ジュンサイ採れはじめ-湯のやど楽山

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裏磐梯には約300もの湖・沼があります。
その中で、ジュンサイつくりをしている佐藤さんのところにいってきました。
昨年、支配人が絶賛したとてもいいジュンサイです。
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ジュンサイ採りをするのは89歳になるおばあちゃんとおかあさん。
今日はお父さんがジュンサイの説明をしてくれました。
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「今年はやっと採れるジュンサイになってきたんだよ。
今年のジュンサイだから食べてごらん」
と出されたジュンサイ。
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ジュンサイは葉ではなく、まわりのプルンといた「ヌラ」が命。
こんなにプルプルしています。
「まだ採れはじめだからヌラが少し弱いの。
ジュンサイの葉っぱが沼一面になることが一番いいとき。
その頃のジュンサイはもっとヌラが多くてのど越しがいいんだよ」
おばあちゃんが教えてくれました。
ジュンサイは葉っぱの下にある「芽」の部分を採ります。
それが大きくなると葉っぱになるんですね。
ここではジュンサイを採ったら自分の家で処理をしています。
「採った日に大きな鍋でジュンサイを煮て、その後水につけるの。
次の日には水が真っ黒になるんだよ。
水を替えながら2,3日すると水がきれいになるんだよ。
そしたら出来上がり。
ジュンサイは茹でないとヌラがでないからね。
生ジュンサイを買ってもこのヌラはないんだよ。
あとは芽の大きさで一番いい小さいのと中くらいのと、葉っぱになってしまった大きいのに
別けて、それを一個一個瓶詰めにしておわり。
瓶に詰めるもの手作用だからね。
時間はかかるんだよ」
ジュンサイを採るから瓶詰めまで全ておばあちゃんとお母さんの仕事だそうです。
本当に手間暇がかかっている!
「うちのジュンサイの瓶を最後まで使うとわかるけど
水一滴はいっていないからね」
おばあちゃんが誇らしげに口を添えてくれました。
この手間で出来上がったジュンサイ。
一度食べたら他のジュンサイが食べられなくなりますよ。

 
 
 
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