地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
仮設住宅のお祭り
2011/09/10-つぼちゃん
こんにちは。インターン生のつぼちゃんです。今日はフィールドワークの日です。
【スケジュール】
09:00 中間報告書の作成
14:00 楢葉町仮設住宅のお祭りお手伝い
20:00 研修終了
今日の午前中は明後日12日の中間報告に向けた報告書作成を行いました。
会津に来て早10日が経ちましたが、その間にたくさんの経験をさせてもらいました。今日はこれまでの出来事や気付きを振り返ることができました。
午後からは、仮設住宅巡回カラオケバスツアーを運営されているKさんと共に楢葉町の仮設住宅へ向かい、お祭りでカラオケ大会を開催しました。
仮設住宅巡回カラオケバスツアーはKさんの所属する会津の飲食店組合が母体として行っており、仮設住宅相互の交流や住民のストレス解消等を目的としていらっしゃいます。
今回はバスツアーではなく、楢葉町のお祭りの一プログラムとして、櫓の上をステージとした住民によるカラオケ大会を開くことになり、私はその運営をお手伝いしました。
まずは会場となる仮設住宅の駐車場にカラオケ機材を搬入し、客席をセッティング。その後歌い手の受付の準備をしました。10組の方が手を上げて下さり、いよいよ本番、私は櫓の上でカラオケ機材の操作を担当させていただきました。
その中でとても印象深かった二組がいます。
一組目は細川たかしの「恋の酒」を歌った年配の男性。この曲は震災で亡くされた奥さんとよく一緒に歌われていたそうです。
この歌を聞いていると、改めてここが避難者のいる仮設住宅なのだと思い知らされました。勿論、それは頭では分かっていました。しかし、この方の歌声を通して、ここの方達が震災で大事な方を失ったり、また原発によって故郷から遠く離れた所に仮住まいし、お祭りさえも郷土で行えず、何時まで続くかも分からぬ闘いを続けているのだと、本当にほんの少しだけですが理解できた気がします。
二組目は仮設住宅の少女達。浴衣を着せてもらい元気一杯の彼女達は櫓の上でも大活躍。AKB48の「ヘビーローテーション」を仲良く熱唱していました。彼女達も震災で色々な物を失ったり心に傷を負ったはずです。しかしその天真爛漫さ、溢れんばかりの笑顔とパワーは、陳腐な言葉ですが、ここでの希望となっていくのではないか、そんな風に思えました。
この他、お祭りは楢葉町だけでなく、仮設住宅受け入れ先の美里町の方もスタッフとして、また出演者として協力なさっており、二つのコミュニティ間の交流が手探りながらも行われつつあるのだと気付きました。
最後に盆踊りに少しだけ参加し、私達は祭り会場を後に。
その後、Kさんに食事に連れて行ってもらい、そこでも仮設住宅についてお話を伺うことができました。
Kさんがいくつも仮設住宅を回られて直接住民の方から聞いた彼らの不満や望み、残りの研修期間で活かしていければと思います。
明日はいよいよ宇都宮での物産販売です。完売を目標に頑張ってきます!