地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
目に見える被害
2011/09/19-つぼちゃん
毎度御馴染みのインターン生つぼちゃんです。
今日は会津を出て中通り、浜通りへと行って来ました。
【スケジュール】
09:00 寮を出発
10:00 土湯温泉到着
13:30 相馬市で昼食
14:00 相馬港到着
15:30 相馬市出発
18:00 寮に到着、研修終了
素材広場の斎藤さんの車に乗り、会津若松を離れ福島市へ。
福島市にある土湯温泉出身の斎藤さんの知人が、道の駅で復興イベントを開催しているとのことで土湯道の駅へ寄らせてもらいました。土湯温泉名産品の露店や足湯、福島名物のフラダンスなど様々な催しが行われていました。
知人の方にお話を伺うと、土湯温泉街は会津の観光地よりさらに深刻な状況にあり、今回の震災で物理的にもかなりの被害を受けているようです。そのため休業中の旅館も多く、この3連休でも観光客の姿はほとんど無いと言っておられました。
その後、実際に土湯温泉街を見て周ったのですが、ヒビが大きく入ったままの旅館、修復作業のためブルーシートの掛かったホテルが並び、外を観光客が歩く姿も見られませんでした。
会津では出会わなかった震災の目に見える被害が徐々に現れてきました。
車はさらに東へ。福島市を通過し伊達市へと行く途上、電光掲示板に「福島第一原発から50km」の表示が。
中通りからいよいよ浜通りへ入っていきます。
浜通りの相馬市に到着。丁度昼飯時だったので、有名な大盛り海鮮料理屋Hさんへ。海に近い相馬の新鮮な海鮮をたらふくいただきました。お値段もお手頃なので、是非皆さん相馬まで行って探してみて下さい。
その後さらに沿岸部に向かって行くと段々と津波の爪痕が見えて来ました。津波は6号線のあたりまで来たそうで、まとめられてはいますが、今だその付近は瓦礫の山が点在していました。港付近では、標識や電信柱が陸側に折れ曲がり、潰れた車が野晒しのままになっていて、倉庫などの建物も壁が3~4m剥がれ、中は荒れ放題のままほとんどが放置されていました。人影もほとんど無く、相馬港は半年経った今も漁業や流通が再開するには程遠い状況のようです。
初めて見る、目に見える被害を目の当たりにし、様々な思いを巡らせつつ相馬を後にしました。
お付き合いいただいた斎藤さん、本当にありがとうございました。
明日からはまた会津で研修頑張ります!
(写真は相馬港付近。)