会津・麗の食スタイル【古民家レストラン 独鈷】10~12月のメニュー

古民家レストラン 独鈷
【八重のさくら膳】

会津若松市内で唯一の古民家レストラン。
約150年前に建てられた家を持ち主が改装し、震災直後に古民家レストランとしてオープンしました。
ここの売りは会津産の自然薯の料理。
4時間かけて準備するすった自然薯は粘りも強く濃厚。
「これが自然薯?!」と驚くようなメニューに、素朴に自然薯の美味しさを味わうメニューまでが
コース料理で登場します。更には有機野菜にもこだわり、
もともとあった庭の畑でお店用の野菜作りをしてしまうほど。
今回の「八重のさくら膳」は、その自然薯と有機野菜を活かしつつ
明治時代の漆器を取り入れ、桜もイメージしたお膳になっています。
きっかけはご主人が100年以上前に作られた明治時代の漆器お椀に出会ったこと。
このままではもったいない、と、黒いお椀はご飯に、赤いお椀はお吸い物に使用し光をあてました。
150年前の古民家で明治時代に想いを馳せる・・。
そんなお昼時間があってもステキではないでしょうか。

【メニュー】
◆自然薯のちじみ
◆米ナスの肉味噌がけ
◆ごぼうの甘酢和え
◆季節の三種もり
◆白飯、自然薯団子入りお吸い物
◆香物
◆デザート(自然薯饅頭)

会津・麗の食スタイル「八重のさくら膳」1日10食限定
【期間】2013年10月1日~12月31日まで
【料金】1,800円(税込)

基本データ
【住所】〒965-0826 福島県会津若松市門田町御山村中372
【連絡先】0242-27-8059
【ホームページ】古民家レストラン 独鈷
【営業時間】11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
【定休日】毎週火曜日(祝祭日は営業)
【駐車場】20台完備

ご予約は素材広場でも受付可能です。(旅行業 第3-343号)



人気のふわっとした自然薯チヂミ。有機野菜にこだわりヘルシーなのも嬉しい。


「料理の合間に畑に出るのは楽しい」と独鈷さん。

敷地内の畑では苗を植え、野菜を育てている独鈷さん。
化学肥料を一切使用しないこだわりの有機栽培。
収穫時期を迎えたら、もちろんレストランの主力素材として登場します。


「収穫時期はレストランの準備に畑仕事に大変!でも採れたてが一番美味しいから」と笑顔で。


明治時代の会津漆器に魅せられ

明治15年、七日町通りで料亭を営んでいた「山田屋」さんが作った会津漆器をリユース。

「料亭山田屋」は今はないのですが、お店を片付けるときに偶然に居合せた福島市の人が譲り受け、
大切に保管していてくださいました。
さらに素材広場で譲り受けたのち、独鈷さんがこの漆器たちに注目したのです。
保存状態がいいものばかりではありませんが、「このゆがみも歴史があるからこそ」、と
独鈷さんが使うことを決めました。
「新島八重が生きた時代と同じ年を重ねたこの漆器を お膳に使用することで息を吹き返してほしい」
という思いがつまった「八重のさくら膳」です。


100年前のものとは思えないほどの光沢。木地の薄さは職人の技術の高さの表れだそう。
明治時代の漆器でご飯を食べるなんて、そうそうできる体験ではない。