地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

研修で得たもの

名古屋に帰ってきましたー!
なんだか福島にいた気がしません、不思議な感じ。
ともかくともかく、29日の一日を振り返ってみたいと思います。
 
【本日のスケジュール】
09:30素材広場で作業
10:30最終報告会
12:30みんなでお昼
13:30再び作業開始
17:30終業・移動
07:30名古屋!なう
 
今日は最終報告会。
研修生全員が、それぞれのお宿さんに提出するプランの企画書であったり、提案をそれぞれ発表しました。
しかしみんな、、終わらない(笑)
年末のようなあわただしさで、各々が帰宅ギリギリまで作業をしておりました。
 
今回の研修、振り返って何を学んだのかを自分に問うと、知識や経験以前に、コミュニケーション力の大切さなような気がしています。
英語の案内書、チェックイン時にお客様にお渡しする1枚の案内(紙館内施設案内とお客様のスケジュールが書いてある)を翻訳するだけならすぐに終わりました。
ただ、どうすればもっと良くなるかということを考えたときにヒントになったのは、お客様や、従業員の方のささいな行動や言葉です。
浴衣貸出サービス、曜日ごとに変わる毎晩の舞台劇、利き酒サービス、湯上り処のデザートサービス、朝市、4つの貸切温泉などなど、とにかく時間帯ごとに変わるサービスが多い中で、日頃従業員の方々は何に困っているのか、これまでクレームになったことは何なのか、よく聞かれることは何か、など、掃除、配膳、フロントなど色々な業務を通して見えてきたものを、自分なりにリストアップしてゆき、補足情報を加えたり、正しい位置に配置してまとめあげた、という感じです。
せっかく色々ラブリーなことをやっているのだから、キチンとつたえなきゃもったいない!と、基本情報に加え、温泉効能案内や館内地図の英語版、貸切温泉ガイドなど、表紙をつけたりファイルまで買い、なんか新しく色々作りだしたらとまらなくなってしまいました(笑)
敢えて聞いて得られる情報も大切だけれど、「これが大変なんだよねー」とか「こうだといいんだけど」など、業務中ポツリとこぼす何気ない一言が実はとても大切だったりして、そんなふうにオープンになっていただけるような関わり方が出来るかどうかが、とても大切だと感じました(というかそこだけな気もします…本当に自分は声を案内というカタチにまとめただけなので、自分が作ったというよりは、従業員のみなさんと一緒に作った、という気がしています)。
現状分析なんて、頭で考えてやるには限界があるのではないかなぁと。。
わざわざ無給でやらないような仕事こそすべきだと改めて感じたのは、「信頼」というお金では買えない価値を得るためなのかなと思います。
実質10日ほどしか旅館で働いていなかったのですが、10日で問題点を含む色々なことに気づけて、今回はたまたま次につながる仕事すら創り出せたので、「迷ったら一度10日間無給で働け!」は私の今後のモットーになりそうです(?)
この案内書を直接使っていただけるかどうかは、まだ提出していないので分かりませんが、たとえ使わなくとも、その情報をもとにキチンとしたデザイナーさんがもっと良くしてくれたら嬉しいし、今後のインターン生が情報を充実させてくれたり、英語のできる人が入るきっかけ(はハードル高いかも)になってくれたらいいな。
 
まずは自分は何もできないのだということをきちんと認めて、いかに現場の人たちの声に耳を傾けて、力になろうという姿勢が持てるか。
自分ひとりでは絶対、限界があるし、知識や経験、スキルだけじゃどうにもならないものがあると感じた今回の研修&お仕事。
結局、人としての在り方がおそらく何よりも大切なのだということを、宿で働いて、そして横田さんを見て、思うのでありました。
 
来年1月から3月にかけて、また別の場所で、観光関連のインターンを行う予定です。
今回学んだことを自分の中でしっかり落としこんで、業務に関わりたいと思います。
願わくば、仕事をこなすだけでなく、仕事を生み出せるように。
 
あっという間の研修期間。
研修は終了ですが、将来、何らかのカタチで、会津とは関わるような気がしてなりません(笑)
 
そのときはもっともっと力になれるよう、これからも頑張りたいと思います。
1カ月間、本当にありがとうございました!
 
【本日の一枚】
トランク、何が重かったかって、こちらで手に入れた10センチにも及ぶ資料や観光ガイドです(笑)

地域密着型インターンシップ研修 報告書

 
 
 

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