桃の可能性

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地元の農家さんが「桃のことは石井さんが一番詳しい」と言うほど、
栽培方法や桃の特徴などを知っているフルーツ石井の石井さん。
石井さんの桃はそのまま食べるのはもちろん、桃100%ジュースとしても味わえます。
その石井さんの桃とジュースを使ってデザートはできないか?
そんな思いから始まった桃のデザート作りです。
そもそも石井さんは会津美里町で4hrの桃畑を持っている果物農家。
桃以外にもプラム、りんご、高田梅などを作っています。
石井さんの栽培方法は「栄養周期栽培」といって巨峰会と同じ、
果物の周期にあわせた栄養の与え方、肥料の与え方、木の選定、手入れなどをする方法。
一言で桃と言っても現在の品種は数十種類。
石井さんは18種類を栽培しており、その品種の特徴を知っていてこそ
それぞれの品種にあわせた育て方ができるのです。
今日は商品開発で中心的にお願いしている方とモニター&取材で訪れた大学生と一緒に畑まで連れて行ってくれました。
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畑について桃を前にすると石井さんの実力発揮。
「果実は葉から栄養をもらって美味しくなるでしょう。
色を統一するために葉を取る方法もありますが、私は最後までとりません。
桃は味が完成する40日前で栄養を吸って美味しさが決まります。
10日前からはひときわ大きくなり、形も色もよくなったら収穫です。」
果実が美味しくなるには当たり前のことですが
石井さんのお話を聞くと改めて理解し、なるほどと納得します。
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「もいでみて」といわれて大学生Sさんがチャレンジ。
まっすぐ下に引っ張らないと桃に傷が付くんですね。
「傷がつくと商品としては出荷できない。だからそういう桃でジュースを作ったんです。」
石井さんの桃ジュースは桃そのままの味がする、桃をしぼっただけのジュースです。
1リットルなんてあっという間に飲めちゃうほど、自然の甘さが癖になる味です。
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一本の木の中でも「これが美味しい」と見てわかる石井さん。
Sさんは石井さんに言われた桃を収穫中。
「桃の畑に来たのも初めてだし、もいだのも初めて!」
畑で食べる新鮮な硬い桃に感動してました。
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場所を変えて、ゼリーの試食です。
石井さんの桃ジュースと桃を使って何種類も作ってくれたお菓子屋さん。
みんなで食べながら議論中。
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「桃栗3年、柿8年というので、桃と栗でパイを作りました。」
これもみんなで議論です
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石井さんが言うには
「桃は割れたところの盛り上がりで食べごろがわかります。
割れが浅くなり、両脇が盛り上がったとき。
桃にもね、美味しい部分があってね、ここが一番おいしいところ。
桃を切ったらかわいい子にはこの部分をあげるんだよ(笑)」
教えてもらった部分は茎と反対の、割れていないところ。
桃にも牛肉のように部位があるんですね
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今日の試作は「まさひめ」
桃の品種によって味が違うそうで、いろいろ勉強になりました。
石井さんのこだわり桃でデザートができる日が楽しみです

 
 
 
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