美人なシイタケたち

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完全無農薬のしいたけ作りに取り組むキノコハウス。
西会津町の一番奥、奥川の地でしいたけたちを育てています。
自分の育てたしいたけをこよなく愛するキノコハウスのママ、通称「キノコママ」の
シイタケ栽培をみてきました。
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キノコママにつれられてキノコのハウスに向かうところ。
ホントになにもない・・笑
よくキノコママが
「うちは突き当たりの家だから、家の前の道路なんて一日車3台くらいしか通らないのよ」
といって笑っていますが、
3台も通るの?くらいのんびりしてます。
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ハウスの中。
今まで見たキノコの栽培ハウスのどこより明るくて驚き。
ビニールは特殊なUVカットのシート。
風通しもよくて、光がいっぱい。
音楽もきかせて育てています。
「キノコたちも気持ちよくすごしたいでしょ。」
無農薬にこだわり、最近では世界基準のJ-GAPを取得!
福島県のキノコでは初だとか。
山のものだから、とそのまま栽培せず、温度調整、水管理、雑菌をいれない工夫など
手間隙をかけています。
というのも、キノコは朝晩の温度差が15度ないと出ないそう。
さらに35度近くなると菌が死んでしまう。
冬はハウスの中の温度を上げることはしやすいそうですが
夏は温度をさげることが大変。
「だから、夏キノコを育てる人って少ないのよ」
キノコのことを「この子たち」というキノコママ。
自分の子供のように愛情たっぷりに育てています。
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キノコハウスに戻ってお話中。
このキノコの中で一番いいのは?ときくと
収穫したばかりのキノコたちから選定中^^
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左が夏キノコ。              右が冬キノコ。
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選りすぐった美人どころたち(笑)
キノコの表面のふち近くにあるふわふわしたものは鱗皮(りんぴ)というそうで
それが、花火のように開いたものがいいキノコだそうです。
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さらに、採りたては裏が乳白色ですごくきれい!
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キノコが「ちびた」と呼ぶ
小さなキノコ。
「これがかわいいのよ~~」と見せてくれたのは
キノコが開く前の、くるんとしたところ。
初めてみました
羊の角みたいで、かわいい。
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乾燥キノコも作っています。
残ったものを乾燥させるのではなく、乾燥させるために採りたてを使うそう。
「採ったばかりのものを乾燥させると、裏が黄金色に出来上がるの。
ほらきれいでしょ。
採って数日おいたものを乾燥させると茶ぽい色になるのよ。」
シイタケ一つとってもいろいろあるんですね~
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ついでにキノコママ自慢の山の上の田んぼにいってきました。
飲める清水で育てているそうです。
周辺にはまだ残っていた蕨や山の恵みがいっぱい。
キノコママは散策にでてしまいました(笑)
キノコ大好き、山のものが大好きなキノコママです。

 
 
 
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