会津・麗の食スタイル【古民家レストラン 独鈷】7~9月のメニュー
2013/06/27-素材を使った宿プラン
古民家レストラン 独鈷
【八重のさくら膳】
会津若松市内で唯一の古民家レストラン。
約150年前に建てられた家を持ち主が改装し、震災直後に古民家レストランとしてオープンしました。
ここの売りは会津産の自然薯の料理。
4時間かけて準備するすった自然薯は粘りも強く濃厚。
「これが自然薯?!」と驚くようなメニューに、素朴に自然薯の美味しさを味わうメニューまでが
コース料理で登場します。更には有機野菜にもこだわり、
もともとあった庭の畑でお店用の野菜作りをしてしまうほど。
今回の「八重のさくら膳」は、その自然薯と有機野菜を活かしつつ
明治時代の漆器を取り入れ、桜もイメージしたお膳になっています。
きっかけはご主人が100年以上前に作られた明治時代の漆器お椀に出会ったこと。
このままではもったいない、と、黒いお椀はご飯に、赤いお椀はお吸い物に使用し光をあてました。
150年前の古民家で明治時代に想いを馳せる・・。
そんなお昼時間があってもステキではないでしょうか。
会津・麗の食スタイル「八重のさくら膳」
【期間】2013年7月1日~9月30日まで
【料金】1,800円(税込)
基本データ
【住所】〒965-0826 福島県会津若松市門田町御山村中372
【連絡先】0242-27-8059
【ホームページ】古民家レストラン 独鈷
【営業時間】11:30~15:00(ラストオーダー14:30)
【定休日】毎週火曜日(祝祭日は営業)
【駐車場】20台完備
ご予約は素材広場でも受付可能です。(旅行業 第3-343号)
前菜には旬を、煮物には地の風味を。人気のふわっとした自然薯チヂミはかかさずに。
収穫時期はレストランの準備に畑仕事に大変!でも採れたてが一番美味しいから、と笑顔で。
「料理の合間に畑に出るのは楽しい」と独鈷さん。
敷地内の畑では苗を植え、野菜を育てている独鈷さん。
採れる夏野菜はナス、キュウリ、トマトなど化学肥料を一切使用しない有機栽培の野菜たち。
収穫時期を迎えたら、もちろんレストランの主力素材として登場します。
「庭先で採れたミョウガをつけておいたの。あるだけよー」なんて
ステキな偶然に出会えてしまうこともしばしば。
旬の素材は体に優しい、と思い出させてくれる場所でもあります。
独鈷さんの後ろに映っている古民家がこの畑をずっと見守ってくれているよう。
「収穫時期はレストランの準備に畑仕事に大変!でも採れたてが一番美味しいから」と笑顔で。
明治時代の会津漆器に魅せられ
明治15年、七日町通りで料亭を営んでいた「山田屋」さんが作った会津漆器をリユース。
「料亭山田屋」は今はないのですが、お店を片付けるときに偶然に居合せた福島市の人が譲り受け、
大切に保管していてくださいました。
さらに素材広場で譲り受けたのち、独鈷さんがこの漆器たちに注目したのです。
保存状態がいいものばかりではありませんが、「このゆがみも歴史があるからこそ」、と
独鈷さんが使うことを決めました。
「新島八重が生きた時代と同じ年を重ねたこの漆器を お膳に使用することで息を吹き返してほしい」
という思いがつまった「八重のさくら膳」です。
100年前のものとは思えないほどの光沢。木地の薄さは職人の技術の高さの表れだそう。
明治時代の漆器でご飯を食べるなんて、そうそうできる体験ではない。
投稿者: Yokota|この記事へのリンク