました。

「会津の雪」は会津に降る雪のように白く、まっさらな無添加ヨーグルト。
会津中央乳業さんのトレードマークとも言えるの女の子のイラストが入った透明な瓶に入って販売されています。瓶は外からの影響から内部のヨーグルトを守るために最適です。コストはかかっても「おいしいものをおいしいままに」届けたい、という会津中央乳業さんの想いが伝わります。
突然、Nさんが「丸裸で勝負なんです」とおっしゃいました。どういうことかと思い、更にお話を伺うと、本来、ヨーグルトは出来が悪いと「クラック」と呼ばれるヒビができてしまうのだそうです。そのため通常はクラックが出来ないように添加物を使ったり、または紙パックに入れてクラックが見えないようにしているところもあるとのこと。ですが、こだわりの製法で丁寧に作られた会津の雪にはクラックはありません。透明な瓶で丸裸で勝負しているのです。
透明な瓶は会津中央乳業さんのプライドと自信の表れでもあったのですね。
そんなこだわりの詰まった「会津の雪」。無糖と加糖があります。無糖は口当たりがとっても滑らかで濃厚、さっぱりしたクリームチーズのようです。加糖は口当たりはそのままにチーズケーキのようなデザート感を味わえる一品です。
因みに空き瓶は資源ゴミとしてリサイクルされますが、60個貯めていただくと、会津中央乳業さんが送料負担の上引き取ってくださるそうです。実際に送ってくださるお客様もいるとか。地元の愛される牛乳屋さんですね。

2件ねは会津の天然炭酸が豊富に含まれたaQaizuを扱っている貴ノ蔵屋さんにお話を伺いました。
Sさんは今日も更なる水を求めて山に行かれたそうで、その帰りに素材広場にお越し下さいました。
もともとaQaizuは、「日本で唯一のもの」を探して発見された天然の炭酸水だそうです。
確かに海外の炭酸水はよく見かけますが、国産のものというとピンときませんでした。
それもそのはず、炭酸水は重金属の化学反応によって発生したガスが水に溶け出したもの。硬水の多い海外に多いのは当然ですが、重金属の少ない軟水の日本では炭酸ガスが発生する確立はとても低いのです。その貴重な天然炭酸を含んだミネラルウォーターがこの会津の地にあったのです。
Sさんの言葉で最も印象的だったのは「ガンガン冷やして飲んでみろ」という一言。
私は冷えるまで待ちきれなくて飲んでしまったのですが、炭酸が優しくて水自体にも癖がなく、飲みやすいです。果実酢で割ってもおいしいとのこと。
もちろん料理に使っても良く、aQaizuを使ってゆがいた野菜は鮮やかさが持続するそうです。
極めつけに、Sさんは「飲む温泉」と仰っていたのですが、aQaizuの炭酸は細かいので血中に溶け出し体を温めてくれもするそうです。
飲んで美味しく、料理に良く、健康にもいいなんて、これをこの福島だけに留めておくわけにはいきません。

生産者さんの声を聴くと、今まで何気なく手に取っていた商品にとても愛着が湧きます。
その製品に対するこだわりや情熱を、誰かに伝えたい!この想いを共有したい!と思います。
私の新たな課題はそれを伝えるための、最良の方法を考えることです。

 
 
 

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