会津地鶏のこだわり

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今回、会いたいと思っていた会津地鶏の生産者に会うことができました。
その地は三島町。
そう、会津地鶏が昭和63年に会津古来種と認められ、ここまで定着するために努力してきた会津地鶏の産地です。
今では会津を中心に生産者が増えていますが、ここ三島町と湯川村、下郷町などが最初の産地です。
その中でも、地鶏の販売に一番最初に一生懸命取り組んでいたのが「会津地鶏みしまや」です。
「会津地鶏は身のしまりだけでなく、噛んだときの旨みが濃い」と言われていますが
その定評を得るためには地道な努力をしてきた生産者がいるのです。
今回会津地鶏みしまやさんの仲介で初めて生産者の方に会えました!
右がその生産者さん。
左が会津地鶏みしまやの社長。
地鶏のハウスの中での撮影です。
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ほんとに広いハウスの中にたくさんの若鶏たち。
勝手気ままに動き回っています。
「会津地鶏は120日育てます。ブロイラーより長いんですよ。
その分、環境に気をつかったり餌に気づかったり毎日手が抜けません。」
ると鶏の大きさが一羽ずつ違います。
「大きいほうがオスで小さいほうがメスね。 
足の色も違うの。オスが緑っぽくて、メスが黄色いの。
同じく生まれても大きさがばらばらだし、餌の食べ方で育ちも違う。
あっちにいるのは別のハウスでいじめられていたからここに移したの。
同じ鶏でもやっぱり個性がでるからね。」
鶏にも鶏関係があるとは。
ハウスの外では野生の動物から地鶏を守る番犬「マリ」がしっかり仕事をしていました。
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今回特別に会津地鶏みしまやさんの処理場を見せていただきました。
「処理場は清潔が一番」とぴかぴかです。
当たり前ですが、鶏専門の処理機ですので見たことない機会ばかり。
なかには「砂肝洗浄機」なんていうのもありました。
「鶏は砂を食べるので、砂肝は必ず出ますね。会津地鶏は放し飼いなので、砂を食べる機会が多く、特に大きいです。
でも、食べると美味しいんですよね」
う~ん かわいい地鶏を見たばかりですが、そういわれると食べたい。美味しそう。
処理の仕方も流れ作業で一気に進めるそうです。
「でも、処理より解体のほうが時間がかかりますね。すべて人の手による作業ですので限界がありますから。」
一羽一羽手作業。
手間はかかりますが、品質を保持するための努力です。
生産者がいて、それを安全に届ける人がいて、会津地鶏の美味しさは守られています。

 
 
 
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