地域密着型インターンシップ研修

地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。

感動させる

温泉は熱めが好き、インターン生のつぼちゃんです。
今日は最初の地域研修で訪問した柳津温泉に再び行って参りました!

【スケジュール】
07:37 会津若松駅発
08:45 会津柳津駅着
09:00 ホテルTさん到着、研修開始
09:30 全国門前町サミットでのイベントについてブレスト、Sさんの観光についての講義
13:00 柳津温泉視察
15:00 サミットでのイベント内容考案
16:00 ホテルTさんでの研修終了
16:15 会津柳津駅発
17:15 会津若松着
17:30 素材広場到着、本日の研修終了

本日の訪問の目的は、以前水害からの復旧をお手伝いしたホテルTのご主人Sさんにお会いし、観光振興について学ぶことです。
Sさんはホテル経営の傍ら柳津温泉観光協会で役員もなさっており、温泉街全体の振興も担っておられ、今回は私達研修生に観光客をもてなすイベントを考案して欲しいとのことで、改めてホテルTさんに伺うことになりました。

約2週間ぶりに会津柳津駅に降り立ちホテルTさんを訪れると嬉しい光景が。浸水により荒れていたロビーは綺麗になり、営業を再開、お客様も数組いらっしゃいました。
たった2日だけでしたが、お手伝いしたことで少しでも営業再開に繋がったと思うと、まるで自分のことのように嬉しく感じました。
Sさんから復旧に至るまでの心情を聞き、どのような状況になろうと人と人との繋がりがあれば乗り越えられるのだな、と感じました。Sさんの人柄や今までの蓄積があってこそ、多くの人が協力し、早期の再開に結びついたのでしょう。とはいえ、柳津温泉自体にお客様が戻ってこられるかはまだまだこれからの取り組み次第。Sさんの手腕で次なる課題も乗り越えていって欲しいです。

そして早速次なる課題、柳津温泉そのものの観光振興について、Sさんは動きだしていらっしゃいます。
柳津温泉では来年度、第10回全国門前町サミットの開催が決まっています。Sさんはこのイベントを振興の起爆剤にしたいとお考えで、文字通りサミットとして全国の門前町の方々を招くだけでなく、サミット週間を設定し、その期間に外部の一般観光客も多数呼び込みたいと構想なさっています。

そこでサミット週間に開催するイベントについて、私達に若い世代ならではのアイデアを出して欲しいとのことで、皆で小一時間程アイデアのブレーンストーミングを行いました。
町のシンボルであるお寺、福満虚空蔵尊の境内でのライブや、柳津橋でのバンジージャンプなど色々と意見が出ましたが、しばらくするとすぐに煮詰まってしまい・・・。

そこでSさんのいきなりの提案で、一人ずつ最近感動した話や感動した映画についてスピーチをしました。
最初はSさんの意図が分かりませんでしたが、これは自分や他人の感動するポイントを理解するためであり、転じてどうすればお客様を感動させるかを考える一つのヒントになります。人間の感動のツボを掴み、いかにそれを刺激する観光ができるか、Sさんの提案で仕掛ける側として観光を考える一つの示唆をいただいた気がします。さらにこれは観光だけでなく多様な場面で活かせる視点で、今後も熟考していきたいテーマをいただいたよう思います。

その後、さらにその視点をもって柳津温泉を見て周り、サミット週間での一つのイベントの内容を考えるよう課題が出されました。その課題とは、柳津駅前から約10分、虚空蔵尊さんまでの道のりで、駅に到着した観光客を柳津の世界観に引き込むような、観客巻き込み型の寸劇を考案すること。
イメージを膨らませるため、温泉街に繰り出しまずは虚空蔵尊さんへ。只見川傍にありながらも、切り立った崖の上に立つお寺はとても神秘的な印象を受けます。実はここ、有名な赤べこ発祥の地であり縁起や逸話も面白く、長い伝統をもった由緒正しい立派なお寺さんです。さらに境内から只見川を臨む眺望も素晴らしく、まさしくこの温泉街のシンボルでした。
しかし虚空蔵尊さんの他はあまり見て周るようなハコモノのスポットは少なく、観光客を飽きさせない仕掛けをここで考えるのは非常に難しそうです。大きなものが無い代わりに各所に細やかな仕掛けを散りばめたり、住民を含めた深いお持て成しをしたりと小さな感動を散りばめていく方向性が良いのではないかと個人的に感じました。

現場を見た上で寸劇の内容を議論しました。私は柳津の世界観を壊さぬよう、分かりやすさや面白さも必要ですが、しっかりとここ柳津の伝統を踏まえた内容を提案。今後どのようなものになっていくか、9月末までに皆で一つの答えを出したいですね。

私達研修生のために課題を設定して下さり、忙しい中一日お話していただいたSさん、本当にありがとうございました。

明日からは新潟物産の準備を本格的にやります!
23日に向けてやったるで〜。

(写真は赤べこの満子さんです。)

 
 
 

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