地域密着型インターンシップ研修
地域を歩いてお勉強中!インターン生ごとの日記一覧です。
見えない被害
2011/09/07-つぼちゃん
こんばんは。研修生のつぼちゃんです。今日は地元の農産物を調理・加工して販売していらっしゃる食品加工所のSさんを訪問させていただきました。
【スケジュール】
09:20 素材広場到着
10:00 食品加工所Sさんで研修開始
16:00 Sさんでの研修終了
17:30 素材広場で報告、本日の研修終了
Sさんに到着して早速、宇都宮の物産販売で取り扱わせていただく某商品を製造させてもらいました。ご飯やお酒が進みそうなお漬物で、今日から明日にかけ一から完成までやらせてもらいます。
ご飯やお酒の進みそうなこの商品。気になる方は11日の帝京大学宇都宮キャンパスへ!生ものなので県外では中々手に入りませんよ!
他にもいくつかの加工品の工程に携わらせてもらいました。食品を真空パックに詰める装置や急速冷凍器など初めて見る機械を扱い、楽しくお仕事させてもらいました。
今日の気付きはSさんでの出会いから。
まずは社長のYさん。Yさんは以前ホテルで料理長をされていたそうで、その調理技術と生産者さんとの繋がりを活かし独立されたそうです。ここ福島で地元の食材を使った商品を開発するだけでなく、関西や四国など日本各地を飛び回り、地産地消を推進する商品開発について助言を行っているそうです。
今日も帰りに最近開発しておられる商品の試作品をいただき、農商工連携の現場にいる方の情熱を直に感じたように思います。
次に従業員のHさんです。今年高校を卒業なさってからSさんで働いていらっしゃいます。
Hさんは高校卒業時、ある企業から内定をいただいたのに、震災後内定取消しにあったそうです。高校で同じように取消しになった方が3人もいたとのこと。宮城県や岩手県については津波で会社が直接被害を受け、内定が取り消されるという情報はよく耳にしましたが、福島でも若者の雇用への被害はかなり大きそうです。
以前仮設住宅に訪問した際も、宮城、岩手に比べ報道の少ないことに不満を漏らしていらっしゃいました。福島は地震や津波による直接的被害は少なかったですが、原発による風評被害を含め、目に見えにくい所で被害が広がってるのですね。
明日も商品製造のお手伝い頑張ってきます!
(写真は人参を大量に皮剥き、刻んだためオレンジ色になった指です。)