オーベルジュ土佐山

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2007年5月某日
高知県と愛媛県の仕事があり、高知空港へ。
高知といったら一度行きたかった「オーベルジュ土佐山」!
念願かなって行くことができました。
山の奥、とは聞いていましたが本当に山奥。
澄んだ川の流れを左側に、緑の濃い山間をのんびり走って、小さな部落を抜けたところに
山に溶け込むような自然さを持った建物が見えてきます。
駐車場にはかっこいい看板がお出迎え。
ここまできてよかった、と思える瞬間です。
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対応していただいたのは、オーベルジュ土佐山の支配人。
まだお若いのに落ち着いた雰囲気と和みの笑顔が素敵です。
建物は地元の木を使い、壁は土佐漆喰の重厚感。
館内はデザイナーさんが地元素材にこだわりぬいた木と光の空間が広がります。
オーベルジュには4棟の離れと、スタンダードの洋室があります。
離れへはスタンダードルーム前のオープン通路を通り、山の小道を抜け、
専用の橋をわたって行きます。
橋からは棚田も見えます
「夏には蛍も飛ぶんですよ」と支配人。
こんなところで蛍をみたら絶対に感動です。
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お部屋の前には一文字の部屋看板。
周辺の景色にあった、素朴な優しい花が飾られています。
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お部屋に入って、支配人が窓をあけると広がる景色!
見事に山だけ!
山の緑を見下ろすような感覚にとらわれます。
これは自然を見慣れた人でもずっと見ていて飽きないでしょう。
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部屋の家具にもこだわりがあります。
高知の職人さんが一個一個手作りしている和紙のランプ。
ちりめんの半てん。
部屋にいながら好きな音楽が聴ける環境。
水周りもすっきりとして、洗練された小物たち。
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ベッドは不自然なくらいの高さがあります。
「目が覚めて、ベッドにおきたときに窓の外の景色が見えるように高くしています。」
さすが!です。
一つ一つに理由があって、宿泊した人がいつでも心地よく自然を楽しめる空間。
地元のものを大切にし、手間がかかっても職人の温かな技術を活かしているオーベルジュ土佐山と映りました。
こんな山奥ですもの、きてよかった、と思える価値がこのこだわりだと思います。
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お食事ところには囲炉裏があり、インパクトのある書道。
お部屋の額文字と同じ方ですが、これも地元の有名な方。
部屋ごとに変えて書き、ダイニングにも飾られています。
夜の雰囲気はわかりませんが、窓の外一面に広がる緑で
朝食の時のすがすがしさがイメージできますね。
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満室で、それもお伺いした時間がチェックインの時間ぎりぎりでしたが
快く対応していただいた支配人に感謝でございます。
スタッフもにこやかで心地よい。
建物のこだわりに甘んじない、温かさを感じる対応です。
いつかは絶対に泊まりたい!と心に決めて帰ってきました。

 
 
 
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