地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
観光物件取材、つづき
2010/12/20-まりあんぬ
8:30 着 日誌、素材広場の仕事など
11:30 発 宿に戻り取材準備
13:00 伊勢屋製菓取材
14:00 満田屋取材
15:00 会津ブランド館取材
16:00 もめん絲取材
17:30 素材広場着 日誌、まとめなど
18:10 終了
番外編 19:00 居酒屋 籠太にてシードル試飲会
内容濃く、楽しい1日であった。
午前中は横田代表に頼まれた簡単な仕事をしたり、日誌をまとめていたりした。
今日の取材は4件。かなりみっちり時間を組んでしまったので、効率よく回らなくてはならない。
伊勢屋製菓さんはべんがら色の趣のある店舗にひかれて入ったお店だ。白虎隊も食べたといわれている「椿餅」が有名で、いまはほとんど椿餅の製造に追われているそうだ。
日持ちなどニーズに答えて真空パックのものも販売しているが、添加物を入れず昔の製法を頑なに守り続けるものも同時に販売している。高級食材の和胡桃が入ったくるみ餅は、甘さ控えめでシンプル。海外へのおみやげとしても使われているという。「撮影用にどうぞ」と椿餅を包んでいただく。
次に向かったのは「満田屋」さん。以前から田楽の魅力に取り憑かれていて、訪ねてみたいと思っていた店だ。偶然にもいつも使っていたゴマ油が憧れの満田屋さんのものだとわかり驚く。元気で魅力的な若おかみのMさんが、田楽を焼きながら取材に対応してくださった。田楽のおいしかったことは言うまでもない。
「会津ブランド館」は七日町駅にある「駅cafe」や野口英世青春館を併設する喫茶店「會津壹番館」などの系列店で、とてもセンスのいいお店だ。“ブランド館”の名のとおり、上質でリッチな品揃えになっている。洒落た雰囲気の奥のカウンターでは、ソフトドリンクのほかに日本酒も楽しめ、気に入ったお酒を購入することもできる。なんとも贅沢な時間を過ごすことができる店だ。
取材最後は「もめん絲」さん。オーナーのSさんには先日取材調査の際もお話を伺っていて、今日は更に楽しいお話が伺えた。取材中にお得意さんがいらして、すてきな作務衣を試着されていた。語り部さんだという。よくお話を伺うと、以前視察でこの町を訪れた際に民話を語ってくださった方だった。不思議なご縁を感じる。伝統的な会津もめんを現代のニーズにあわせた作品に仕上げていて、安価で購入できることもあって人気の秘密がうかがえる。欲しかったバッグは次回の楽しみにとっておくことにしよう。
取材に対応してくださったどの方々も、気負わず、誇りをもってお仕事をされていることがとても印象的であった。そして店の雰囲気づくりの大切さ、もてなしの心を改めて感じた。
夜は、先日お話を伺わせていただいた「籠太」さんでシードルの試飲会。これまたどういうメンバーかを聞かないで、サプライズにまかせておいたところ、先日ねずみ小僧でお世話になった農園主のSさんがスーツ姿でニコニコと座っている。シードルは会津坂下の「りんご研究会」と猪苗代にあるホンダワイナリー、そして会津坂下農業普及所の合作だったのだ。
お酒に弱い私は、アイルランドやフランス滞在中にワイン代わりにスウィートサイダー(低アルコールのシードル)をよく飲んでいた。日本でも手軽に上質なシードルが飲めるようになる日が来ることを心から願っている。ジュースやジャムに代わる、新たなリンゴ加工品に注目だ。